金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

4候補者に問う「医師不足」

2007年07月14日 06時59分40秒 | 青森県の医師不足
『東奥日報』
http://www.toonippo.co.jp/


医師不足‥医師不足は本県の積年の課題だが、公立病院の産科医不在、救急患者受入れ体制の縮小など事態はさらに深刻化している。医師不足の解消策は。


政府の言ってきた「医師過剰論」は、医療費抑制のための方便であり、先進国では最低水準の医師数、その中でも極端な医師不足の青森県の現状を打開するには、医師の数を増やし、医師が働きたくなる魅力ある青森県をつくるしかない。当面は「あおもり地域医療・医師支援機構」に続き、大学と地域の病院と県が一体となっての「医師育成機構」の設置に取り組む。それでも困難が続く場合には、青森県立保健大学への医学部設置を目指す。(渡辺英彦・社民新66)

医師不足の地域や診療科に勤務する医師の養成を増やし、研修医が都市に集中することを是正するため、臨床研修病院の定員を見直す一方、医師の過重労働を解消する勤務環境を整備し、女性の医師が働きやすい職場環境も整備する。また非常時に医師を派遣する緊急医師確保対策や、救急救命センターの設置、ドクターヘリの導入、小児初期救急センターなどの整備を助長する。さらには産科補償制度などの早期実現を目指す。(山崎力・自民現60)

政府はいまだに、医療費抑制のための医師数抑制製作に固執している。これをあらため、医師を増やす真剣な努力が求められる。国公立病院の産科、小児科切捨てをやめ地域に産科・小児科を確保するための公的支援を強化すること、医師養成数を抜本的に増やすこと、勤務医の過重労働を軽減すること、地域医療にかかわる診療報酬を引き上げること、不足地域・診療科に医師を派遣・確保する国の制度を確立すること、などに取り組む。(高柳博明・共産新37)

構造改革は地方国立大学の職員数や研究費を削減し、大学自らに営業努力を求めた。国立大学医学部が公立病院から医師を引き揚げたのも、地域貢献より、自らの病院収益の向上を優先せざるを得ない状況に追い込まれたからである。この上、救急医療を無理に進めれば、事態はさらに深刻化するだろう。医学部の定員増や地元合格者枠の拡大は将来のためにはなるが、急務なのは即戦力医師確保のための予算であり、構造改革路線の修正である。(平山幸司・民主新37)

-----------------------------------------------------

最新の画像もっと見る