金木病院

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救急再開の現場記録!

彦根市の取り組み

2007年02月21日 07時03分56秒 | その他
産婦人科医確保へ待遇改善   彦根市、対策費3800万円計上

『京都新聞』http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007022000142&genre=A2&area=S20

滋賀県彦根市は市立病院の産婦人科医師を確保するため、2007年度から医師に着任支度金の支給や待機手当の増額など待遇を改善する。

26日開会の3月定例市議会に提案する市立病院事業特別会計予算案に、医師確保対策事業費として3800万円を計上した。

医事課によると、支度金は他の医療機関から着任する医師に1人あたり50万円支給する。予算案には2人分を計上した。手術などの待機手当ては、現行の1回あたり昼9000円、夜1万2000円を、4月から昼1万8000円、夜2万円に増額する。

また、医師定着のための職場環境改善策として、研修や研究用の医療用品や映像機器などを200万円で購入する。医師の不足分を助産師による出産で補うため、新たに助産師5人を採用する。

さらに、看護師学校に在籍する学生3人を対象に、1人あたり1カ月5万円の奨学金を貸与。看護師と助産師に移転料(転居費用と交通費)を1人あたり13万6000円負担する。

彦根市立病院の産婦人科医師は3月末で現行の3人から1人に減るが、後任医師が決まっておらず、4月から診療を制限する。

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市が住民の願いに応えるのはいわば当然のことなのだろうが、昨今の住民不在の行政をあまりにも多くみせつけられてきたわたしどもにはとても新鮮に見えるのは皮肉だ。

五所川原市の教育長が3月議会を前に辞任した。「市長と市当局に猛省を促す」ための辞任という。

新年度予算に市内小中学校の障害のある子どもたちのための教員配置などを要求したが、市長に「金がない。ダメだ」と言われたという。一方では199億円の中核病院建設に問答無用で金をかける市の体質に嫌気がさした教育長の行動は理解できる。

内容を充実させていく努力を捨て、ハコモノに巨額の投資をすることで窮状を乗り切ろうとする政治手法はすでに古い。