金木病院

太宰治のふるさと津軽の金木町。危機に瀕した金木病院がみんなの協力でもちこたえました。

救急再開の現場記録!

大畑でも声あがる

2007年02月10日 06時41分55秒 | 青森県の医師不足
診療所の医師確保へ女性ら「守る会」結成
  むつ市大畑町署名運動開始
『東奥日報』07.2.10 http://www.toonippo.co.jp/

むつ市大畑町の女性たちが「大畑の医療を守る女性の会」を結成し九日、県が常勤医を引き揚げる大畑診療所について、医師確保や訪問診療の継続を訴える署名運動を開始した。署名は五千人分以上を目標に市内や周辺市町村からも集め、県に提出する考え。

南町町内会館で同日開いた集会には二十七人が参加。あいさつした発起人の和田栄子会長は、一人で診療を担ってきた同診療所医師への感謝の意を表した上で「自分たちの命は自分たちで守るという意識を地元が持つべきだ。嘆いてばかりいるのではなく、最善を尽したい」などと訴え、協力を呼び掛けた。

署名簿では病院機能を回復して入院と常時の救急受け入れを可能にすることや、訪問診療・在宅医療の継続を訴えている。

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当ブログでも取り上げている医療崩壊現場「大畑」で、住民が声を挙げた。医療リストラが進んでもいっこうに医療体制が改善されない下北地区は、県が推進する拠点病院構想のあやうさが端的に顕れている。

医療行政担当局は住民の声にもっと耳を傾けなければならない。「ない袖は振れない」では、県の医療を預かる者として努力不足・力不足のそしりを免れない。

署名運動は現在のところ金木と大畑の二地区だが、住民運動がさらに拡大する可能性は高い。医療問題が4月8日の県議会選挙に与える影響は大きいと言える。