金さんの「あっちこっち」Hot Line

大好きな奈良を走る金さんの東奔西走の日常活動録。家庭菜園や地域活動や、学校支援に走ります。

NO962 – 債務不履行

2015年06月30日 | コーヒータイム

 今年も1年の半分が終わった。1月から走りに走ってきたが、先週はやっと行事が少なく、自分を取り戻すことができたかな?

 

先日からニュースになっているギリシャが、国際通貨基金への約2100億円の返済ができなくなった。同じくプエルトリコが、8.6兆円の国債償還の不履行宣言をした。

 

2013年には、アメリカデトロイト市が180億ドルの返済不履行で破綻した。日本でも2007年、353億円の赤字を抱えて夕張市が事実上破綻した。

 

役所は倒産しない!と思っていたが借金返済ができなくなっている国や自治体の発生が現実のものとなってきている。

 

行財政改革が一時叫ばれたが、最近はあまり叫ばれない。叫ばれるのは「お金がないからできません」という行政マンの返答ばかりだ。特に住民にみじかな道路整備や河川整備など管理費は削減され、担当課などからは要望はたくさん聴くが予算は削られるばかりで、要望に答えていくことができません」という声が聞こえてくる。

 

夕張市の鈴木直道市長の記事

「財政破綻」は実際にどういうことなのか ?

 

・ ごみの収集を新設有料化し、1リットルあたり千葉市は0.8円。夕張では、1リットルあたり2円

  ・ 目黒区の水道料金と比べると、夕張市では倍くらいです。

  ・ 軽自動車は、破綻後に1.5倍

  ・ 市民税や道民税も、日本で一番高い設定

  ・ 夕張は260人いた市職員を半分以下の約100人にまで減らし、

  ・ 議員数も18人から9人に減らし、報酬も40%カットしています。

 

身を切るところも徹底的にやったけれど、まだ足りない。だから市民に負担してもらっているというのが夕張の現実です。

 

  ・夕張市の場合、市民税3000円⇒3500円、

  ・ 入湯税(150円)導入

  ・ 下水道使用料1470円⇒2440円。

  ・ 小学校6校と中学校3校は、それぞれ1校に統合されました。

  ・ 市役所以外に5か所あった行政窓口もなくなり

  ・ 夕張市立総合病院は診療所に縮小され、人工透析のために隣の岩見沢市立総合病院まで通う人たちのマイクロバス代は、市の基金で補助しても、現在1人あたり1か月に2万円かかっています。

 

これらは一部ですが、こうした生活の不便さは、普通に暮らせているうちはあまり意識しないけれど、体を壊して働けなくなって生活保護を受けたり、介護認定を受けてデイサービスを頼んだりするなど、ピンチを迎えたときに意識する。

 

 税金を納めていても、日常生活のなかで私たちが「行政はサービスを提供するもの」と感じることは少ない。ところが夕張は、ひごろ意識もしなかった空気のような「サービス」が急に薄くなってしまったわけ。だからみんなが“呼吸困難”を覚え、いろいろな場所から悲鳴が出てきたのです。

 

東京の生活を捨てて夕張市長を志した鈴木市長は、いいコメントを残しています。

「皆さんも高齢化率、人口減少、財政難という共通した課題を考えるのなら、これを一地方自治体の問題として考えるのではなくて、逆にこのケースを乗り越えたらいろんなことに対応できるモデルとなるだろう、と考えてみてはいかがでしょうか。」と。

 

奈良市でも、同じようなことが起こっていますが、「ゆでガエル」の状態です。


水に浸かった「カエル」が、下から火が焚かれて徐々に温度が高くなってきているのに気付かず、いつまでもそこにいる間に「ゆでカエル」になってしまうように、我々も「ゆでカエル」になってしまわないようにしなければいけない。

 

そのために、「要望・陳情」型の行政依存体質を改め、自分たちでできることはで自分たちで行っていく社会制度(仕組み)を作らないといけない。

 

一方、税金の使い方が、行政なかんずく市長の政策判断が大きく影響するので、我々はしっかりと政治を監視していかなければいけない。

 

市長は、市民から選ばれその掲げるマニフェストが支持されたと理解して、自分の政策実現だけを目指していては、本当の市民の生活向上にはならないことがある。奈良市の未来をひらけないことがある。

 

消滅自治体が叫ばれる中で、女性や若者支援は大切なことであるが、市長の目で見えないものや耳で聞こえないものに対して、市民や職員の目と耳を借りることが重要だ。

「庶民は賢!」

 

人を信用することだ!!!

 

信頼されない人間は命をかけない。

 

「ブタも褒めれば木に登る」


さぁ!明日から後半戦だ。人を褒め、励ましを送れる自分になっていこう。



 


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