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押したくても押せない人生のスイッチ

こそばゆいの通り越してヤバイです

2007-04-20 23:55:19 | ウェブログ
最近なぜか鬼畜と言われたりAV勧められたりするキミキズです。

恋愛CHU!の鬼畜ルート(なんであんなの作ったの?)を見てると女の子が可哀想でプレイできなかったり、エロゲーのエロはむしろなくてもいいキミキズなんですが、えー、もう鬼畜と言われてもしょうがない夢を見たのであえて公開。

まずどこかの教室。放課後なのか何なのかその辺の事情は知らないが、どこかの学校の教室に髪が腰くらいまである大人しい感じの美少女がいた。どんなやりとりがあったのかは忘れたがとりあえず『左手で上を右手で下を』攻めてました。おいおい、教室でそういうことやるなよ・・・
「はうっ」って感じの声&表情の少女、なぜかその顔を見てる俺。

そしていつのまにか舞台は資料室のような部屋へ。
そこで俺たちは・・・また同じことやってますorz
だが俺・・・


なぜ指をくわえさせる


いったいなにがしたいんだorz

まぁよくわからないけど『○○ちゃんとっても男の子♪』by時雨亜麻
って感じだね、あはは、コメントに困るよorz


さて、コメントに困る日は少しマトモな話を書くか。学校帰りにアニソンを聞いてて偶然浮かんだお話、どうぞ。


1979年 4月20日
今日、またあの人が私に会いに来た。
あの人と初めて出会ってから、会うのは何回目だろう。もう、覚えていない。
今日も仕事でこっちにくる用もないのに、わざわざこんな国にいる私に会いに来た。変わった人だ。

あの人と一緒にいると楽しい。あの人の話を聞いていると楽しい。時には私には理解できないこともあるけど、それを知るのも楽しい。
あの人の話すことは、この国では到底考えもできないことばかりで、到底得ることのできないものばかりで、少し失望もするけど、それでも私は楽しい。

でも、そろそろ終わりにしないといけない。

この幸せな時間が続けば続くほど、未来への失望は大きくなってしまうから。


エーファの日記 第一回 


1979 Ost Berlin(東ベルリン)

眞一「むしゃむしゃ・・・」

このバナナを食べている人は鷹條眞一。西ベルリンにある日本企業で働いている日本人。たまたま(東ベルリンに)観光に訪れていた眞一とはウンターデンリンデンで知り合った。以来、定期的に会うようになって、今はこうして私の家に来ている。

民間人である私が、西側に住む人間を自分の家に招きいれていることは問題だと思う。せめて、東ドイツに滞在していればね。
それを言うと、眞一は東ベルリンに引っ越してこようかなと、言い出した。でも、私は止めた。いつ、どこに秘密警察が潜んでいるか分からない国、選挙の自由すらない国、そんな国にこの人を住まわせるわけにはいかない。
いや、私が住んでといってもきっと無理よ。だって、これじゃ・・・ね?
東ドイツでは持っているだけで注目を浴びてしまうような貴重なバナナを一つ、また一つと子供がおやつを食べているように食べている眞一を見て、私は笑みを浮かべた。

眞一「・・・?」

眞一と出会い、私の考え方は以前にも増して西側に憧れを抱くようになった。
東ベルリンでも、多くの人が西ベルリンのTVを見ているので壁の向こう側がどんな世界か分かっている。でも、そんな世界に憧れを抱けば抱くほど、失望が大きくなるだけだとも、この国の人は分かっている。でも、この人は目に見える形で、ほんの少しだけだけど、この部屋を西側にしてくれた。
私の部屋に、高級品といわれる日本製の電気製品が置かれた。眞一はそれを

「日本で使っていたが、いらなくなった電気製品」

と言っていた。その中にはどう見ても新品のようなものまであった。
私の給料何年分だろう。こんなの受け取れない。
私は眞一に何もしていない。
でも眞一は

「持って帰るの大変だから」
「部屋に入りきらないんだ」

と半ば強制的に置いていった。

眞一は夢をくれた。
TVの中でしか見れなかったものが、目の前にある、それは西側にいるようで単純に嬉しかった。でも、いくら西側のものがあっても、私の心は晴れなかった。
私は、西側に行くことはできない。
いくら眞一が西側のもの(いくらか規制はあるよう)を持ってきてくれても、私は西側に行くことができない。
私は、それを知るたび失望した。
私は、贅沢なものはいらない。
でも、1つだけ失いたくないものがある。
でも、私は、いつか失うことになる。
私にとって一番大切なものを。
私は・・・


眞一とずっと一緒にいたい。


(第2回へつづく)

いきていく