福知山線脱線事故から15年

2020-04-25 09:52:42 | 日記
 今日4月25日はJR宝塚線(福知山線)事故から15年目を迎える。当日はたまたま梅田のヨドバシカメラに出向く用事があっていつも利用している阪急電車に乗り梅田駅で下車しすぐ隣のヨドバシカメラに入った。当時はデジタルカメラが本格的に普及し始めた頃でカメラ売り場はかなりの混雑だったようだ。店内をぐるり周りテレビ売り場に来るとたいそうな人だかりだったのを記憶している。それはこのJR脱線事故のナマ中継で緊迫した状況をアナウンサーが息を切らしてその場の様子を語っていたようだった。
 原因は運転手の速度超過運転で手前の停車駅伊丹駅でオーバーランし定刻時刻を取り戻そうとして速度超過となったのではないかというものだった。しかし、この福知山線だが事故発生以前にもかなりの速度で運行していたのではないかという疑問がある。それは私たちの仲間で同窓会の準備で幹事役が神戸において打合せをしていて数回にわたってJR福知山線を利用する機会があった。その時に思ったことだが、乗車していてあまりにも早いつまり速度超過ではないかと疑いたくなるような速度を度々経験していたのである。残念だが私の予感が的中してしまったということである。JRは狭軌(1067ミリ)でいつも乗っている阪急電車は標準軌(1435ミリ)でたまに乗って感じることはレール幅の狭さでよくもこれだけ速度が出せるなと心配していた。おまけに車両は阪急電車よりも一回り大きいようだ。
 この事故以後福知山線の運行速度は改定されてあの頃よりも随分と余裕のある安全運転に変化したことは間違いない。JR西の東海道本線を走行する新快速電車は130Km/hでの運行だ。よくもこれだけの速度で走行できるものかと驚くと同時にJRの技術の高さに感銘する。これは他のJR各社の追随を許さぬJR西の売りであろうが、くれぐれも事故の内容に祈るものである。







  写真は事故後の4月28日のもので規制線が張られ現場近くには行けなかった。クレーン上のカメラは報道陣が中継している模様である。反対車線に停車しているのは城崎温泉行の特急コウノトリで現場近くの住民が緊急停車のボタンを押して危うく二重衝突を免れたものである。


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