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六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

読書記録('22.10月)

2022-11-02 00:59:27 | Book

<10月購入雑誌>

※「週刊女性」2022.10/25号(10/14・九州遅れ発売)

burst! -危険なふたり- 公開舞台稽古

※「TVnavi (テレビナビ)」12月号(10/26・九州遅れ発売)

草彅 剛&香取慎吾 豪華共演★舞台report

※「月刊 ザテレビジョン」12月号(9/22・年間購読)

連載:お気楽大好き!【特別編】舞台「burst! ~危険なふたり~」Special!

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’22.10月読書記録

初読(3)+再読(1):4冊

読書メーターより

 

10/29【傲慢と善良 (朝日文庫)/辻村 深月】

(再読)文庫化(’22.9/30第1刷)購入で読み返し。

結婚相談所の小野里さんの話“現代の結婚がうまくいかない理由は『傲慢さと善良さ』にあるような気がする。”なるほどと思うけれど、結婚に限らず人間関係全てにあてはまる気がする。

今は多様性を尊重する時代、私の身内や友人は40,50代で結婚してない人もいる、それを負い目に感じる必要はないはず。

婚活は恋愛相手を探すのとは違うと考えるより、石母田さんが言ったように“大恋愛”のきっかけと思う方がいいと感じた。

 

10/15【名もなき星の哀歌/結城 真一郎】

記憶を取引できる店があるという不思議な設定ならではの伏線回収になるほどと思う。

ナイトの正体は早い段階で予想した通りの人物でその伏線は気付きやすかったけれど、特に気にしてなかった「ナイト」というあだ名の意味がラストで明かされ、あ、そうか、大ヒントだったな、と納得。

 

10/12【いなくなった私へ (『このミス』大賞シリーズ)/辻堂 ゆめ】

不思議な設定で先が気になりサクサク読んだ。

手記の男性が臥せっていた国は日本だったのか、この人物好きじゃない。理不尽な死に救いがあって欲しいとは思うけれど死は誰もが一度だけの平等がいいと私は思う。本編の主人公たちを否定するということではないけど。

優斗は何故梨乃を認識できたのか?いっくんのことを考えるとやっぱりではあったけど衝撃。映画「黄泉がえり」(原作にはない部分)が思い浮かんだ。

現実でもそうだけどカルト教団は怖ろしい。

 

10/7【永六輔 大遺言 (小学館文庫 さ 15-4)/さだ まさし他】

永六輔さんは本当に凄い方だと改めて思う。

感銘、驚き、笑い、興味深いお話がいっぱい。


読書記録('22.9月)

2022-09-30 21:52:57 | Book

<9月購入雑誌>

※「週刊女性」2022.10/4号(9/23・九州遅れ発売)新しい地図表紙

〈特写〉新しい地図、僕たちが歩んだ5年間

※「週刊女性」2022.9/20号(9/9・九州遅れ発売)はっぴょう会

※「月刊 ザテレビジョン」11月号(9/22・年間購読)連載:お気楽大好き!

※「JUNON(ジュノン) 」11月号(2022.9/21)新しい地図 5th Anniversary

※「週刊文春WOMAN vol.15」22年秋号(2022.9/21)

■三谷幸喜×草彅剛×香取慎吾 3人集まれば舞台の話

大満足の対談記事、興味深いし面白い。

三谷さん「90歳になったときの草なぎさんのイメージが湧くんですよ。たぶん今のまんま」って、確かにと思う。(笑)

ラスト剛くんの言葉「役くださいよ、役を!」に笑ったけど、三谷さん是非お願いします!

 

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’22.9月読書記録

初読(4)+再読(2):6冊

読書メーターより 

 

9/29【通夜女 (徳間文庫)/大山淳子】

(再読)文庫化(’22.9/15初刷)購入で読み返し。

2019年の単行本初読時には通夜女が実際にいても不思議ではないと感じたけれど、今のコロナ禍では通夜女が実在するのは難しいだろうと思う。

通夜女を名乗る老婆の信念が見事、小夜子の祖母トキばあの厳しい愛と母親の想いも沁みる。

折り紙エピ好きだけど太陽くんのことが悲し過ぎる。

六年後ケーキ屋さんとの再会ジーンとする。

ラスト痩せた犬が“生と死がすべてのものに平等に与えられるのを知り、おだやかな気持ちになっている”そんなふうに見えた、というところが印象深い。

 

9/24【そして誰もゆとらなくなった/朝井 リョウ】

ゆとり三部作完結、見事なタイトル。(笑)

 “ゆとりとか言っていられない年齢になった。“って、でしょうね。

今回画像が多くて、説明書きも面白い

尾籠な話は正直好みではないけど、仕方ないことではあるし..(^^;

とにかくまた笑ったー。

 

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〔宮部みゆき作品の現代ミステリは全て読んでいるけれど、時代物とファンタジーは読み逃した過去作品もあり、遅ればせながら今月ぼんくらシリーズを初読み。〕

 

9/21【おまえさん(下) (講談社文庫)/宮部 みゆき】

ぼんくらシリーズ読み応えあった。

弓之助の謎解き、話の進め方や聞いている人たちの反応でもわかりやすくなっていて納得。

おきえは上巻で見せていた顔とは違うことがわかり、政五郎同様嫌な気分がなくなった。おでこが幸せで良かった。

弓之助の兄淳三郎登場が愉快。丸助への花売りの助言素敵。

身投げして助かったものの「これからどうしたらいいんでしょうか」と泣くおしんへの本宮のご隠居様からの言葉「学問をしなさい」がとても印象的。

9/15【おまえさん(上) (講談社文庫)/宮部 みゆき】

ぼんくらシリーズ3作目。

冒頭お徳さんさんは何をしているのかとまず引きこまれた。斬り殺された亡骸の人像が消えずに残っていたのはオカルト的な感じかと思ったら、血が固まりやすい薬、なるほど。

身元不明の死人と生薬屋瓶屋の新兵衛殺しの下手人は同一と断言する本宮のご隠居様凄い。

本筋と別の仙太郎の事件、おでこの生い立ち、弓之助の家事情等もあり、とても長いけれどスムーズに読める。

過去が明かされても謎が増え、下巻へ。

 

9/12【日暮らし 下/宮部 みゆき】

葵殺しの下手人は下巻序盤でのおでこの言葉「佳い匂いがしました。」で予想した通り。その人物と湊屋との関係が明かされるのかと思ったのは違ったけれどなるほどの展開

弓之助とおでこが過去に同じような手口の殺人がなかったかを調べて葵殺しと繋がったことに納得。 平四郎が明るく立ち働くお六の姿を眺めながら唐突に胸をつかれ葵を哀れに思った場面ジーンとした。

湊屋の事情が前作「ぼんくら」からさらに不快だけど、平四郎が宗一郎を見送るとき気がついたことを総右衛門こそ感じて欲しいと思う。

9/9【日暮らし 上/宮部 みゆき】

「ぼんくら」の続編

 1話目おでこ、2話目佐吉とお恵、4話目お徳、それぞれ気がかりごとに折り合いがついて安心したし、3話目は葵が悪い人間ではないとわかり良かったと思っていたのに、5話目「日暮し」で大変なことがおこり下巻へと続く。どうなるのかドキドキ。

官九郎悲しい。

 

9/7【ぼんくら(下) (講談社文庫)/宮部 みゆき】

弓之助がうどん粉でとった正次郎の歯形が役立ち、剣術の稽古の成果も発揮され、仁平が捕まった場面が爽快。弓之助は上も下も雨だけどがんばった。厳しい剣術の師匠の言葉印象的。

湊屋総右衛門はひとかどの人物といえるのかもしれないけど嫌な感じ。スッキリはしないけど、平四郎の呟き「結局、これでおつまりだな」は仕方ないことだと思う。 おくめさん...悲しい。

9/5【ぼんくら(上) (講談社文庫)/宮部 みゆき】

5話拝む男の途中まで読んだ時点では、鉄瓶長屋の差配人になった佐吉は次第に認められ長屋を盛り立てていく展開かと思っていたのが違っていて、どんな裏があるのかと物凄く気になり下巻へ。

おくめのように意外にも良い人キャラ好き。単なる我儘娘ではなかったみすずも好感持てる。

明るい変わり者弓之助の登場楽しい。

 

9/2【落日 (ハルキ文庫 み 10-3)/湊 かなえ】

(再読)文庫化(’22.8/18第1刷)購入で読み返し。

解説に記されている著者インタビュー「再生に繋がる一日の終わりもあるんじゃないかと思ってこのタイトルにしました」とのこと。本作は辛い部分が多いけれど、ラスト感動的な青いマグカップ、香の決意が清々しくて、タイトルに肯定的な思いがこめられていることに納得。

大畠先生の器の大きさと、高飛車のようで実は思いやりがある正隆が好き。


読書記録('22.8月)

2022-09-01 00:18:41 | Book

<8月購入雑誌・新聞>(他にも掲載情報あったけれど買いそびれた。^^;)

※「週刊文春」(8/27九州遅れ発売)原色美男図鑑

※「月刊 ザテレビジョン」9月号(8/24発売・年間購読)連載:お気楽大好き!

※「サバカン」パンフレット(8/19)

※「月刊九州王国」(8/15)マイフェイバリット

※「週刊女性」2022.8/23・30号」(8/12・九州遅れ発売)表紙 〈特写〉草なぎ剛

※「日経新聞」夕刊( 2022.8/9)草彅剛が歩む俳優の道「思い出に突き動かされて」

※「サンデー毎日」 2022.8/21・28合併号(8/9ネット購入)表紙:草彅剛 巻頭グラビア&インタビュー7P

※「月刊 潮」(8/5ネット購入)【スペシャル・インタビュー】草彅 剛

※「eclat(エクラ) 2022.9月号(8/1発売)CLOSE UP 1 草なぎ 剛

※「家の光 」2022.9月号(8/1発売)表紙の人 草彅剛

※「ゆうゆう」2022.9月号(8/1発売)この人に聞きたい 草彅剛さん

※「月刊はかた」2022.9月号(8/1発売)草彅剛 『サバカン SABAKAN』

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’22.8月読書記録

初読(4)+再読(4):8冊

読書メーターより

 

8/25【子宝船 きたきた捕物帖(二)/宮部 みゆき】

シリーズ2作目。

欅屋敷の若が遂に登場!北一同様私もビックリしたけど、そうきたかー、という感じ。

第一話「子宝船」治兵衛さんからの忠告“赤子はしばしば儚く死ぬ。これは神様がなさること、そこに商いをかませちゃいけない”なるほどと思う。治兵衛さんが言うことはもっとも、というおかみさんの話がまたさらに印象的。真相は暴かれなかったけれど、北一の文庫が役立ちうまく収まって良かった。

二話でおきた凄惨な事件、三話での展開はやりきれない。

喜多次今回もさすが!

辛さも多いけど今後もきたきた捕物帖楽しみ。

 

8/17【イマジン? (幻冬舎文庫 あ 34-8)/有川 ひろ】

再読)文庫化(’22.8/5初版)購入での読み返し。

興味深い映像制作会社のお仕事

制作スタッフは身も蓋もなくいえば「雑用係」とのことだけど高い能力が必要だと感じる。差し入れの出し方も現場のスタッフやキャストの気分がアガるように工夫する、なるほどと思う。

タイトルと設定少し変えての有川作品映像化わかりやすい。

 

8/15【花宵道中/宮木 あや子】

辛い。遊女の物語だから切ないだろうと思っていたけどこれほどとは。「生きてゆくのは諦めてしまえばそう辛くない」という言葉が刺さる。過酷な境遇、胸が締め付けられる。

姉女郎と妹女郎、遊女たちの関係性にジーンとする。

「校閲ガール」と「セレモニー黒真珠」が面白くて好きだけどデビュー作は今まで躊躇していて、やっぱり苦しかった、でも読んで良かったとは思う。

 

8/12【猫弁と鉄の女 (講談社文庫)/大山 淳子】

(再読)文庫化(’22.7/15第1刷)購入での読み返し。

シリーズ7作目第2シーズン2巻。大好きな猫弁、いつも大満足。

”鉄の女”である宇野勝子は最初から好感持ったし、次巻「猫弁と幽霊屋敷」でその後が記されているのを読んでいて、さらに好ましく感じる。

初読時に冒頭読んだ時点では、サモエドが登場する話としてまくらの意味合いかと思っていた“犬も歩けば”の過去エピ、百瀬の母親に関する伏線なんだよね、と思いながら最初からジーンとする。

 

8/9【ツナグ 想い人の心得 (新潮文庫)/辻村 深月】

「ツナグ」の続編。単行本刊行は2019年だけど気付いてなくて(^^;書店で文庫本(’22.7/1発行)みつけてビックリ、もちろん即購入。

歩美が使者(ツナグ)となって7年の設定。1話目冒頭では、あれ?使者変わったの?と思ったけど納得の展開。前作で辛さが残った美砂も今回救われる形になって良かった。

描かれている面会どれもジーンとするし、4話目での使者を必要としない物語も素敵。

歩美が、使者として、それを抜きにしての一青年としても、成長する姿にグッとくる。

 

8/7【塞王の楯/今村 翔吾】

今までお城の石垣を見て、機械がない時代に大変だっただろう、と思うくらいで、石垣造りを行う石工の集団のことを全く知らなかった。本作で知ったその技術はもちろん凄いし、合戦時にこんなに関わっていたのかと驚いた。

石垣を造る穴太衆の匡介と鉄砲を作る国友衆の彦九郎、どちらも戦を終わらせたいという願いがあるのに、両者対決大津城の戦いで人が亡くなる。まさに矛盾と思う。

京極高次とお初の方が穴太衆職人たちに声かけするのは史実ではないだろうと思うけれど、温かい気持ちになって好き。

 

8/4【希望の糸 (講談社文庫)/東野 圭吾】

(再読)文庫化(’22.7/15第1刷)購入での読み返し。加賀恭一郎シリーズ、従弟の松宮がメイン。

ミステリとしてなるほど感もあり、中盤犯人の自供後関係者それぞれの心情がわかり人間ドラマと感じる。

ただ初読時にはあまり気にしなかったけど、それぞれが自分勝手な部分あると思う。

萌奈が父親から聞きたかった言葉はシンプルだけど深い。行伸がその言葉を発することができて良かったけれど、娘が生まれたときからそのことを一番大切に考えるべきだったと思う。

松宮の成長著しく、登場少なくても加賀はやっぱり凄い。

 

8/1【発注いただきました! (集英社文庫)/朝井 リョウ】

(再読)文庫化(’22.6/25第1刷)購入で読み返し。

企業からの発注、提示された条件に合う物語をたくさん生み出すことができるって凄い。

“はじめに”と”おわりに“の文章、作品毎の【感想戦】も面白くてさすが。

単行本刊行は2020年3月、文庫本には2020年4月以降の日本を舞台に一日一人ずつ作家が小説・随筆を執筆する企画の作品が追加で掲載されてる。日付指定7月1日担当になった朝井さん持ってるなぁ、と思った内容の「お守りがわり」ほっこり。


読書記録('22.7月)/ 剛くん誕生日(7/9)

2022-07-31 13:35:09 | Book

<7/9草なぎ剛さん48歳のお誕生日>

48歳のお誕生日おめでとうございます!

天才的な演技、バラエティ、CM出演、大活躍の剛くんに元気もらってます。

お正月のななにーテーブルクロス引きでの、成功を超える驚嘆の傾きグラスに大笑い、ホント凄かったです!今後もハッピーな奇跡を期待してます。

(投稿ツイートタグ:#草彅剛48回目誕生祭_0709 #草なぎ剛)

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<7月購入雑誌・新聞>

※「毎日が発見2022年8月号」(7/28発売・ネット購入)カルチャーインタビュー

※月刊 ザテレビジョン9月号(7/24発売・年間購読)連載:お気楽大好き!

※「TV LIFE 15号」(7/22九州遅れ発売)仲野太賀&草彅剛in『拾われた男 LOST MAN FOUND』

※「JUNON(ジュノン) 2022年9月号」(7/22発売)草なぎ剛/おみやげ話をたっぷり。

※「キネマ旬報 2022年8月上旬号」(7/20発売・ネット購入)

                           グラビアインタビュー草彅剛×金沢知樹[監督・脚本] 「サバカン SABAKAN」 ■木俣冬

※「朝日新聞7/10朝刊」朝日広告賞 準朝日広告賞「メルカリ」

※「GALAC 2022年 8月号」(7/6発売・ネット購入)【表紙・旬の顔】草なぎ剛

※「TVfanCROSS Vol.43」(7/6発売・ネット購入)「拾われた男」仲野太賀×草彅剛

※「九州LOVEWalker2022夏」(7/2発売)草彅剛 『サバカン SABAKAN』

※「日本映画navi vol.100」(7/1発売・ネット購入)草彅剛 『サバカン SABAKAN』

 

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’22.7月読書記録

初読(9)+再読(1):10冊、コミック1冊

きーた - 読書メーターより

 

7/30【誘拐リフレイン 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)/歌野 晶午】

シリーズ3作目。前2作は連作短編だったけれど今回は長編、ひとみは17歳。

引きこもりの由宇は1作目の中学生死亡事故に関係していた慎吾の弟、あの事故の辛さをさらに強く感じる。

複雑な誘拐事件、ひとみの推理は見事。 犯人はなんとなく予想してたけど、あんなに知恵があったとは違和感あるし、明らかになったことが酷すぎてショック。

1作目では舞田家面白いと思っていたけど、ひとみが不幸だと感じる境遇だったのに、今回ハッとさせられた。

 

7/26【名探偵は反抗期 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)/歌野 晶午】

シリーズ2作目。 11歳だったひとみが14歳に、前作ではひとみの言葉をヒントに叔父の歳三が事件を解決する形だったけど、今作はしっかり本人が推理力を発揮している。

語り手がひとみと小学校の同級生で中学は違う高梨愛美瑠、ひとみの名探偵ぶりが描かれているけれど、愛美瑠が主人公という印象も強い。

愛美瑠の友人凪沙と夏鈴のキャラが愉快で、ひとみと彼女たち4人の会話が楽しい。

ただし事件はやっぱり辛いし、愛美瑠の家族のことで複雑な気持ちになるラストだった。

 

7/22【名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート (角川文庫)/歌野 晶午】

単行本「舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵」の文庫化時に「名探偵、初心者ですが 舞田ひとみの推理ノート」と改題されたらしい。

タイトルでの探偵はひとみを表していると思うけれど彼女が推理するわけではなく、姪のひとみの言葉をヒントに叔父で刑事の歳三が事件を解決する形、納得できる。

事件の真相の意外性や繋がりになるほど。中学生死亡はやりきれない。

歳三の兄(ひとみの父親)と姉のキャラも面白くてやりとりが楽しい。

野々島愛のことビックリ、ひとみはやっぱり鋭い。

 

7/20【俺ではない炎上/浅倉 秋成】

そうだったのかー、納得。巧みな構成で満足感大きい。

夏美に担任が父親のことを伝えたとき、教頭先生がお休みのことは何か関係あるの?と思った、これ伏線だったのか。

小学校の娘がいるのは本人の年齢考えたらあり得ない、というツイートも気になったけど時系列疑わず騙された。 途中イライラ感あった部分が真相わかって解消され快い。

タイトルの“俺ではない”は、泰介が自分は犯人ではないと訴える言葉というだけでなく、多くの人が「自分は悪くない(悪いのは“俺ではない”)」と考えているという意味もあるのかな?と思う。

 

7/19【マイクロスパイ・アンサンブル/伊坂 幸太郎】

ハッピーな物語で楽しい。

猪苗代湖でのイベント「オハラ☆ブレイク」で小冊子として配布された小説7年分と書き下ろし追加で単行本化。出演アーティスト(失礼ながら私は全く知らない)の曲を題材にしていて、作中に引用の歌詞が素敵。

別の世界にいる少年とハルトの危機をこちらの世界にいる松嶋君の何気ない行為が救う面白さ。マグカップは特に愉快。

別の世界と行き来できる扉が出る条件笑った。

門倉課長好き、宝くじ当たって全額寄付の伏線回収気持ちいい。

 

7/16【ちはやふる(49) (BE LOVE KC)/末次 由紀】

名人位・クイーン位決定戦第5試合、凄い緊迫感で読んでる自分も息詰まるほど。

詩暢ちゃんが自分と向かい合い千早に感謝して「示そう 二人で 一人より 友達と一緒に頑張ったほうが強くなるって」のところ好き。

太一「ありがとな花野さん かるた部にはいってくれてさ」のシーンにウルウル。

最終巻は12/13発売予定とのこと、ドキドキ。

 

7/12【猫弁と幽霊屋敷/大山 淳子】

シリーズ8作目(第2シーズン3作目)大好きな猫弁が続いていて嬉しい。

今回も色々なことが見事に繋がり、感動的で大満足。

プロローグの手紙が何だったのかわかるシーン、晴人宛のもう一通の手紙にも感涙。

事故物件についても考えさせられ、百瀬の言葉に感じ入る。 動物たち(ハクビシン含む)の無事や、猫弁オフィスを離れたゴッホ、ボコ、ハンニャも幸せで良かった。

毎回存在感大きい七重さん、本作はまた特に印象深い。

 

7/8【クジラアタマの王様 (新潮文庫)/伊坂 幸太郎】

(再読)文庫化(’22.7/1発行)購入で読み返し。

軽妙な文章、伏線回収の見事さ、斬新なコミックパート、とにかく面白い。

文庫版あとがきに作中出てくるパンデミックの話について記されてる。09年の新型インフルエンザ騒動が下敷き、単行本刊行は19年夏、その冬にコロナ、文庫化に際し手を入れたい部分もあったが基本的には修正なしとのこと。

パンデミックの怖さ、感染症は重要課題と準備してた池野内議員の凄さ、初読時より強く感じる。

「短期的には非難されても大局的には大勢の人を救うほうを選ぶ」栩木さんの英断爽快。

 

7/6【シャルロットのアルバイト/近藤 史恵】

シリーズ2作目。賢くて可愛いシャルロットと愛情深い池上浩輔・真澄夫妻、素敵な家族にまた会えて嬉しい。

池上家の暮らしは穏やかだけれど(ふたり同時の繁忙期は大変だけど)各話で描かれるできごとに色々考えさせられて、犬と一緒に暮らすための大切なことを教えてもらえる感じ。

我が家も前はシェパードが家族(今はミニチュアダックスフンド)で“子犬は天使で悪魔”ってよくわかる。 大型犬の方が寿命は短い、浩輔の、新しい仕事よりシャルロットとの時間を大切にしたい、という言葉にジーンとした。

 

7/3【パリン グリン ドーン(特典付き)/中居正広他】

「中居正広のキャスターな会(ニュースな会)」の絵本第2弾。

なさいくんは地球のような存在なのかな? ”ちょっとつかれたなさいくん、だけどみんなはすきほうだい”が刺さる。

なさいくんを心配するふたりはのんちゃんとびりーくん? ふたりだけでなく他のみんなもなさいくんをいたわる気持ち多分持ってるよね、と思う。

なさいくんのともだちをみつけるのも楽しい。みやっち前回より上手だな。

 

7/2【九度目の十八歳を迎えた君と (創元推理文庫)/浅倉 秋成】

18歳の姿のままずっと高校に通っている美咲、同級生だった間瀬は彼女を目撃して驚くけれど、周囲はそれを受け入れている。不思議な設定だけど、読み進むうちに、なるほど、と感じた。

「年齢を患う」という言葉が印象的、姿がそのままということはなくても、そのような感覚になることが現実にもあるもしれない。

登場人物の中で教頭先生が素敵。


読書記録('22.6月)・6/1ギャラクシー賞贈賞式

2022-07-08 16:28:03 | Book

<6月購入雑誌・新聞>

※朝日新聞6/27朝刊

「拾われた男」見開き広告

※女性セブン 2022年 7月7日・14日合併号」(福岡6/25土曜発売)

山田EYEモードスペシャル インタビュー草彅剛

※月刊 ザテレビジョン8月号(6/23発売・年間購読)

連載:お気楽大好き!

※週刊文春WOMAN 2022夏号(6/22発売・ネット購入)

草彅剛×金沢知樹 映画『サバカン SABAKAN』の世界

(金沢監督との対談凄く良かった!映画や過去ドラマのことはもちろん、剛くんのご両親についての話も嬉しい。)

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’22.6月読書記録

初読(4)+再読(2):6冊

きーた - 読書メーターより

 

6/24【教室が、ひとりになるまで (角川文庫)/浅倉 秋成】

従来のカバーの上にある新しいカバーに“「六人の嘘つきな大学生」の次はこれ!”と記されていて、はいと思う(笑)六人の..が好みだったから期待して…。

先が気になりどんどん読み進んだものの、なんだかモヤモヤ感が残る。

犯行動機が理解しにくくて、命を奪われた生徒たちが気の毒でたまらない。

能力の引継ぎはこの後どうなるのか気になる。今回で途絶えるのかな?

 

6/21【バスクル新宿/大崎 梢】

現実での「バスタ新宿」(正式名称:新宿南口交通ターミナル)が「バスクル新宿」なるほどのネーミング。

私の実家は南信で、関東に住んでいて高速バスで帰省していた頃は新宿西口待合室は地下だった。福岡にきて新宿に縁がなくなっていたけど数年前東京から実家に行く機会があり「バスタ新宿」ができていてビックリしたのを思い出した。

空港や駅等も色々あると思うけど、夜行バス、バスターミナルは独特の人間ドラマがあるように感じる。

最終話は各話の登場人物たちがそれまで全く面識なかったのに集まることになって印象深い。

 

6/17【六人の嘘つきな大学生/浅倉 秋成】

思いがけず爽やかな読後感で好き。巧みな構成、納得の伏線回収、少し不自然さ感じる部分あるけど気にならず満足感大きい。

―就職試験―2011年シーンは冒頭名前が出てる波多野目線だけど、途中挟まれる2019年のインタは誰がしているのか?と読み進みそれは予想ついた。

ーそれからーはその人物が語り手、犯人かと思ったけど違って、本当の犯人と動機がわかりなるほど。

最初に犯人とされていた人物が残したZIPファイルでのどんでん返しにワクワク。

「一面だけを見て人を判断することほど、愚かなことはきっとないのだ」印象深い。

 

6/12【あずかりやさん まぼろしチャーハン(ポプラ文庫)/大山 淳子】

(再読)文庫化購入(22.6/5第1刷)で読み返し。シリーズ第4弾、素敵な物語に癒される。

5話収録の真ん中にある表題作は驚くほど短いけれどとても温かくてタイトルに納得。

1話目「ラブレター」は前作「彼女の青い鳥」に登場した女子中学生のその後がわかって嬉しい。

2話目「ツキノワグマ」では「桐島くんの青春」の友人たちの懐かしさや切なさ感じ、北林さんからのあずかりものを返すシーンに感涙。

4話目「高倉健の夢」ユーモラスで楽しい。

最終話「文人木」の力強さ、ラストの言葉が印象的。

 

6/7【ただいま神様当番 (宝島社文庫)/青山 美智子】

(再読)文庫化購入(22.5/24第1刷)で読み返し。

青山作品好きで全て読んでいて本作もその温かさをまた堪能。

ただ神様当番になるきっかけにちょっと抵抗ある(リチャードのケースは理解しやすいけど)ことは再読でも変わらなかった。

神様が入った左手でしたことは自分が本当の本当にやりたかったこと、という福永社長の言葉に納得感あり、それがラストの一行に繋がっている感じがする。

文庫本巻末特典の特別対談興味深い。

 

6/2【ただいまつもとの事件簿 (光文社文庫)/新津きよみ】

冒頭いきなり“前で”が出てきてクスリ。南信出身の私が信州の方言で一番に思い浮かぶのは“ずく”だけど、最初のシーンで“前で”を自然に入れた方言説明に納得感ある。さすが長野県出身の新津先生!と思う。

謎解きはちょっと肩透かし感あるけど、松本に移住した人たちの出会いが色々あって良かった。

読後に知った執筆の経緯興味深い。長野県内の書店が参加した企画で小説にしてほしい長野県の名所・旧跡などを読者から募集して、1 位になった松本城(2 位上高地、3 位善光寺)がある松本市を主な舞台として書き下ろされたとのこと。

 

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6/1:第59回ギャラクシー賞贈賞式の生配信を観た。

15:00~17:15の贈賞式、配信開始前の待機中に式次第が表示されていて、剛くんが受賞したテレビ部門個人賞は16:23からとわかり登場前は家事をしようかと思っていたけれど、最初のCM部門からずっと見応えあって、受賞は名誉だと感じることができる賞だと思った。

テレビ部門フロンティア賞のCBCテレビ・定期配信型ドキュメンタリー「ピエロと呼ばれた息子」感動的。

フロンティア賞は2017年度第55回に「72時間ホンネテレビ(AbemaTV)」が受賞したことうっかり忘れていたけど(^^;慎吾くんが贈賞式に登場したこと思い出した。

 

個人賞のコーナー、最初に流れた「青天を衝け」紹介映像に涙、編集素晴らしい。

剛くんのスピーチは明るく、率直な喜びが溢れていて素敵だと感じた。

司会者席のパーテーション(?)が落ちるハプニングや、スピーチ軽すぎると思われるかも?とちょっと心配も感じたけ(^^;あのスピーチは剛くんならではと思う。

祝福に駆けつけてくださった堤真一さんとの楽しそうな様子も観ることできて最高!

 

審査員の永真理さんのツイート嬉しかった。

『#青天を衝け 出演は「地上波に出られる!と思った」と話し「テレビ大好き!」と連呼する笑顔はなんともお茶目』

『「慶喜のことよく知らなくて」と正直過ぎるほどのコメントに、そこからあの慶喜を作り上げたとは!と感嘆』

翌日のワイドショーで映像出ること期待していたけど、私が見たのは地上波ではテレ朝のグッドモーニングだけ、ABEMAエンタメニュースには流れた。

過去には複数のワイドショーでギャラクシー賞を扱っていたのを見たことあるのに、今回「テレビ大好き」と率直に喜んでいた剛くんの映像を流してくれたらいいのに、これはガッカリだった。