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六日のあやめ

大ファンの草なぎ剛さんとさだまさしさんに関すること、愛犬マロのこと、読書記録等を記す。

草彅やすともの うさぎとかめ / 読書記録('22.5月)

2022-06-01 00:37:16 | Book

 

昨年放送された読売テレビのバラエティ特番「草彅やすともの うさぎvsかめ」がレギュラー化され「草彅やすともの うさぎとかめ」と番組名少し変更で5/15から放送開始。

対決企画が変わったわけではないけれど“vs”ではなく“と”になって好き。

 

「人は誰しもウサギでありカメでもある」 草彅剛さんの人生哲学 | 毎日新聞

 自然体で穏やかな雰囲気をまとう俳優・歌手の草彅剛さん(47)。関西の漫才コンビ、海原やすよさん(46)、ともこさん(50)と共に司会を務めるレギュラー番組は、童話「...

毎日新聞

 

毎日新聞対談記事での剛くんの言葉がホント感慨深い。

 

読売テレビの番組で全国放送ではないけれど、TVerで視聴できるから嬉しい。

5/15:レギュラー放送初回、特番からさらに面白くなったと感じた。

3人の会話楽しい。メレンゲ作りでの発言「あのテレビ」やすよさんと「鷹の爪」つよぽんにすかさずともこさんからツッコミとか、笑いどころいっぱい。

5/22:オズワルド畠中さんが作った曲が予想してたより良くて、ハラミちゃんと剛くんとのセッションで聴いてさらに素敵な曲だと感じた。

トライアングル持ってたけど伊藤さんは演奏できず「草なぎさんが口ずさみはじめたときくらいから俺のトライアングルが80㎏になった」という言葉に大笑い、納得だった。

5/29:ラーメン記憶対決でのウーイェイよしたかさんの娘さんが可愛くて応援してた。優勝のもえあずさん凄い!SUSURUさんは残念でした。

つよぽんとやすともさんトークはいつも最高!

ラストつよぽんからの言葉「手を振れば終わる」ぷっすま思い出す、どちらも人を傷つけない笑いで楽しむことができる素敵な番組だと思う。

次週は吾郎さんゲストで楽しみ!

 

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’22.5月読書記録

初読(5)+再読(2):7冊

きーた - 読書メーターより

 

5/30【マスカレード・ゲーム/東野 圭吾】

シリーズ4作目。「ホテル・コルテシア東京」への潜入捜査3度目、同じホテルという理由納得できる。 山岸さんは海外勤務だから今回はいないのか、と思っていたら、新キャラ梓警部にイライラしていたところに登場で凄く嬉しかった。

尾方道代と名乗る女性の正体が予想通りと思いきや、え?違うの?急展開に興奮。

入江悠斗は罪を犯した人間だけど日頃の行動が明かされて切ない。実際に何度も歩いてそれに気付いた新田、神谷良美さんの反応もジーンとする。

前作まで実は能勢さんが一番好きだったけど今回新田の魅力を感じる部分が多い。

 

5/26【ドミノin上海/恩田 陸】

まずは前作同様“登場人物より一言”えり子姐さんの苗字が市橋になってるー、ワクワク。

プロローグ後に見開きでどどーーんと出るタイトル、読む映画って感じ。

優子ちゃんと厳厳お互いに「むむ、できる」「あの女、できる」笑った。熱血柔道少女とアウトローパンダ最高!(笑)

ダリオのことは悲しかったけど、面白かったー。

 

5/18【ドミノ (角川文庫)/恩田 陸】

(再読)最初の登場人物より一言(単行本はイラスト付きだけど文庫本にはない)初読み時には人数多過ぎで読むのがメンドウに感じたけど、本編を読み出すとそれぞれ個性的で登場した時点で覚えることできて、関係性もわかりやすかった。再読だと、えり子姐さんカッコいいんだよね、とかこの時点で既に楽しい。

大変な事件がおこるけど、登場人物たちのオトボケ感やドタバタについ笑ってしまう。

演劇好きだから「エミー」のオーディション興味深い、麻里花ちゃんの演技は「チョコレートコスモス」のワンシーンかと思うくらい。

 

5/14【傑作はまだ (文春文庫 せ 8-4)/瀬尾 まいこ】

智が好青年で楽しく読めた。謎めいたところがあり何か辛いことが出てくるんじゃないかと心配だったけど、ずっと明るくてほっとした。もちろん現実でも小説でも悲しいことが全くないなんてことはないわけで、智が病気や死に架空の世界でまで触れたくない理由があったけれど。

小説から付けた名前になるほど「きみを知る日」美月さんのセンス素晴らしい。

 

5/9【レンタルフレンド/青木 祐子他】

七美がレンタルフレンドの仕事をはじめるきっかけになった結婚披露宴に納得。新婦は中高生時不遇な境遇で呼べる友達がいない、新郎やご両親が出身校を気にしなくても親戚と関係者がうるさい場合がある、という事情になるほどと思うし、キャンドルサービス時中高校友人席に感謝する新婦の涙や、七美も心から見知らぬ新婦の幸せを祈っていたことにジーンとする。

家族や友達の代行サービスは現実にあるけど詳しく知らなかった、演技力や機転を利かせる必要があって難しい仕事だと感じた。

 

5/5【残り全部バケーション (集英社文庫)/伊坂 幸太郎】

(再読)好きな作品で何度も読み返していて内容わかっているのに毎回ワクワクする。

主要登場人物たちは悪いことしてるんだけど魅力的で、グッとくる部分も多い。

各章それぞれが伏線回収多くて面白いし、最終章でさらに繋がる爽快感。

単純に笑い話として語られているのかと思っていたメルマガ着信も伏線なんだよね、ラストの一行凄い。

 

5/2【正欲/朝井 リョウ】

マイノリティというとLGBTやアセクシュアルとかの性的指向のことがまず思い浮かぶけど、本作で描かれているのは特殊性癖、性的嗜好のことだと思う。その苦悩はとても大きいと感じた。

佳道と美月が生きていたいと思うようになり、大也も繋がることができて希望あったのに、結局は辛いラストでやるせない。最初に特集「児童ポルノ」の記事があり逮捕はわかっていたけれど。

佳道と美月がお互い「いなくならない」と伝える気持ちが救い。大也が八重子のことも繋がりのうちに数えていて欲しい。

越川さんは好感持てる。啓喜は理解できるのか?


読書記録('22.4月)/ 剛くんギャラクシー賞受賞

2022-04-30 14:44:19 | Book

<’22.4月読書記録>

初読(6)+再読(8):14冊

きーた - 読書メーター

4/26【たまごの旅人/近藤 史恵】

海外旅行の添乗員になった遥、アイスランドを皮切りに、スロべニア、パリ、西安、4回のツアー体験が描かれ彼女の成長を感じたあと、5話目は2020年。コロナ禍で特に影響受けている職種をすぐ題材にしてさすが近藤先生と思う。

“たまご”は新米のことだと思ってたけどそれだけじゃなく、遥が憧れていた宮城さんの言葉と最終話での遥の思いになるほど、納得のタイトル。

我儘なツアー客はイライラした。人それぞれ様々な気持ちがある描き方で、遥はしっ

かり対応して毎回気持ちいいラストになってるけど、老害って感じのおっさんホント腹立つ。

 

4/20【これは経費で落ちません! 9 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)/青木 祐子】

山崎さんからの食事の誘いに応じた森若さん、有能なふたりの話は興味深い。山崎さんやっぱりカッコいいと私は思うけど、森若さんが“太陽に会いたい。営業部が不安定になっているのは、あの明るい男が消えたからだ。”と思うのは頷ける。

派閥も気になりつつ税務調査大変そうだけど、新発田部長が言う通り経理部メンバーは精鋭、今回特に真夕ちゃん成長著しいし、美華さん優しくて、ワクワク感ある。

鎌本は相変わらず嫌な奴、亜希さん「もう負けません」って頼もしい。

オビ折り返しのコードから読める、派遣社員あすみとのコラボ嬉しい。

※新作きっかけでこれ経過去作1~8読み返した。読メには登録してないけど読書数に入れた。

 

4/14【ときどき旅に出るカフェ/近藤 史恵】

旅に出られるカフェというコンセプトで、店主の円が旅先で出会った食べ物を再現したり取り寄せて提供している「カフェ・ルーズ」私は馴染みのない料理はあまり食べたいと思わないのだけど、本作に登場する珍しい飲み物やスイーツは興味深く、瑛子の反応でより美味しそうに感じる。

日常の謎をメニューに絡めて解く、なるほど。

円の家族に関することは苦く感じた。

 

4/10【みかんとひよどり/近藤 史恵】

狩猟やジビエ料理について詳しく知ることができて興味深い。

フレンチレストランのシェフ潮田と猟師の大高の「命をいただいている」という心持ちを感じ、ジビエに限らず私もそれを忘れてはいけないと思う。

鹿の解体シーンや害獣の焼却施設が印象的。「有害かどうかなんて、人間の都合で決まるけどな」「増えすぎて食い物がなくなると、鹿も飢え死にするしな」“せめても殺した命は無駄にしたくない” 澤山オーナーがジビエにこだわる理由と、それに関しての大高の見解なるほどと思う。

猟犬のマタベーとピリカ可愛い。

 

4/5【派遣社員あすみの家計簿 (3) (小学館文庫 C あ 5-3 キャラブン!)/青木 祐子】

シリーズ第3弾。 前作最後にマッチング成立したサニクレでの仕事生き生きしているし、ムーバーフードもまだがんばって、仁子さんの事務所手伝いでも役立ち、あすみ優秀。1作目ではイライラしたけど逞しくなって凄い。

理空也がクズ過ぎる、あすみの大切な家計簿を悪用するとは。

豊加は今回カッコ良かった。ドキドキはなくても安心するあすみと豊加の関係性いいと思う。

 

4/1【むき出し/兼近 大樹】

私は暴力が怖くて嫌で本作はあまり好みではないけれど、石山が怪我させた相手のお母さんの話を聞き“俺の物語だけが進んでいるのではなく、俺が誰かの物語に登場しているだけだったりする”と考えるところ頷ける。

逮捕され鈴代さんからの差し入れきっかけで本に夢中になったことも納得。“こんな狭い部屋にいるのに、世界がどんどん広がっている”に共感。

自伝的小説で登場人物みんな実在する方々なのだろうか? フィクション部分かわからないけど鈴代さんが魅力的。記されている通り彼女に一番にこの本を見てもらっていたらいいな、と思う。

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<4/28オリコン記事>

草なぎ剛、ギャラクシー賞・テレビ部門の個人賞に 『青天を衝け』での徳川慶喜役に評価「後世に残る」

草なぎ剛さん、放送批評懇談会が選定する第59回(2021年度)ギャラクシー賞のテレビ部門・個人賞受賞おめでとうございます!

ここ最近剛くんの新CMや「うさぎとかめ」レギュラー化が嬉しいのはもちろんだけど、私は役者クサナギツヨシが特に好きだから、ギャラクシー賞受賞が最高に嬉しい。

受賞理由に感激で、リンク記事は今後消えることがあるかもだからスクショの画像残しておく。


読書記録('22.3月) 

2022-04-02 23:00:00 | Book

’22.3月読書記録
初読(4)+再読(3):7冊
読書メーターより

3/30【スモールワールズ/一穂 ミチ】
6編の短編集。
最初の「ネオンテトラ」嫌な気持ちになって私好みではないと思ったけど、最後の「式日」を読んだら後輩が誰かわかり、彼に魅力を感じて切なくてたまらない。この短編集はこんな仕鰍ッだったとは。
「魔王の帰還」辛い部分は多いけど姉ちゃん素敵!
「ピクニック」は哀しく浮キぎて嫌だ。
「花うた」感涙。
「愛を適量」明るいラストにほっとする。佳澄の苦悩は大きいと思うけれど、南国の太陽の下で像に乗って笑う姿を私も想像できる。

3/26【レジェンドアニメ!/辻村深月】
「ハケンアニメ!」のスピンオフ短編集。
9年前の有科さん、斎藤さん、和奈さん、彼女たちらしいエピ。12年前の王子もいかにも彼らしい。
太陽くんの話はお母さんが好きになれない。
「ハケンじゃないアニメ」が一番好き、タイトルはこの作品からのような気がする。
「次の現場へ」は、ハケンアニメのラストに記されていた行城と王子が組むチヨダ・コーキ原作アニメに関しての詳細があり、スロウハイツの赤羽環登場がワクワク。「作家のファンが一番偉い」ってめちゃくちゃな理屈だけど彼女が言うと頷ける。(笑)

3/24【歌舞伎座の怪紳士 (徳間文庫)/近藤史恵】
若い女性と年配男性の交流といえば「賢者…(略)」「ふたつめの月」の国枝(赤坂)さんが思い浮かぶけど、本作の堀口さんも素敵。劇場でのトラブルへの対処はもちろん、久澄が友人の真緒と気まずくなったときのアドバイスが特に印象的。
久澄の成長はもちろん、姉の香澄や友人の真緒、そしてラストのしのぶさんと堀口さんも、より良い状況になって気持ちいい。
解説に書かれているように、それぞれの事件の状況や登場人物の心情が、舞台のテーマとシンクロしているのが素晴らしいと思う。
賢者のアンとトモ同様ワルサが可愛い。

3/21【七十歳死亡法案、可決/垣谷 美雨】
垣谷作品は数冊読んだことありインパクト強いタイトルも慣れていたけど、2012年のこの作品今まで知らずタイトルと装丁にぎょっとした。
ありえない設定だと思いながらもなるほど感あり、気分悪くなる部分多いけど、ハッピーエンドでほっとする。
私も義母の介護10年以上で介護施設に助けられている、ヘルパーが賃金あがって高級な職業になるべきと思う。
東洋子の夫が腹立たしくて、ラスト改心した感じだけどそれでも私は彼へのイライラ感が簡単には消えない。

3/15【本屋さんのアンソロジー (光文社文庫)】
(再読)本好きにうれしい企画、書店が舞台の10編
作中に自分の既読本や作家名が出てくるとより興味深い。先日朝ドラで俵万智さんの「サラダ記念日」が取り上げられたのを見て、このアンソロジーで2作品に俵万智さん著作本が出ていたのを思い出して読み返し。一つは門井慶喜さん作品、緑雨の警句で怒った奥さんに同感、ラストに記されてる俵さんの短歌好き。
それぞれの作品を堪能してから、大崎梢さんのあとがき印象的。

3/11【きたきた捕物帖 (特典:スマホ壁紙画像データ配信) (PHP文剣カ庫)/宮部 みゆき】
(再読)文庫化(’22.3/15第1刷)購入で読み返し。
嫁いびりとか呪いや騙り等色々浮「部分も多いけど、軽やかな印象の北一の語り口、素敵なおかみさん、周りの信頼できる人たちも好みで明るく感じる。
シリーズ第2弾の単行本が5月に刊行予定とのことで待ち遠しい。今作では第三話から登場だった“きたきた”の片割れ喜多次の出番もっと増えるだろうし、欅屋敷の若も登場するかも?楽しみ。

3/6【わたしの信州 (講談社文庫)/原田 泰治】
(再読)’22.3月2日に亡くなられた原田泰治さん、ご冥福をお祈りいたします。
原田さんは諏訪のご出身だけれど疎開して少年時代を過ごされた伊賀良村(現飯田市)は私の実家から片道30分くらい。「僕にとって信州とは、それは伊賀良村そのものであり、本当の意味でのふるさとも伊賀良村だと言えましょう」という言葉が嬉しい。
文庫本の大きさではあるけれど掲載されている絵に惹き込まれ、伊賀良村のお仲間たちや素敵なご家族のお話に温かい気持ちになる。


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3/29桜満開


我が家の庭の桃の花も満開。桃の木下はマロお気に入りの場所


読書記録('22.2月)

2022-03-01 17:25:00 | Book

「週刊ザテレビジョン」3月4日号(九州発売’22.2/24)購入。
第110回ザテレビジョンドラマアカデミー賞
吉沢亮さん:主演男優賞(受賞インタビュー
草なぎ剛さん:助演男優賞(受賞インタビュー
受賞おめでとうございます!

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’22.2月読書記録
初読(2)+再読(3):5冊、コミック1冊
読書メーターより

2/25【ちはやふる(48) (BE LOVE KC)/末次 由紀】
名人位、クイーン位決定戦、第5試合開始。
詩暢ちゃんにアドバイスしたあと、“聴こえすぎる”ことに苦しむ千早にヒヤヒヤしたけど、宮内先生頼もしい。「あなたも若宮さんも大丈夫」という声かけもさすが。
新に頼み事した詩暢ちゃんは自己中だと思うけど、託した言葉は素敵だった。
破天荒名人周防さん、髪カット笑える、うん、かっこよか。(笑) 
かなちゃん大盤係になって嬉しい。

2/21【カエルの小指 a murder of crows (講談社文庫)/道尾 秀介】
(再読)文庫化(’22./15第1刷)購入で読み返し。
道尾作品の中でも特に好きな「カラスの親指」の続編、あれから10年と少し後、なるほどの設定。
テツさんはもういないけど大きな存在だったことがわかるし、小学6年生の鉄平くんがテツと呼ばれて活躍、隔世遺伝凄い!
チョンマゲがシニアの年代になっても元気そうで嬉しい。
前作では名前出てなかった雁井(本名ではないらしいけど)の再登場は予想外だったけど、まひろが惹かれているし、貫太郎が言ったように今後も付き合いがあるといいな。

2/16【赤と青とエスキース/青山 美智子】
一章の主人公レイとブーのその後はいずれわかるはず、と思いながら読み進む。
二章と三章の語り手はそれぞれブーではない別の男性、四章でまた女性が語り手になって、この女性は多分レイだな、と予想通りだったけど、二章と三章にも2人は登場していたことがわかるエピローグ、そうだったのかー。全てが繋がって快感。
ユリ先輩好みのキャラ、四章で再登場していたこともエピローグでわかった、やっぱりカッコいい。
カッコ悪い部分はあるけど人間味感じるタカシマ剣が語り手となってる三章の内容好き。

2/12【あずかりやさん 満天の星/大山 淳子】
大好きなあずありやさんシリーズ5作目。
今回も癒された、切なさもあるけど温かくて4話全てに満足。
プロローグの手紙の差出人がわかる4話目ラスト、副題「満天の星」の意味に納得で感動的。
表紙の夜空に浮かぶ文字、点字のしくみ調べて読んだ。
相沢さんが登場するといつもホッとする。「味は変わる。うちでひとりで食べるパンと桐島さんとふたつに分けて食べるのは大違い」グッとくる。
店主が会った高校時代の友人は多分「桐島くんの青春」の石永さんかな?彼女結婚したのかぁ、私も相沢さんと同じく残念。

2/5【むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)/東野 圭吾】
(再読)昨年ガリレオシリーズ最新作「透明な螺旋」を読んだとき、本作と繋がっている、とネットで見かけたから読み返してみた。自分の記憶では、ガリレオに繋がるところなんてあったっけ?と疑問だったけど、確かに本作の主人公、理学部物理学科第七講座研究助手の肩書がついている”私”は“湯川学”だった。「透明な螺旋」既読の今ならわかる。
初読時特に印象的だった「ベッドにチャーミーがいて、みゃあみゃあとないていた」改めて切ない。
沙也加が自分を信じて生きているとわかるシーンが今後ガリレオに出てきて欲しい。

2/1【いつかの岸辺に跳ねていく (幻冬舎文庫)/加納 朋子】
(再読)文庫化(’21.8/5初版発行)購入での読み返し。 
「自分の荷物を持ってもらうのは申し訳ないし、むしろ辛い」と考えていた徹子は健気だけれど、護が言い放った「大事なやつが抱えきれないような重荷に苦しんでいて誰にも助けを求めずいたら怒鳴りつけて、荷物を半分無理やり奪う」という方が素敵だとしみじみ思う。 
徹子がずっと辛かったことについて、あまり深刻になることもないと思うという弥子の言葉「未来なんて、ほんの少し長生きすれば、誰だって見られるでしょ?」素晴らしい!


読書記録('22.1月)

2022-02-01 20:47:00 | Book
’22.1月読書記録
初読:7冊
読書メーターより

1/28【ただいま神様当番/青山 美智子】
各話の主人公たちがあるきっかけで前向きな気持ちになる、既読作品もそのきっかけ特殊だったけど今回は神様登場、手のひらから入り込まれ腕を勝手に動かされるってインパクト強い。
青山作品の温かさをまた堪能したけど、本作はやや気になることあって、神様当番になる人たちがバス停の台にあるおとしものを自分のものにしちゃう(リチャードのケースは理解できる)ことに私は抵抗ある。
お当番さんになってない喜多川葵さん、中田くん、八重子さん好き。
葵ちゃんのストリップ劇場行きビックリしたけど愛和ネネさんのステージ私も見たくなった。

1/24【月曜日の抹茶カフェ/青山 美智子】
「木曜日にはココアを」の続編。前作は12色で今回は睦月から師走まで1年での12篇。
前作でワタルくんが雇われ店長になった「マーブル・カフェ」定休日の月曜日が抹茶カフェになった設定になるほど。マスター曰く「定休日とか閉店後に時々イベントをやっている」とのことだから全曜日でのシリーズになるかも?
縁は種みたいなもの、とか、繋がってる手とか、マスターの考え方素敵。
睦月の寒牡丹と雪うさぎ、夏越しの祓の日に食べる水無月、季節にちなんだ和菓子が美味しそう、濃茶も飲んでみたい。

1/20【ペッパーズ・ゴースト/伊坂幸太郎】
予知能力がある人物が登場する作品は色々あると思うけど、檀先生のその力の出し方は突飛、“飛沫感染”という言葉がこんなふうに使われるとは。
布藤鞠子の書いた小説の中で、アメショーが「自分は小説か何かの一登場人物に過ぎない」と思っていて面白い。檀先生がいる現実にネコジゴハンター登場、小説は彼らがモデルだった伏線納得だけど檀先生と会った後のロシアンブルの章は?布藤さんは書いてなくてシアン目線追加での現実かな?
サークルの庭野さんたち別の場所に存在していて欲しい。
檀先生が牛丼店で感染して見た先行上映が嬉しい。

1/15【わたしの本の空白は (ハルキ文庫)/近藤 史恵】
記憶喪失になったわたし(三笠南)が「自分が善良な人間で、誰にも恨まれていないといいのだが..」「自分のことすら信用できないわたしが、他人に信用される人間だったとは思えない」と思ったことが印象的、その考え方は私好みだから応援したい気持ちもあり、先が気になってどんどん読み進んだ。
夫ではない男性が何故夢に出てくるのか?不倫を思わせるけれどそうではなくて納得できた。
義姉の祐未が好感度高い。

1/12【残照の頂 続・山女日記/湊 かなえ】
前作は複数話での関連性や再登場ある連作だったけど本作は独立している4編。
1話目天の川を見るシーンや山根さん写真展「宇宙へ繋がる山」の言葉に、私は信州出身で中学集団登山のとき凄く近く見えて感動した満天の星を思い出した。
2話目タイトルになってる曲の楽譜を残したユウはどうなったのか?心配してたら「妻は幽霊は見ないので」の言葉にホッとする。
3話目「―死ぬじゃない」といっていた母親が娘のプレゼンに完敗するシーン感動的
4話目コロナ禍や震災での苦労がありながらも山によって前向きな気持ちになることに納得感。

1/5【N/道尾 秀介】
最初に著者からの~本書の読み方~が記されていて斬新だけど、すみません私はこの仕鰍ッは苦手。内容は満足なのに読みにくかった。私は六つの章の順番選ぶより冒頭部分からすぐ続きを読みたいし、一章おきに上下逆がわずらわしく紐のしおり下からじゃ使いにくい。(^^;
名のない..→消えない..と読んで、切ないけれど希望を感じたのが、次に、笑わない..で大ショック。
落ちない..→飛べない..→眠らない..重なる登場人物たちにはそんな過去があったのか。光の花の美しさが救いになって欲しい。

1/2【本日は大安なり (角川文庫)/辻村 深月】
いわくありげな4組の結婚式。複数の語り手、それぞれ先が気になる。
加賀山姉妹は好きじゃないけど新郎の映一が好み。姉妹のことちゃんとわかってるだろうと思っていた通り。「―勘弁してよ」はそういうことだったのかー、伏線見事。
山井多香子さん担当の新婦大崎玲奈には驚かされた。山井さんは彼女の存在で結果的に幸せになったと思う。
白須真空くんの心配事は大丈夫だろうと予想してた通り。
鈴木陸男はクズであきれるけど、大安の後日で山井さんが担当することになって良かった。
最終的にハッピーで気持ちいい。