
石見の伝説と歴史の物語−71(両統迭立)
28. 両統迭立 両統迭立とは「一国の世襲君主の家系が2つに分裂し、それぞれの家系から交互に君主を即位させている状態」をいう。 鎌倉時代後期、後嵯峨天皇ののち持明院統(後深草天...

石見の伝説と歴史の物語−72(太平記)
29. 太平記 『太平記』は、日本の古典文学作品の1つである。いわゆる歴史文学に分類され、「日本の歴史文学の中では最長の作品」とされる。 全40巻で、南北朝時代を...

石見の伝説と歴史の物語−73(後醍醐天皇−1 正中の変)
30. 後醍醐天皇 後醍醐天皇は朝廷政治を行った最後の天皇である。 「朝廷」の「朝」は政治を、「廷」は庭を意味し、漢字文化圏で君主制の政府や政権を表わす言葉として使われてきた...

石見の伝説と歴史の物語−74(後醍醐天皇−2 元弘の乱)
30.3. 元弘の乱 正中3年(1326年)3月20日、皇太子の邦良親王(後二条天皇の第一皇子)が死去する。 後醍醐天皇は自分の子を皇太子にしたかった。 しかし、持明院...

石見の伝説と歴史の物語−75(後醍醐天皇−3 笠置山の戦い)
30.3.元弘の乱 30.3.4. 笠置山の戦い 日野俊基が捕縛されたという知らせを聞いた後醍醐天皇は、自分の身にも危機が迫っていることを感じた。 後醍醐天...

石見の伝説と歴史の物語−76(後醍醐天皇−4 赤坂城の戦い)
30.3.元弘の乱 30.3.5. 赤坂城の戦い 赤坂城の戦いは、河内国・赤坂城(下赤坂城)に於いて、楠木正成が笠置山を落ち延びた護良親王を擁し、寡兵をもって...

石見の伝説と歴史の物語−77(後醍醐天皇−5 後醍醐天皇配流)
30.3.元弘の乱 30.3.6. 光厳天皇の践祚と後醍醐天皇の配流 1.光厳天皇 元徳3年/元弘元年(1331年)9月20日に光厳天皇が即位する。 ...

石見の伝説と歴史の物語−78(後醍醐天皇−6 隠岐行在所)
30.3.元弘の乱 30.3.7.後醍醐帝の隠岐行在所 現在、後醍醐帝の隠岐の行在所については二つの説がある。 一つは、隠岐の島町(島後島)にある国分寺説である。 もう一つ...

石見の伝説と歴史の物語−79(後醍醐天皇−7 隠岐行在所)
30.3.元弘の乱 30.3.7.後醍醐帝の隠岐行在所(続き1) 30.3.7.1. 島根懸史から 2)黒木御所説 西ノ島の黒木御所説は文書としての記録はなく伝聞の...

石見の伝説と歴史の物語−80(後醍醐天皇−8 隠岐行在所)
30.3.元弘の乱 30.3.7.後醍醐帝の隠岐行在所(続き2) 30.3.7.2.国の史跡と県の史跡指定 隠岐国分寺跡が国指定であるのに対して、隠岐西ノ島黒木御所跡は県...