お餅が好き

いつも感謝の気持ちを忘れずに。

宮部みゆき「模倣犯」

2008年04月12日 13時10分00秒 | reading
そういえば1ヶ月ほど前に『模倣犯』読み終わりました。
めちゃめちゃぶ厚い文庫の全5巻。

BPさんにこの本を貸してもらったとき、重たい話だから
ダメかもしれないですよ、なんて言われていたけど、
グイグイ引き込まれて一気に読んじゃいましたね。
一気にって言っても、1ヶ月かかっちゃったけど。
でもこのお話は、初め週刊ポストで足掛け5年も連載
されていたという。1ヶ月で読んじゃうのも失礼だった
かしら?

犯人側から被害者側から、いろんな視点で書かれたこの
お話、非常に興味深い。それぞれが置かれた状況とその
中での複雑な心情、ツライときに見せる人間の強さ優しさ。
深いですね。うーん、よくできてる。

それにしてもピースは本当に悪い奴でしたね。でも最後は
策士、策に溺れる、って感じで、頭がいいくせに幼い部分が
出てしまったような。
最後に犯人が明らかになって良かったけど、それでも
失われた人たちは戻ってこないのよねぇ。
あと、最初の方に古川鞠子のお母さんを事故に追いやった
あの刑事、あいつも悪い奴だったな。

模倣犯といえば映画版もありましたよね。
それは知っていたけれど、キャストを見てしまうとその
イメージで読んでしまいそうだったので、読み終わって
からチェックしてみました。

ピースは中居くんだったのよね・・・。全然違くね?
ピースってすごく頭が良くて爽やかな容姿で・・・。でも
猿真似だと言われてムキになっちゃうところなんかは
合っていそうな気もします。

高井和明→藤井隆、栗橋浩美→津田寛治はアリかな。
有馬義男→山崎努はピッタリだと思う。
前畑滋子はもう少し歳のいった人を想像していたので
木村佳乃は意外でした。
まあ、映画は観なくてもいいかな。

この本を読んだ感想としては、宮部みゆきはイイ!
ってことですね。

しかし次は初・司馬遼太郎に挑戦。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 傘と猫 | トップ | ダブル達成!! »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
全然。。 (BP)
2008-04-12 21:13:45
お疲れさまでした。まぁぁ登場人物
の多いこと‥‥。確かに絶対全然
中居クンではない‥‥。前畑滋子は
室井滋かな??あ「滋」って字が被
ってるだけか。次回「理由」とか読
んでみません??え??司馬遼太郎
??ひえ~~。
返信する
次も (たぁ)
2008-04-12 23:34:24
いつもありがとうございます。
予想に反して楽しませていただきました。
次は「理由」ですか。ぜひぜひ。
よろしく頼みますね~。

でもその前に司馬遼太郎。
でもなかなか読み進まないのよね・・・。
返信する

コメントを投稿

reading」カテゴリの最新記事