お餅が好き

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原田マハ「たゆたえども沈まず」

2019年07月30日 18時27分03秒 | reading
今回もマハさんのど真ん中のアート小説でしたね。
昨年の本屋大賞にもノミネートされたこの作品。
かなり興味深く読ませてもらいました。

主役はフィンセント・ファン・ゴッホとその弟
テオドルス、そして日本人画商の林忠正と加藤重吉。
史実とフィクションが入り混じる絶妙な物語。
惹き込まれましたね~。
兄弟間のいろんな想い、日本人から見た想い、
いろんな視点で見ていたら感情が忙しかったです。

これからゴッホ展が始まるという時期にこの
一冊を手にするなんて、なんだかお導きが
あったような気がします。

しかもゴッホの命日に読み終わるなんてねぇ。
ゴッホはもちろん名前を知っていたけれど
こんな壮絶な人生を歩んでいたとは知りません
でした。
短い生涯だったんですね。

すべてを読み終えてから、もう一度頭に戻って
最初の章を読み返してみたら、結構ゾクゾク
しました。
そういうことだったのかぁ、って。

原田マハさんの本と出会って、本の楽しさも
今まで以上に感じるようになったし、絵画や
美術にもだいぶ興味がわいてきました。
文化的な人間になってきたかなぁ?

今からゴッホ展が楽しみですね。


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