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言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

突然やってくる幸運=セレンディピティ

2011-09-19 09:44:40 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

朝から蒸し暑くって、たまらないですね。
トイレに座っているだけで汗が出てきます。
トイレで本を読む習慣を持っている私ですが、この蒸し暑さが一番の敵。


昨日の夕方6時半からTBS系で放送された「夢の扉+」を見ましたか。
ある大工さんがリタイアしたあと、自転車のライトを改良することからヒントを得て、新しい発電機を開発し、今注目を集めているという内容でした。

誰もが感じる不満に注目して、自分で改良してみようとすること。
自転車のライトは、以前は回っているタイヤに回転を借りてダイナモから発電する仕組みになっていましたが、ライトをつけようとすると、急にペダルが重くなり、余計な力が必要になるんです。

だから何とかその重さをなくすことができないか、と思ったわけですね。
そうしてその重さの原因は、磁石同士のN極とS極が引っ張り合う時の力であったということが分かり、じゃあそれをなくすにはどうしたらいいかということで寝る間も惜しんで研究するんですね。

発電所のモーターも結局今まではそのロスがあったわけで、それがなくなると、7%も効率が良くなるということです。

その研究から試作機をつくる際には、町工場のおっさんたちが協力してくれって、試作機が出来上がるわけですが、それからがまたたいへんで、どの会社に持っていっても門前払いの日々。
大工上がりの素人が発明したものなど、最初から見向きもしないわけですね。

すがる思いで電話し、何とか会ってもらったのが京大の教授。
彼も始めは当然、何を持ってきたんだろうなこのおっさん、なんて思ったそうですが、実際の試作機をまわしてみて、そのスムーズさに驚きます。

教授が学会に発表すると、逆に今までけんもほろろに門前払いをしたメーカーなどからの問い合わせが相次ぐようになった、というストーリーです。

この話の教訓のひとつは、「なんでだろう」という好奇心
そして、あきらめない心と仲間の応援
もうひとつは、セレンディピティ、ですね。
セレンディピティは、上のふたつがあったから訪れた幸運です。

セレンでディピティ=突然やってくる幸運は、それまで地道に努力してきたからこそ訪れたもので、決してたまたまの「運」ではありません。
セレンディピティは誰にでも訪れますが、そこには運を引き寄せる努力と継続が大切です。
たまたまやってくるような運は、知らないうちにあなたの横を通り過ぎていってしまいます。
セレンディピティをつかまえるには、それなりの努力していないとだめなんですね。

またひとついい話を聞かせていただきました。


それでは今日はこれで。


▼あ、そうそう、下記は現在配信中の、無料メールマガジンです。
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消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

http://www.shakatsu.co

E-mail:k1948f@nifty.com
TEL.027-261-6671(FAX.同様)

今仕事があるということに、感謝

2011-09-18 10:11:20 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日もまた蒸し暑い朝で始まりました。
台風15号が沖縄辺りに停滞していますが、何だか進行方向を北東に向けたような天気予報も。

明日は敬老の日で、昨日今日と合わせて3連休という方もいらっしゃいますが、私にはそんなこと関係ありません。
昨日もちょっとクライアントのところへ出かけ、明日も出かける予定です。
一日家にいるのは今日だけです。

しかし仕事がある、明日の予定もあるというのはなんと幸せなことかと思います。
私が勤めていた会社を、あと5年いてもいいよと言われながら、飛び出し、自分で始めた時、それほど心配はしていませんでしたが、仕事は当然のように全然ありませんでした。

せっかく買って取付けたホワイトボードの予定表に入るのは、曜日だけ。いつまで経っても入る文字はなく、たまに入るのは、誰かが行うセミナーや講演(それも無料のものだけ)に出席する予定と、伝を求めてどなたかに会いにいく予定だけ。仕事の予定はゼロ。

各地の商工会議所に働きかけてもなしのつぶて。
実績も何もない、ただのコンサルタントにすぐに仕事を依頼してくる奇特なところもありません。

でもメルマガでは自分なりのポリシーを持った情報を発信し続け、今まで会ったこともない企業や商店のトップにお会いしたりして、少しずつ幅を広げていくうちに、徐々に仕事の依頼がくるようになりました。
最初に仕事をいただいたSさん、そして新潟からわざわざ電話で仕事を依頼していただいたHさんには特に感謝しています。

何の仕事もなく、黙々とコンピュータの前で、キーボードを打ち続けているというのは、夢があっても、それはそれは辛いものです。
自分だけならなんとでもなりますが、妻もいます。家計だってやりくりしていかないといけない。
でも収入はなく、どんどん貯金を崩していく毎日でした。

ですから、今仕事が徐々に増えてきて、たまに聞く感謝の言葉を励みに、つくづく思うのが、仕事があるという嬉しさです。
今あなたはもしかしたら、経営がうまくいかずに悩んでいるかもしれませんが、悩む対象があるというのは、それはそれで幸せです。悩むことはいいことです。
いま、順風満帆の方、今だからできることは、現状の分析と未来への投資です。
それぞれ大いに悩んで、いい方向に舵を向けるようにしてください。

仕事がないということは、確かに最初はほっとします。
でもそれはいっときのこと。あとには苦しみの日々が待っているのです。
今仕事があるということに、感謝しましょう。

それでは今日はこれで。


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ケヤキの表札をつくりました

2011-09-17 10:09:17 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


少しは涼しいですかね、今朝は。
夜ずっと開け放していた窓からはずっと涼しい風が入ってきていました。
曇っています。
こちらまで台風の影響が出ているんでしょうか。
また紀伊半島に大雨、なんてニュースでも言ってましたが、心配ですね。


昨日は、地元デパートで催されている「日本の職人展」という企画に行ってきました。
というのは、わが家にはまだ住まいを新しくしたあとの表札がなかったのです。
そのチラシを見ると、手書きで表札を書いているという方のコーナーもあるということとで、行ってみようということで、時間もあったので、出かけてみました。

その職人さん、奈良の豊口広さんという方で、独特の太く、丸めの書体で、表札やさまざまなオリジナル書体を手書きしています。
聞いたところ、有名な築地銀だこのロゴタイプも、豊口さんがつくったということです。

その独特の書体から広告関係の方達との交友があるということでした。
私も一応その方面なので、名刺を交換し、もちろんケヤキの表札も書いてもらいました。
「書く」というよりも「描く」と言った方がいい面白い書体です。

表札はホームセンターや専門店に依頼した場合は、明朝やゴシックといった既成の書体しか選べませんが、
▼こうして、わが家ではわが家だけしかない書体でオリジナルが出来上がりました。

   

ありがとうございました。

さらに事務所のプレートも作ってほしいと言ったところーーマンションプレートもその場で書くことができるとあったのでーー字数が多すぎて「事務所」という文字を省略したものを書いてもらい、事務所が入らなかったので、これはサービスですと言われました。
さらにB4サイズの和紙に自分の名前まで書いていただきました。
これは縮小して、はがきなどに刷り込みできそうです。重ね重ねありがとうございました。

変わった書体なので、今は日本酒や焼酎、和菓子などの書体をよく頼まれるそうです。
こういう書体で書かれた日本酒なら、さらにおいしく見えますからね。
いつか自分の関係した仕事で、書体を依頼することができればいいですが。

▼そのあと町中のショッピングセンターに寄った後、外に出て見上げた空は、すでに秋模様でした。

  

それでは今日はこれで。


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「米カフェ」のこと

2011-09-16 09:23:42 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝はちょっとは涼しいようですが、まだ日中の蒸し暑さは残るらしいです。
トイレ掃除で動くとどっと汗が出てきました。
Tシャツも早速着替えです。

さて、昨日は太田商工会議所の店舗支援の日でしたが、ついでに、と言っては何ですが、太田商工会議所に近いところにある、最近ブログにも載ってちょっと有名になりつつある、「米カフェ」というところに昼食を食べにいきました。

元々お米屋さんだった店ですが、店舗を改装して、食事できるスペースをつくったようです。
奥さんと娘さんらしい人が2人で厨房と配膳をこなしています。
ですからお昼どきでしたので、二人で忙しそうに動き回っています。

旦那さんは食事関係を全然手伝っていないのですが、服装を食事どころにふさわしいように整えて、手伝った方がスムーズに行くように思えました。

そのご飯ですが、小さなPOPに「今日のご飯はオリジナルのコシヒカリです」と書いてありました。
毎日違ったお米を炊いて提供しているのでしょうか。

食事の前に、今日のお米ですと言って、小さな、本当に小さな可愛い器で、ひとつまみの塩と一緒に試食用のご飯が置かれます。
この塩と一緒に、というところが心憎い演出です。感心しました。

味は? 一口ぐらいじゃはっきり言って私クラスの凡人には分かりません。
私が今うちで食べている「五郎兵衛米」の方がうまいような気もします。
でもほとんど同じで、一緒に食べ比べしないと分からないというところが、本音ですね。
しかしお米屋さんらしい、いいアイデアです。

頼んだのは豆入りひき肉のドライカレーランチです。
味は? おいしくいただきましたが、とびっきりのうまさというわけではなく、まあお金をいただいてお出しできるレベルではあるなという感じです。

というのは、厨房もカウンターの前にあってオープンキッチンなので、フライパンを振る姿までよく見えるのですが、ちょっとまだ素人っぽさがあるので、上記のような感じがしたわけです。

この模様をおふくろの味が楽しめる親しみというように見るか、もっとプロらしく見せる方がいいのか、それはお客様の主観でいいとは思うのですが、私はもっとプロらしくするべきだと思いました。それでお金をいただいているんですからね。

特に奥さんの、まあ性格でしょうが、ほとんどにこりともしない仏頂面はあまりいい印象を与えません。
一応お客様から何か言われたら、遅れ気味に応えてはいますが、もっと愛想良くした方がいいですね。
娘さんの注文を聞く時の笑顔はとてもよかったのですから。それだけで味も良くなるのかなあという気がします。

午後1時に約束があったので、そそくさと勘定を済ませて出ましたが、今度機会があれば、もっとゆっくりして、もっと様子を見たですね。

まったく残念だったのは、隣のお米を販売するスペースに肝心のお米の展示がなく、どんなお米を扱っているのかということが分からなかったことです。
もったいないですね、せっかく「米カフェ」にお客様が結構たくさん来店しているのに………。

後ろのテーブル席の女性が一人、料理をデジカメで写真に撮っていました。
ちょっとマナー違反ですね、これは。
ちゃんと店の人に一言「写真を撮っていいですか?」と聞くべきなんじゃないでしょうか。
ブログ流行りで、みんなそれぞれどこかの料理写真を事細かに撮影して載せていますが、その料理だって店のひとつの知的財産だと思うんです。
小さなモラルですが、守りたいものですね。それがすてきな日本人の姿だと私は思います。


それでは今日はこれで。


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今日はちょっと友人の話を

2011-09-15 08:31:21 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

あと数日はこの蒸し暑さが続くと言う天気予報にうんざりしながらも、今日も仕事に精を出す私です(?)。


私は広告会社に勤めていた時、あるメインクライアントから販促部を立ち上げたいので、1年間その準備のために出向してくれないかという話になり、会社命令で出向ということになりました。

その出向先では販促部の最初の人材として配属されたのがNさんです。
1年間ほとんどNさんと行動をともにして、ずいぶんと仲良くなり、出向があけてもNさんが担当として、そのままチラシから年間キャンペーン、新店オープン企画からイベント実施までずいぶん長い間、ほとんど行動を共にしました。

そのNさんがあるとき、上司と合わなくなり、その会社を辞めてしまいました。
その後はそのNさんと親しかったAとさんいう、その会社の方に消息をたまに聞くだけでずっと疎遠になっていました。

あるときAさんに聞いたところ、ある書店のチェーン店にNさんが職を得たということを聞き、連絡を取り久しぶりに会いました。
3、4度会ったでしょうか。
また少し疎遠になってしまったある時、AさんにあってNさんはどうしてるって聞いたら、自分で店を始めたって言うんです。

それも地方では珍しい箸の専門店です。
そういえば私の家から駅に出て行く時に、あるビルの1階に箸の専門店があります。
もしかして、そこ?
その通りでした。
こんなに近くに知り合いの店があるというのに、私はうかつでした。

それにその箸の専門店は、オープンした時から知っていました。
できた時は、こんな箸の専門店はすぐにだめになってしまうだろうとも思っていました。
でもまさか知り合いのNさんがやっているとは思いもしませんでした。

それからはその店の前を通るたびに、今日は入ろう、いや明日にしようと考えながら、自分が会社勤めをしている間はとうとう会いにいくことはできませんでした。
なぜなのかそのときの気持ちは今でも理解できませんが、何となく敷居が高いように感じていました。

Nさんがそんな選択をした時に自分はいったい何をやっていただろうか、Nさんのバイタリティに比べていったい自分は………。そんな思いがあったからだと今になって思う時がありますが。

さて、Nさんに私が再会したのは、自分が会社をやめ独立してからすぐのことです。
電話をして会いにいきました。

そのときの話は、私は「あの社長に会いにいく」という、今は中断中ですが、100号ほど続いているメルマガに連載しましたので省きますが、久しぶりに会って、懐かしい話をいっぱいし、なぜ箸屋などという珍しい職種を選んだのかなどを聞きました。

それからは数回店を尋ねていき、今でもちょっとした交流を続けています。
今年の始め頃でしたが、その箸屋も広い場所に移転し、子供たちに手作り箸の作り方などという教室なども開き、いいお箸の普及に努めています。
あなたもちょっと興味がありましたら、一度お店にいってみてください。

箸久
http://www.hashikyu.com/
群馬県前橋市大友町3丁目2-2
TEL027-289-6411

それでは今日はこれで。


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ある学習塾の変身<第2部>(その2)

2011-09-14 10:02:04 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある学習塾の変身<第2部>(その2)」


「そんなことだけでは、根本的にこの日進塾の経営がうまくいくということではありません」
と本田がまた言い始めた。

「まあそうですよね、今のはほんのてこ入れというだけですからね」

「今までお聞きしたところから思うんですけど、生徒の数も頭打ちですし、これからはさらに生徒の数と言いますか、パイそのものが減っていくわけですから、それを取り合いするということはとにかく疲れるだけで、労のわりには益が少ないと思いませんか」

「じゃあ、どうしろと?」

「生徒の範囲を広げませんか」

「生徒の範囲を? って」

「何も小学生や中学生、高校生だけが生徒じゃないということを考えませんか」

「え?」

「団塊の世代以上ですよ」

「はあ?」

「ほら、仕事をリタイアしたあと、もう一度きちんと学びたいという人がけっこういるじゃないですか。でも大学に行くのは受験しなければならないし、そこまでしてやるのもどうかなあっていう人の方が多いんじゃないでしょうかねえ。そういう人たちを生徒として募集するんですよ。もう一度小学校、中学校の勉強を真剣にしてみませんかって」

「なるほどねえ」

「そうなるとお孫さんにも教えることができますよとか、お孫さんとのコミュニケーションの幅が広がりますよってアピールするんです。どうせ昼間はここ空いているんでしょ。講師の方も少し増やして、2交代ぐらいにしてまわしていけば、まったく倍の講師人数にしなくてもできると思いますが」

「同じテキストを使うこともできるしーー」

「そうなんですよ。今の設備やテキスト、すべて新しくする必要なないんです。そのまま利用できて、空き時間をうまく埋めることができるんです。それが一番のメリットですね。家賃が上がるわけでもないでしょうから」

「面白いですね。青春よ、もう一度ということですね」

「そうです。テレビだって今そういったクイズも多いですし、それができると、家の中でもまた存在感がデルからって、けっこう評判になると思うんですが。名づけて『オトナの学習教室』開講!」

「いいですね、それ! 前向きに考えてみます」

「それじゃ政治家だ」

「あ、そうか。ぜひやってみます。本田さん、いちからちゃんと企画してくれますか」

「考えてみましょう」

「よかった。これで何とかこの日進塾も新しい方向性で存続どころか、もっと繁盛することができるという見通しが尽きました。ホントにありがとうございました」

「いえ、お役に立てればありがたいです。ところでもうひとつちょっとしたアイデアがあるんですけどね………」

「え、どんな?」

それはまた違う話だ。

(それはここでは発表しません。みなさんも考えてください)


                                   おわり



(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

あ、そうそう、下記のメルマガ「繁盛店になりたいか!」をぜひお読みください。
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非効率

2011-09-14 09:52:36 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

まだまだ残暑が続きそうです。
朝からエアコンを入れています。
そうしないと汗で身体がべたべたするんです。
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、彼岸までにこの残暑が収まるとは思えない、太平洋高気圧の強さです。


さて、ここ1ヶ月ほど自宅の前の道路を市の管理で整備しています。

付近の区画整理が終盤になり、最後の道路をということになったようですが、まだ1軒自宅前の家が移転していません。
それでその家の前だけ除いて、側溝を埋設したりしていますが、その一連の工事を見ていると、まさにお役所仕事だなあという感を強くしました。

まず側溝を埋設する工事会社が道路を掘り、埋設しました。
それでその業者の仕事は終わりだそうで、2、3日したら今度は違う業者がきて、側溝のカバーそしてまた土をかけて埋め、さらにそこにアスファルトを敷いてしまいました。
なんとまあ、これがお役所の仕事なんだなあとあきれました。

ひとつは、どうしてすべての移転が終わってから一度にしないのかということと、ひとつの工事に2社がそれぞれ部分的に工事を請け負っているということです。
そのために最初の会社のブルドーザーが道路を掘り返したりしていましたが、その会社の仕事が終わるともちろん、そのブルドーザーは持ち帰ります。
そして2、3日後また違う会社が同じようにブルドーザーをもってきて、もう少し道路を掘り返し、また埋め返していました。

その分費用がかかるわけですよね。
1社でやっていれば、ブルだって持ち帰らなくてもいいし、多分それはリースでしょうから、余計な費用がかかるわけで、その費用を負担しているのは市役所であり、それは結局市民の税金からの支出になるわけです。


役所だからやってられるけれど、これが一般の会社だと、そんな非効率なことをしていると、すぐに倒産してしまいますよね。

でも岡目八目で見ているからそういった矛盾、非効率が見えるわけで、もしかしたら自分がその当事者であったなら、見えていないかもしれません。
見えていても、それがまあ慣習というか、それで今までやってきたのだから、というように言い聞かせて、その無駄システムに埋もれていく………。

役所でなくても、企業経営でもそういった非効率なシステムが、当たり前のようにまかり通ってきた時代も確かにあります。
それでも今までは、そうしたやり方でも何とか企業も生き延びてこられたでしょうが、これからの社会ではなかなか生きていけないように思いませんか。

そうした体質は創業が古い会社ほど顕著です。
今までの実績があるから何とか生き延びてこられたのでしょう。
でもその実績という宝物は、切磋琢磨しないと摩滅します。
摩滅してしまわないうちに早く手を打ちたいものですね。

そんなことを言ったって、それを理解するような会社なら、もうとっくに手を打っているでしょうが。

サービス業におけるお客様サービスのための非効率はいくらあってもいいことだと思います。
サービスそのものは非効率なものだからです。
でも経営の中の非効率は、これからの会社の存亡にも関わる重大な問題です。
あなたの会社の中はどうですか。

それでは今日はこれで。


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黒ベタ塗りのマニュアル

2011-09-13 09:26:40 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日も朝から蒸し暑いですね。
残暑だと言えばそれまでですが、それにしても暑い。

それでも季節は移り変わり、昨夜は十五夜でした。中秋の名月です。
昨年は確か月は雲に隠れていたように思われるのですが、今年は中秋の名月を余すところなく見せてくれました。
▼これは昨夜わが家であつらえたお月見です。



すすきはタカノハススキで、庭(と言えるほど広くはないんですが)に植えてあるものです。
十五夜にちなんで15本切って供えました。
例年、団子にはいわゆる月見団子は使わず、田舎まんじゅうを飾ります。
今年は、太田市で店舗支援してる田舎まんじゅう専門店で購入したものを使いました。
ここの田舎まんじゅう、おいしいですよ。
今朝お下がりを早速レンジで温めていただきました。
みどりや」という田舎まんじゅう店らしからぬ名前ですが、よろしかったら一度食べてください。
住所は太田市西本町40-18
通信販売とかホームページとかいうものはない本当に素朴なお店です。


さて、このところニュースで叩かれている東電の操作マニュアル。
ほとんど黒ベタ塗り。
(ちなみに印刷用語で真っ黒にするところは「炭ベタ」といいます)
暗黒政治時代の書類じゃないんだから、って言いたいほど。
あそこまでやるとまるで子供の遊びですね。

常識的に考えると、あそこまで黒塗りすると、それを叩かれるという意識がどうして生まれないのでしょうか。
そんなこと子供だってわかると思うんですが。

そのまま出しても、もちろん小さな箇所をつつかれるでしょうが、今回のようなバッシングになではならないでしょう。

さてあなたは上記をどのような反面教師にできますか。
社内でミスが発覚した時に、言い訳をするために都合の悪い書類や言動は隠して、自分の言い訳に都合のいいものだけ出して弁明するってこともよくあることです。

上司はそれを鵜呑みにすると、結局ミスの根本的な対処を怠ってしまうということになり、また同じミスが繰り返されることになります。

ミスがあれが、すべてのそのときどのようにしたのか、どのような言動があったのかを表に出して、ひとつひとつ検証していくことで、次の致命的なミスを防ぐことができます。

それは消費者に向ける時も同じことです。
致命的なことを隠して、上辺だけで対処していると、結局会社そのものの存在までなくなってしまう結果になります。
その例は最近でも出ていますよね。
気をつけたいですね。

もちろん自分にも言い聞かせます。


それでは今日はこれで。


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コピーライターになりたいか<25>

2011-09-12 10:02:48 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第25回目です。

25.自分の言葉がたいせつ--自分の言葉で書こう


コピーライターにとって、商品や企業は自分のものではありません。
商品や企業の代わりになって、というか、それになり切って、売り込むため、よく知ってもらいためにコピーでアピールします。

でも、その商品や企業は自分ではありません。全然関係ないかも知れませんし、もしかしたら、一生のうちで1回も関わらないかも知れません。
それでも、それになりきって、アピールするコピーを書かなければなりません。

もしかしたら、それは自分の趣味に合わない商品かも知れない。極端にいうと、最悪なことに、嫌いかも知れない。
それでも仕事として、それをアピールしなくてはならないというジレンマ。

そんな時、みなさんはどうしますか。
売れっ子のフリーのコピーライターであれば、断ることもできます。しかし、大半のコピーライターは、さらにプロダクションや代理店に所属しているコピーライターには、そういうわがままは許されません。
たとえフリーであっても、そんなことをすれば次から絶対に仕事は、来ないでしょう。

だから、やらなければならない。
だから、やる。
しかしそのやる時の態度で、コピーの出来は違ってきます。
嫌々やっつけて、それでもいいのができたとしても、きっと人を感動させるものではないものになっていると思います。
それは、自分の言葉で語ってはいないから。本当は嫌なんだけど、仕事だから作りました、というようなところがどこかに出てくるでしょう。

まあ、それでも広告なんだから、そんなに深読みされることってないから、良いコピーだね、なんてほめられてそれはそれで通り過ぎてしまうかも知れません。
でも、同業者の鋭い目はごまかせないんです。ああ、これはおざなりにした、やっつけ仕事だ、と見抜かれてしまうんですね。

そして、次からはあんなやつには仕事を出さないでおこう、ということになることだってあるかもしれません。それはきっとあなたの仕事のキャリアには、決していいこととして残りません。マイナスイメージがつきまといます。
たったひとつのマイナスイメージで、仕事をなくしてしまうことだってあります。
ライバルはいくらでいるんですから。

ライバルでなくても、コピーライターなんてどこにでもいるんだですから。だから、仕事は仕事だときっぱり割りきって、嫌な商品でも、その商品になりきって、良いコピーを作るべきだと思います。
良いコピーとは、真面目にその商品になりきって、その商品をアピールすることです。

真面目に書くということは、自分の言葉で書くということです。
どこかから拝借してきた言葉ではなく、自分で咀嚼して、自分で感じたことを言葉にする
実際に味わってみないことには、その味は判りません。

もしかしたら、嫌いだったのは、食わず嫌いだからだったかも知れないじゃないですか。
実際に味わってみると、その本当の味が判る。おや、これにこんなおいしいところがあったのか、という発見があるかも知れません。
それなら、それで儲けものなんです。

そんな僥倖は、まあ少ないですが、プロとしてその与えられた仕事をきちんとこなしましょう。
自分の言葉で書くということは、そういうことだと思うんですね。プロというのは、どんなことにも差別感覚なく、その与えられたものと真正面からつき合うこと、なのではないでしょうか。

いかがでしょうか。

<26>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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やっとコストコ、行ってきました

2011-09-12 09:28:19 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。


蒸し暑い日が続きますね。
あなたは夏バテなんかしてませんよね。
今日も朝から蒸し暑く、がんばろうと起きたところで、めげてしまいます。
月曜日からこんなことじゃいけないなと思いながら、恨めしい蒸暑に泣き言を。

昨日近郊にできたコストコに、ついでがあったのでやっと行ってきました。
相変わらず列ができているなあと思ったら、そこは会員登録の列でした。

気を取り直して店内に入りましたが、入り口で会員証を見せないともちろん入らせてくれません。
でも一人が持っていれば、大丈夫。

店内は大勢の人でごった返していました。
お昼どきに行ったので、どのレジの前も10メートル以上の三重の列。
その列のせいで、売り場を横切るためには、列を横切らなければなりませんでした。
あれは敷地面積の制約もあるでしょうが、設計のミスでしょうね。
レジはIKEAと同じ方式で、レジの前の大きなレーンに商品を並べていくんですね。

クレジットカードは1種類、オリジナルのものしか使えないので、たくさん購入する時は万札以上持っていかなければならないのはちょっとがっかり。
テレビやパソコンなんかの高額商品でも現金だとちょっと考えてしまいます。

商品は日本の有名メーカーのものもたくさんあるのですが、やはりコストコのPBも多いですね。
日本のメーカーの食品はすべて大袋入り。コストコ専用で作っているのでしょうか。
大きくできないものは3個とか5個セットになって、とにかく一度にたくさん販売するようになっています。

ピザだって四角で、半端ない大きさ。あれを焼くには4つに切らなくちゃ、日本の調理器具じゃ無理そう。
テレビで何度か紹介されていたので、それほど驚くものはなかったのですが、ラルフローレンのシャツがあったのにはちょっとびっくり。

調剤薬局もあるんですね。誰が会員証を入手してまで、あそこでくすりを買うのでしょうか。
もちろん会員証を持っている人がついでに、ということなんでしょうね。

眼鏡もありました。
JINSや眼鏡市場等がひしめいている市場で、果たしてコストコでの購入者がどれほどいるのかは疑問です。

全体的に見て、私ら少人数家族にはちょっと購入がしんどいようなものばかり。
もちろん賢くて仲良しの主婦たちが店外で分ける、という光景もテレビではありましたが、昨日見た限りでは駐車場でそんな光景はもちろん見ませんでした。

私が買ったのは、大好きな黒棒がたくさん入ったパックひとつと、木村屋の食パン(もちろん3斤)の2種類だけ。
ベーグルも好きなので買おうかなって思いましたけど、味が4種類で、ひとつのパックに同じ種類のベーグルが5つも入っていて、それがより取り2パックでということなので、やめました。

バラエティさを求めると、ここでは買えません。調味料だって主要な商品しかありませんし、細かなことを言う私のような買い物客には合わないようです。
もちろんコストコだって、それは承知した販売方法で、大量に購入してくれるお客様が上得意ですからね。

そんな中で面白いなと思って写真を(内緒で)撮ったのが、これです。
▼イラストを入れてもらえるケーキです。このケーキも四角で、でかい(確か48人分とか書いてあったような)。丸くするとロスが出るからでしょうか。



絵柄が何種類もあって、その中から好きなものを入れてもらえます。

倉庫タイプなので(だから店名はコストコ前橋倉庫店)、一度見るともういいかなって思いました。

価格はもちろん安いですが、思っていたほどの安さではなく、中には単価計算すると、スーパーよりも高いものもありました。
この群馬県は、関東地方の中でも価格に置いてはどこにも引けを取らない激安地域ですので、それほどの感動はなかったのでしょうね。もう慣れていますから。

でも車のナンバーを見ると、近県から来たお客様も多いようです。
それでこの店はずっと繁盛していくのでしょうね。北関東道の前橋南インターを降りれば1分という立地条件ですから。


それでは今日はこれで。


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「3.11」と「9.11」

2011-09-11 10:25:53 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

蒸し暑いですねえ。
昨夜は久しぶりに、エアコンのスイッチに手を伸ばしてしまい、1時間ほどかけて寝ました。

寝る前にテレビドラマを見ました。
「砂の器」です。
もう映画も数度見たし、もちろん原作も読みましたので、ある意味見たくもなかったのですが、中谷美紀が気になってーーファンなんですーー見てしまいました。ちなみに彼女の役は原作にはありません。
ドラマの前編だけでしたが、まあまあのできでした。
しかし腑に落ちないのは、音楽を聴いただけで、主人公の刑事がその曲を作曲した者を、犯人だと直感するのはいただけないなあと思いました。
そんな勘だけで見込み捜査をやられたら、実際のところたまったもんじゃないですよね。
そのときの社会を背景にしたいろいろな証拠を積み重ねながら犯人に迫っていくのが、清張作品の社会派といわれるゆえんなんですから、原作の意図を壊さないようにしてほしいものです。
ちょっと最後だけがっかりですね。妻も、なんで急にあそこで直感するの?っていってましたが、全く同感です。唐突ですよね。
それに一介の客が、演奏の終わった人の楽屋に行って感想を述べるなんてことも、リアルじゃないですよねえ。


さて、今日は9月11日。
10年前のあのテロから節目の時を迎えました。
奇しくも、今年の東日本大震災が起こったのが3月11日。
何だか、単なる数字の偶然の一致といってしまえば、それだけですが………。

9月11日。私はあのとき妻とアクション映画のDVDを見ていました。
それが終わったので、テレビに切り替えたら、映っていたのが世界貿易センタービルが白煙を上げている映像でした。
一瞬DVDのシーンの続きかと思いましたが、これはリアル。
その衝撃的な映像とは逆に、アナウンサーが淡々とそのときのことをしゃべっていました。
音声はアナウンサーの声だけでしたので、静かに白煙を上げるビルの映像からは、全然緊迫感が伝わってこなかったことを思い出しました。
そしてその後の崩壊。
その後、映像と音声の入ったビデオが次々と放送されるに従って、その衝撃度は一気に上がりました。

世界的な戦争はありませんが、1国同士の戦争は世界のどこかで相変わらず起こっており、それ以上に今国家は、対テロという目に見えない相手との戦争状態です。「24」なんかその最たるものをドラマにしてヒットしました。
いったいどうなっていくのでしょうか。このままいつまでも、ある国ではテロと戦い、ある国では隣国同士で戦うという状態。

そして日本では今原発との戦いもあります。
いつまでたっても、人間は何かと戦っているんですね。

私なんかが子供の頃に描いた21世紀は、夢の世紀でした。
都会では空中を車が飛び、海底を電車が走り、旅行者たちが宇宙からきれいな地球を見ている………。
そういう世界と、もうひとつは、全体主義国家の台頭。情報が管理され、人々は職業を制限され、強制されながら生きている………。
どちらでもない世界が今動いていますが、私たちはこんな世界は夢見てはいなかったはずなんですが。

とまあ「9.11」に引きずられて、とりとめもないことを綴ってしまいました。

そして3月11日から今日で半年。
福島原発はまだそのまま危険な状態のままですし、津波に流された町々のがれき撤去さえまだ終えていません。
一カ所に高々と積み上げられたがれきを見ると、これをなんとか利用できないものかなあと思う時があります。木材だけならクラッシュして合板に再生できますが、泥がついているので洗浄してからとなると、時間と労力がかかります。そのままどこかに埋めてしまうのでしょうか。

職業柄一番気になるのが、町の再生計画の中でも商店街の再生ですね。気になります。
自然発生的な商店街はもう難しいと思います。
どうすれば人々が再びそこで憩うことができるのか、それを主眼に再生を果たしてほしいなあと、部外者ですが思います。



それでは今日はこれで。


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節電義務は解除されたけど

2011-09-10 09:47:22 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

また夏に逆戻りのような暑さになりました。
今日はさらに暑くなるという予報です。



▲この写真は昨日の夕方、わが家の玄関前から撮影した夕焼けです。
きれいだったので、デジカメを持ち出し、撮影しました。


政府がつい数日前に東北と関東地方の節電義務を解除しましたが………。
しかし解除されたからといって、じゃあ元の通りに使おうという企業はおそらく皆無でしょう。
15%節約のシステムを国の要請であれなんであれせっかく作り上げたのですから、今の通りにやっていれば、経費がそのまま15%節約できるのですから。

このシステムのおかげで、私が毎週お邪魔している太田市でも、地元の基幹産業である自動車(富士SUBARU)の工場関係が変則稼働になり、それにある程度依存していた小売業ーー特に飲食関係ーーが少なからず打撃を受けています。

というのは、それまでは一般的な土日曜休業で、その休みに従業員家族はそろって外に遊びに出かけたり、食事に出たりしていたのが、水木曜休業になり、土日曜は就業になったせいで、そこに勤めている従業員の家族そろってのお出かけということが少なくなったのです。

それは自動車会社の本体工場だけのことではなく、そこに部品を供給している二次、三次の企業もそろって土日曜就業、水木曜休業を余儀なくされますから、その影響はずいぶんと広がっているわけです。

それじゃ同じように土日休みにしようというわけには簡単にはいかないのが小売業です。
いくら基幹産業が大きいといっても、その企業以外で働いている市民をも大勢いるわけで、そのようなお客様はいつも通りの土日曜、もしくは日曜休みの方が多いわけで、それではこちらも水木曜休みに、と簡単に追随するわけにはいかないのです。

その結果、普段休んでいた日曜日も営業することになったお店もあります。
しかしたの日も休むとほかのお客様にも迷惑をかけるということで、従業員のシフトを組み替え、なんとかしのいでいるようですが、店主が疲れきっている店もあります。

かといって今まで通りの休業シフトで営業している店では、家族客が減り、そのせいで売り上げが落ちてきているという店もあります。

そういった店に私がアドバイスするのは、今までは立地的にメインのお客様はその工場関係者が占めていたのですが、その体制をいったんご破算にして、もう一度お客様の絞り込みを考え直しましょうということです。

もちろん今まで店を盛り上げてきてくれたお客様はこれからも大事にしていきますが、もうひとつのお客様の核をつくれるようにメニュー構成や食材の見直しから、テーブルの配置等に至るまで、店の全体を見直すようにしましょうということですね。

簡単にはそれはできません。時間もかかります。
しかし逆に考えれば、こういう逆風の時だからこそ見直しができるのだとポジティブに考えていけば、自ずと新しい店の形態も徐々にではありますが、できてくるのではないかと思っています。

いかがでしょうか。


それでは今日はこれで。


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思いつきをリアルにするのは………

2011-09-09 08:44:17 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

私はTwitterも、Facebookも、mixiもやっていません。
一時はFacebookをやって、交流の幅を広げようかな思ったこともありましたが、多分途中で何も書かなくなってしまうだろうなと思ったし、まず見ず知らずの人たちと“友だち”になる前に、もっとリアルな交流を広げた方が自分自身のためにもなるので、それにもっと時間を割こうと考え、そして一番は“面倒”なので、今でも手をつけていません。

自身の仕事に関連づけられるような“何か”を見つけられた時に、はじめて考えようと思っています。

でもたまには自分でぶつぶつと、政治やテレビの番組に対して、文句らしいことを呟いている自分に驚くこともあります。
なるほどこれがTwitterなんだなって、これに目を付けた人は偉いですね。

これからも、人が普段何気なくやっていることに注目し、インターネットというメディアにふさわしい形で登場してくると思います。

自分もたまにはそうした新しい“何か”を思いつくことがありますが、それをものにしていく過程の面倒さと、何でも一人でやっていることからくる煩わしさで、やらないまま放棄してしまう面白いアイデアがいっぱいあります。
多分誰でもそうしたことをしょっちゅう日常のなかで思いついていることでしょう。

しかしそれでおしまいなんですね。
それを追求し、みんなのツールにすることを思いつき、実行する人がミリオネアになるんでしょうね。
ミリオネアだから、思いつきを実行に移す人は百万人、いや一億人、10億人に一人、なんでしょうね。

私のような凡人は、これは自分でも思いついたことだったのになあ、とそれが実際にメディアとして現れると、こんなことを必ず言います。
「あ、これって自分がもっと前に思いついていたことなんだよ。ちょっと油断していたら取られちゃったなあ。自分の方が早かったのにぃ!」
これは思いついていても絶対にやろうとはしない人です。

こういう人にだけは絶対なりたくないと自分に言い聞かせているんですが、ちょっと心がくじけると、その世界に逃げこもうとする自分を発見して、がっかりするのは、多分わたしだけではないでしょうね。

それでは今日はこれで。


あ、なでしこ、ロンドンオリンピック出場決定しましたね。
昨日の試合は、仕事があって見られなかったのですが、ニュースを見たところでは、負けていても仕方がないような試合でしたね。
それにしてもロスタイムの失点は、つい数年前までの男子の代表みたいですね。あと一歩踏ん張れないような………。
今度は男子のオリンピック予選が始まりますね。


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とりとめもないよしなしごとを………

2011-09-08 08:34:23 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

さわやかな天候が2日続きました。
今日は暑くなるということですが、湿気さえ少なければ、少々暑くても気持ちがいいですね。

わたしは(今日は「僕」を使おう)大学を就職活動ひとつせずに卒業し、フリーターのままアルバイトで稼いでいました。
その頃もらっていた給料は当時の大卒の人よりも多かったようです。そんなこともあり、将来何になりたいかという目標も全然なく、ただ毎日のんべんだらりと過ごしていました。

給料の大半は本の購入と、映画、そしてぶらり一人旅に消えていました。もちろん親不孝もので、家には一銭も入れていませんでした。
なんとまあ今から振り返ると、バカな生活をしていたのでしょうか。

その頃の僕に会うことができるのなら、もっと早くコピーライターの勉強をしろと言いたいところです。
でもその頃のバカな生活が、後の、コピーをつくる上での実経験としてすごく役には立っていますので、あながち無駄ではなかったなとは思っています。

大学(経済学部です)を卒業する前からお世話になっていたあるケーキ屋さんで、そこが経営していた喫茶店でアルバイトをそのまま続けていました。
最初はフロア係だったのですが、後にはカウンターの中に入り、いっぱしの顔をしてコーヒーなども、ネルのドリッパーを使って入れていました。
そこでは自分で勝手にアイスクリームを手作りしたり、自分なりのドレッシングを考案したりして、プロのまねごとをして悦にいっていました。

暇な時にはカウンターの中で、近所の本屋さんで買った本を読んでいました。
その本屋さんとはなじみになったので、新刊案内用に出版社から送られてくる見本も数冊もらったこともあります。

皆さん、出版社から来るその見本ってご存知ですか。
全集などを刊行する時にその見本をつくるわけなんですが、外の箱や表紙などの装丁は、実際に出版されるものと同じなんですが、中に印刷されている文章は50ページぐらいしかありません。突然途切れて、後は最後まで白紙なんですね。
用紙は最後のページまできちんと装丁されているんですが、真っ白。

これはおもしろかったですね。どんな業種でもこうした、外にいるとわからないことがたくさんあります。
これもその本屋さんで、ほとんどの純文学の新刊を僕が買っていたので、サービスとしてくれたのです。

小さな本屋さんでしたので、個人の客では多分僕がいちばんの上得意だったと思います。
だってその当時でも、一人で月に1万円以上の本を買っていたのですから。


純文学の単行本だけではなく、漫画週刊誌も1誌毎週買っていました。
その本屋さんでは、いつも僕のために取っておいてくれました。
「週刊漫画アクション」です。

「クレヨンしんちゃん」で有名になり、昨年でしたか、荒船山でなくなった臼井儀人さんは、“しんちゃん”の前に「だらくやストア物語」というとても面白い漫画で、初めて「漫画アクション」にデビュー(?)しました。

この「「だらくやストア物語」は「だらくや」というスーパーマーケット(キャラクターは、なんとラクダでした)の従業員にスポットを当て、様々なキャラクターをおもしろおかしく描いていて、いつも笑っていました。
この連載が終わって、その後に連載を始めたのが「クレヨンしんちゃん」です。

その中で今でも覚えているのが“6時半の男(5時半の男?だったかな)”です。
スーパーでは今は定番になっている、閉店前の値下げシールを、忍者のようにサッサッサと手裏剣の手さばきで貼っていく特技を持った男を描いたものです。
その他にもいろいろなキャラクターが登場しましたが、これは絶対に作者はこの業界に勤めていなければ描けないほどのリアルさがありました。

この漫画の記憶だって、その後実際に自分がスーパーの広告をつくるようになって直接の役には立っていませんが、スーパーのバックヤードに実際に立ってみると、そのリアルさがよくわかるようになり、事前の知識としては役に立っています。

僕は自分のこんな卒業後の数年間の、のんベんだらりと過ごした期間を、最初の頃は無駄だと思い悩みましたが、後々コピーライターという職業を選んだ時から、すごいプラスになっているという思いがあります。

あなたももしかしたら、今過ごしている時間を無駄だと悩んでいるようなことがあるようでしたら、そんなことはない、きっと未来の自分に役立っているはずだと考えて、プラス思考で乗り切って欲しいものです。

またお店の運営で今のところうまくいかないで、試行錯誤を繰り返し悩んでいる方は、この試行錯誤が後々になって生きてくるということを信じて、もうちょっとがんばってみませんか。もうちょっとで明かりが見えてくるはずです。

今日はまたとりとめもないことを、長々と綴ってしまいましたね。


それでは今日はこれで。


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ある学習塾の変身<第2部>(その1)

2011-09-07 11:11:47 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある学習塾の変身<第2部>」(その1)


「今問題集はどういうようなものを作っているんですか?」
本田が聞いた。

「たくさん発行されている中から、私が選んだのは」と遠藤が話し始めたので、本田は驚いた。
「え、自分のところで作って、やっているんじゃないんだです?」
「今は大手以外は、専門の業者が考えた、それぞれ特色のある問題をいろいろ発行されているので、私どものような小さな塾ではだいたいそういうものの中から、自分たちの教育方針に合ったものを選び、そこから一括で購入しているんです。高くつきますけど、そこまで考えていると、余計に予算もかかりますしね」
「そうなんですか。私はまた、塾それぞれで考えたものを出しているのかと思っていたんですが、へえ、そうですか。すみません、話の腰を折って。続けてください」

「ですから私どもでは今使っているのは、このように」と言って遠藤は近くの棚にあった問題集を持ってきた。
「薄いテスト集です」
「なるほど、薄いですね」

「テキストが薄いと、生徒たちはその1冊をすぐにやり終えることができますが、その度に1冊やったという達成感を味わうことができます。どんどんどんどんつぎへつぎへとやっていこうという意欲がわくんですね」
「その通りでしょうね。その達成感というのは、子どもたちの意欲を考えると、とてもいいことですよね」
「そうなんです。前に進んでちょっと判らないところが出てくると、もう一度その前にやった問題集にもどるんです。もう一度やってみると、もっと理解が深まりますから」

「はい。繰り返しだ大事だということですね」
「ええ。それでも判らないところがあったら、そこで初めて先生に、われわれですけど、聞くということになります。そうすることでとても理解が深まります。これがこの塾独自の個別学習方式なんです」
「なるほど、そうですか。だいたい判りました。そうですか。よそが作っている問題集、ですか」

「はい。どこでもそうですよ。ですからあとは、先生の個人的な力がその塾を左右するということですね」
「そうですか。ところで、先ほど私がちょっと考えたことがあるんですけど、それもテキストのことなんですよ」

「テキストで何か?」
「今のテキストは確かに達成感を感じることができるということでは、とてもいいテキストですね。ですからそれにもっと達成感を与えるために、そのテキストのページの下にあと何ページやれば、これをやり遂げられるというようなことを、要所要所につけ加えるんです。できたら塾長の手書きで」
「え、だってそのテキストは買っているんですよ。それに全部手書きするなんて、とてもじゃないけど、時間がないですよ」

「誰が全部手書きしろっていいました?」
「だって本田さんが――」
「手書きで入れればっていいましたけど、手書きしろとは言ってませんよ」
「だって、じゃあ………」

「塾長が手書きしたものを、そのままシールにすればいいんですよ。そのシールを貼っていくんです」
「あ、なるほどね」
「シール代なんて安いものですよ。1万枚印刷したって、2、3万円ですよ、1色なら」
「そんなもんでできますか」
「できるでしょ。でもそれだけじゃないんです、私が考えたのは」

「え?」
「偉人の名言やスポーツ選手の言葉などがあるでしょ。それも子どもたちにやる気を与えるような言葉をたくさん集めて、その言葉もすべてのページの下にシールにして貼るんです。挫けそうになるページにはもうちょっと頑張れ、というような誰かの言葉をちょっと入れておくだけで、それに励まされるってこともあると思うんです」
「なるほどね。ちょっとしたアイデアですね」

「まあ私がちょっと思いついたことなんで、科学的に統計なんて出てないから何とも言えないですけど、講師の方から励まされるのと同じような効果もあると思います。いかがですか、個別学習向きのアイデアだと思いますけど」

「予算的にもそれほどの出費にもならないですし、ちょっとやってみますか。本田さんも、もともとはコピーライターなんですから、面白くやる気になるコピー、考えてくださいよ」
「じゃあやってみますか。でも高いですよ、ハハハ」
「10個考えてもらって、そのうちの半分はサービスで、ハハハ」
「え、まいったなあ。でも私が言い出したことですし、10個全部コンサルティング料金のうちでということで」

「ありがとうございます!」
ふたりで大笑いしたが、本田はすぐに真顔になった。



                                <その2>へつづく。


(このストーリーはフィクションです)

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