「けやぐの道草横丁」

身のまわりの自然と工芸、街あるきと川柳や歌への視点
「けやぐ」とは、友だち、仲間、親友といった意味あいの津軽ことばです

#60.津軽ことばで唄おう! その13「 おひまなら来てね 」

2018年09月12日 | うた
天然木漆器のペアカップと玩具うちわ
Image Photo by Semibo
09.12.2018

おひまなら来てね


原曲:唄・五月みどり/
詞・枯野迅一郎/曲・遠藤 実/1961(昭36)



すまこだら きてけろ おらさびすはで
すらね えふりこぎ
ほんとねふとりで ふとりでまてらはで
よごちょの はなこだばたて ほがさえげばまねや
きてけ こえへ どすても こえでば

すまこだら きてけろ おらへずねはで
すらね あるふり
おなごだきゃ ほえだら なんもえらねはで
おらの まげだきゃ そっこどおめさけらね
きてけ こえへ どすても こえでば

すまこだら きてけろ おらすげねはで
すらね おべだふり
でんわでだきゃ へらえね ただでねはなすだきゃ
すぬえね すぎだきゃ こえほんとこのこえだべな
きてけ こえへ どすても こえでば



クイズのヒッカケ問題のように、原詞頭の「おひまなら来てよネ」とは、違うタイトルとなっています。
原詞中の「意地悪」ということば、どうも津軽ことばにあてはまるものがないように想います。
ひょっとして田舎には「意地の悪い人」とかいう概念はなかったのかな?なんて。
そこで、せっかくの3フレーズ構造でもあり、今はなき?青森「さんふり横丁」の「3ふり=えふり・あるふり・おべだふり」をあてて、酒場らしい?噴霧器(雰囲気)を演出?してみました。
当たらずとも遠からず(トンガラシ)などと自己満足の意訳です。



五月みどりさんといえば、A森銀行重役在職中に先立たれたM上忠則くんのご親族?が、家政婦に上がったことがあると、小学(A川小)の同級生(3年次か4年次?)のころ、本人が真顔で話していたことを想い出します。
なんでも、長続きはしなかったのだとか。
遥か60年近く前のことです。
奇遇なことに、苗字も生年月日も小生とおんなじ忠則くん。
いつの間にか転校して来て、爽やかな印象を残し、またいつの間にか転校して行って、高校でまたばったりと再会することができた唯一パターンの朋友関係でした。
清潔な身形で、イケメンで、オルガンが上手で、駆けっこが速く、正義感が強い、当時のA川にはとても珍しい、いわゆる垢抜けした、眩しいような小学生という印象でした。
Tバナくんの案内で一度だけ御宅へ伺い、仏前に礼拝することが叶いました。
「けやぐの歌集」未収録。



初さんま父が唄った歌流れ  蝉坊




《 関連ブログ 》
● けやぐ柳会「月刊けやぐ」電子版
会員の投句作品と互選句の掲示板。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu0123
● ただの蚤助「けやぐの広場」
川柳と音楽、映画フリークの独り言。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu575




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