「けやぐの道草横丁」

身のまわりの自然と工芸、街あるきと川柳や歌への視点
「けやぐ」とは、友だち、仲間、親友といった意味あいの津軽ことばです

#64.津軽ことばで唄おう! その15「 二人でお酒を 」

2018年10月15日 | うた
西田酒造オリジナルTシャツ,田酒酒粕 & ビニル製包装袋
※Tシャツはふるさと同級女史コンビからのプレゼント!
染付大徳利&片口/砥部焼/梅野製陶所/愛媛
掛分盃/小石原焼/福島善三/人間国宝/福岡
洗朱盃/輪島塗/大向高洲堂/石川
Image Photo by Semibo
10.15.2018

二人でお酒を

原曲:唄・梓みちよ/
詞・山上路夫/曲・平尾昌晃/1974(昭49)

うらまねえねすて わがえるべすや
さじゃらどみずさ そこどながすて
あずねふてもえはで たたふとりでも
わらすのどぎがら なえでらはんで
そえでもあめね すげねぐなてまたら
ふたりで「さげこ」ば のむべすや
のむべすや


までねすあて わがえるべすや
こたらねなたずも おだげだはんで
おめどおらだきゃ にだえたもだきゃ
おづどだらけの ふたりでたはで
どづがえたでね へづねぐなてまたら
ふたりで「でんしゅ」ば のむべすや
のむべすや


どねがなるべな こごのまづの
どごだがでおらだきゃ えぎでえぐはで
そえでもあめね ぐだめぎてぐなてまたら
ふたりで「きぐえずみ」 のむべすや
のむべすや





往年のNHK人気バラエティ番組「夢であいましょう」(1961~66年)の27曲めの「今月の歌」(詞・永六輔,曲・中村八大/通称・68コンビ/坂本九も含めると・689トリオ)として生まれ、梓みちよが唄った「こんにちは赤ちゃん」は‘大ヒットとなり、63年の日本レコード大賞を受賞、ミリオンセラーとなりました。



福岡・博多生まれの梓みちよは、「こんにちは赤ちゃん」の大ヒットにより「清純派」イメージが強く先行してしまい、実は十代からたばこや飲酒などヤンチャをしていた本人にとってはそのギャップが嫌だったのだそうで、「こんにちは赤ちゃん」から大したヒットに恵まれなかった11年後、大人の女性へのイメージチェンジとして発表したのがこの「二人でお酒を」。
ご存知、1番の歌詞を唄い終えたあと、ステージにあぐらをかいて唄い出す独特のスタイルも、お酒好きの本人のアイデアだったとか。
この歌で5年ぶりに出場した「紅白歌合戦」でも当然あぐらスタイルで唄ったので、後年「NHKであぐらをかいた女性は、この方くらいではないでしょうか。」と局アナにいわれたそうです。



「お酒」とくれば蝉坊にとっては一も二もなく青森・油川・「西田酒造」の銘酒たち。
「二人でお酒を」をテレサ・テン版で聴いているうち、お酒のこととて、これはいける!と線香花火が弾けてくれたので、2番の歌詞には「田酒」に、3番には「喜久泉」に登場してもらいましたとさ!トッツパレ!
「けやぐの歌集」未収録。 




地ことばで地酒味わう友がいる  蝉坊



《 関連ブログ 》
● けやぐ柳会「月刊けやぐ」電子版
会員の投句作品と互選句の掲示板。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu0123
● ただの蚤助「けやぐの広場」
川柳と音楽、映画フリークの独り言。
http://blog.goo.ne.jp/keyagu575




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