「けやぐの道草横丁」

身のまわりの自然と工芸、街あるきと川柳や歌への視点
「けやぐ」とは、友だち、仲間、親友といった意味あいの津軽ことばです

#23.ふたつの国宝  (2)歓喜院聖天堂

2013年09月26日 | 工芸
● 国宝/歓喜院・聖天堂/かんぎいん・しょうでんどう 建造物/神社・近世以前/一棟/江戸時代中期(18世紀) 埼玉県熊谷市妻沼/2012(平24).07.09指定 画像は奥殿外壁面を彩る木彫刻(部分) 「布袋・恵比寿・大黒天の三人による囲碁遊び」   6月のある日、埼玉・K市のショージさん夫妻の案内で、思いがけず拝観できたのが、地元で「妻沼の聖天様/めぬまのしょうでんさま」、「妻沼聖天/めぬまし . . . 本文を読む

#22.壺屋焼 あらやちのマイカップ

2013年09月03日 | 工芸
  沖縄・壷屋のやちむん(やきもの)には、あらやち(荒焼)とじょうやち(上焼)のふたつの表情があります。   あらやちは鉄分の多い粘土で作る無釉の焼締め陶器で、安南=ベトナム方面から伝わり、じょうやちは器体の表面に白っぽい化粧土を掛け、釉薬の下、ときには上に絵付けを施して焼き上げる陶器で、中国・清や朝鮮の技法が導入されました。沖縄の窯業は屋根瓦に始まりましたが、壷屋焼の始まりは、水や泡盛の貯蔵用 . . . 本文を読む