もしも昨日が選べたら

「善人は報われるべきだ」というのがアメリカの良識。

そして、その良識を具現化したものがハリウッド映画。

いやあその、韓国映画を観た後はハリウッド映画を観ないことには

やっていけませんわ。


僕の妄想の中では、ハリウッド映画を向上させるための

秘密結社が存在していて、映倫みたいにそこを通った映画しか

上演されないことになっている、みたいな。


主演のアダム・サンドラー、毎度いい味出してますね～。

今回は家族思いの仕事人間（建築士）という役どころ。

家族も大事だが、出世もしたいっ！

で、どっちかっていうと、いつも仕事を優先してしまう。


そんなマイケル（アダム・サンドラー）が、

ある日、人生をコントロールできるリモコンを手に入れる。

メニューを押せばいろんなカテゴリーが。

例えば、過去の女性遍歴を辿ることができるし、

メイキングを選択すれば、両親が子作りしているところから再生が始まる。

奥さんとの初キッスも再生可。


犬が吠えれば音量を下げて、聞こえなくする。

面倒な犬の散歩、夫婦喧嘩、お決まりのSEX、交通渋滞は全部早送り。

早送りされた時間は、自動操縦ということになっている。

便利な機械なのに巻き戻し（やりなおし）は出来ない。

そして、学習機能があり、一度早送りした場面にでくわすと、

本人の意思と関係なく早送りしてしまう。

おかげで、彼の人生はほとんどが早送りで終わってしまう。



つまらないことや悲しいこと、辛いことの積み重ねの上に、

人生はあるのね。

それらをスキップしちゃったら何も残んない、

ただのシリアルがあるだけ、、、。

人生を酸いも甘いも苦いも満喫しましょうという映画、

生き急いでいるあなた、必見ですよ。


☆☆☆☆