『うさぎおいしーフランス人』 村上春樹

やっぱ、ショックだったんだ。

そりゃそうですよね。

何と言ってもあのノーベル賞騒動ですよ。

あの天下のノーベル賞にノミネートされ、

まわりのみんなからおだてられ、誉めそやされ、

ちやほやされたあげくに、落選でしたの一言。

そりゃ、大脳皮質の神経細胞が変調をきたしたとしても

無理からぬ話ではあ～りませんか。


いや、もーはっきり言ってビョーキです。

なんですか、今回の作品は、えっ？カルタ？

そりゃ、過去に『またたび浴びたタマ』という偉大な作品がありました。

その、二番煎じでってか？

だって、あれは回文という常人にはちょっと思いつかない

趣向を効かせた作品だったじゃないっすかあ！？

それが何だよ、今回は、

「うさぎおいしー」って、いまどき小学生でも笑わないぞ！


こーゆー声をあらかじめ意識して、

前書きで長々といいわけを垂れてらっしゃる。

曰く、

"きっと僕の脳の中にはその手の「まったく世の中のためにはならないけれど、

.......中略........」

が眠っているささやかな精神領域があるのかもしれません。

そしてそういうものをときに応じてきびきびと放出しておかないと、

脳内のバランスが乱れて、.......後略......."


なんだ、マスター○○ションかよ。

んなもん、読みたかねーよ。


でも、ファンはそれでもいいっていうのよねえ。

やめられまへんな、この商売。

おぬしも悪よのう、村上屋。

なにをおっしゃいます、文藝春秋さま。

ふえっ、ふえっ、ふえっ、ふえ～。



キューピーにでも作れるカルタ。

「なんだ、マスター、マンションかよ。」

お店に出てきてるのかと思ったよ。


いずれにしろクーダラナイ。

次回作に期待いたします。