白菜の花

暖かくなってきて、菜の花が咲き出した。
これまで、菜の花というとアブラナの花のこととしか思わなかったが、畑を始めてみて、改めて驚いた。
この時期、畑は、黄色い花畑と化する。
これが、素人目には、肥料用にアブラナを植えているのかと思っていたら、そうではなさそうだということがわかってきた。
この、黄色い花は、大根だったり、カブだったり白菜やキャベツ、水菜など、文字通り菜の花なのである。
暖かくなってきて、うかうかしていると、これらの作物が一気にトウがたって、花が付く。
で、
”あぁ、もう花が付いちゃったから食べられないや”
などと思っていたのだが、よく考えてみたら、菜の花って、食べるやんか！
ほんじゃ、喰ってみるべぇ、と調べてみたら、白菜の花などは、結構高級食材だったりするようだ。
たしかに、苦味が少なくて（ま、この苦味が好きな人も多いわけだが・・・。)　クセがなくて食べやすく、なかなかにおいしい。
というわけで、この時期のお酒の一品にいかがであろうか？
桜の花見も良いが、黄色い菜の花もなかなかに良い花見で、なおかつ、花見をしつつ、その花を食べてしまうというわけだ。
なに？　それは、粋じゃないって？
そりゃ、まぁ、江戸っ子じゃないですし・・・。