あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

万葉集

2020-01-29 17:27:31 | 日記
「体感する万葉集」(1)
【断ち切れない思いを表現する歌】 奈良大学教授…上野誠
今回のシリーズでは飛鳥、奈良時代に生きた人々が詠んだ歌の意味をくみ、その気分を訳したものを“体感訳”とし、現代に生きる私たちにも感じられるようにその心意を解説していきます。第1回は「断ち切れない切ない思いを表現する歌」として、万葉集巻10の2301番の歌を取り上げます。相手を好きと思う気持ちと嫌いと思う気持ちを行き来してしまう恋する女性の切ない心情を表現した歌です。
「体感する万葉集」(2)
【性愛を語る歌】 奈良大学教授…上野誠
今回は万葉集巻13の3270番の歌を取り上げます。この歌には夫を恋敵に寝取られた妻の憎しみが歌われています。当時、妻訪い婚(つまどいこん)という形式の結婚が広く行われ、夫婦は同居せず妻の住居に夫が夜訪れていました。妻は夫の訪れを待ち続けるという状態で、夫や恋敵への絶え間ない怒りと自信のなさ、やりきれない思いが描かれている、万葉集では異色の恋歌です。
「体感する万葉集」(3)
【恋人の息を吸うという万葉歌】 奈良大学教授…上野誠
今回は万葉集巻15の3580番の歌を取り上げます。作者は遣新羅使の妻で、夫に対する寂しくそして恋しい気持ちを歌にしたものです。遣新羅使とは、朝鮮半島の新羅へ派遣される使節団です。当時の船で新羅へ渡るのは長旅であり多くの危険を伴いました。その夫を見送る妻の気持ちを歌った恋歌です。また「息」の語源についても解説します。

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