あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

二・二六事件

2019-08-30 10:52:10 | 日記
激動の昭和史、最大の謎といわれる二・二六事件の闇に包まれていた全貌を明かす新資料が発見された。特設軍法会議の主席検察官が自宅へ持ち帰り、終戦後も秘蔵していた膨大な文書、手びかえであり、陸軍首脳が戒厳令施行を利用して企んでいた別なる二・二六事件とその陰蔽工作を示すものであった。青年将校らは処刑され軍首脳の陰謀は闇に包まれたが、検察官の執念は52年の歳月を超え事件の真相を現代に甦らした。戦後最大の第1級資料の発掘により昭和史を揺るがす衝撃的な新事実が明らかになった。事件の全貌を描く鮮烈なノンフィクション。

昭和十一年二月二十六日、降りしきる雪を蹴って決行された青年将校たちのクーデターの結果は全員処刑により終った。本書は、多くの資料によって事件の経過を再現し、彼らが意図した「昭和維新」「尊王攘夷」の意味を探り、軍隊のもつ統帥権意識を解釈の軸として、昭和初期からの農村の疲弊に喘ぐ社会との反応、軍部の政治への結合と進出の過程を追う。なお、改版に当り「命令・服従」という日本軍隊の特性について増補・加筆する。

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