あさねぼう

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石巻市大川小学校の訴訟 2018.5.8

2019-08-20 23:39:59 | 日記
東日本大震災の津波で児童74人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小の訴訟を巡り、市と県は10日、震災前の防災体制の過失を認めて賠償を命じた仙台高裁判決を不服として、最高裁に上告した。
・津波の予見可能性や事前防災の適否について、最高裁がどう判断するかが焦点となる見通し。
・石巻市議会は今月8日、亀山紘市長が提出した上告関連議案を賛成多数で可決。
・これを受け村井嘉浩知事も、県議会の議決を経ない専決処分で上告すると決めた。

児童23人の遺族が2014年3月に提訴。
今年4月26日の高裁判決は、大川小が浸水予想区域に含まれなくても、川が近く津波襲来の危険は「予見可能」と指摘。
学校は危機管理マニュアルに避難場所や経路を定めず、市教育委員会も是正させなかったとして組織的過失を認め、約14億3600万円の賠償を命じた。

仙台高裁の判決のポイント
・校長らは、児童生徒の安全確保義務があり、専門家が示すデータも独自に検討しなければならない
・大川小の立地を考慮すれば、校長らは津波の危険性を予見できた
・校長らは避難経路などを危機管理マニュアルに記載せず、市教委も不備を指摘しなかった。適切に定めれば被害は避けられた


☆ 石巻は大震災の被災地を被災4年後に、ひとりで訪れた地であり、その後かなり復興してきた5年後にボランテァで訪れた地でもある。大川小学校の現地にも訪れたが、校舎は津波の被害を留めていた。提訴の日から、4年後の高裁判決です。(つかさ)

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