あさねぼう

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ロジェ・カイヨワ 「戦争論」

2019-09-07 12:17:09 | 日記
人間はなぜ戦争を避けることができないのか

第二次世界大戦後、数年の時点で書かれた本書は、戦争の不可避性を「文明の発展」と「集団的人間の特性」から分析、国際的な反響を得た。二度の世界大戦を経ても、なぜ「懲りない」のか。戦争を惹起する、非合理な人間の全体性とは。国家に飲み込まれない「個」の在り方を、人類学的視点から考える。
目次
[はじめに】 人間にとって戦争とは何か
第1回 近代的戦争の誕生
第2回 戦争の新たな次元「全体戦争」
第3回 内的体験としての戦争
第4回 戦争への傾きとストッパー

著者プロフィール
西谷 修 (ニシタニ オサム)哲学者
1950年愛知県生まれ。東京大学法学部卒業、東京都立大学フランス文学科修士課程修了。明治学院大学教授、東京外国語大学大学院教授、立教大学大学院特任教授を歴任、東京外国語大学名誉教授、神戸市外国語大学客員教授。フランス文学・思想の研究をはじめ、世界史や戦争、メディア、芸術といった幅広い分野での研究・思索活動で知られる。著書に『不死のワンダーランド』(青土社)、『戦争論』(講談社学術文庫)、『夜の鼓動にふれる──戦争論講義』(ちくま学芸文庫)、『世界史の臨界』(岩波書店)、『戦争とは何だろうか』(ちくまプリマー新書)、『アメリカ 異形の制度空間』(講談社選書メチエ)などが、訳書にジョルジュ・バタイユ『非︲知──閉じざる思考』(平凡社ライブラリー)、エマニュエル・レヴィナス『実存から実存者へ』(ちくま学芸文庫)、エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ『自発的隷従論』(監修、ちくま学芸文庫)などがある。

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