あさねぼう

記録のように・備忘録のように、時間をみつけ、思いつくまま、気ままにブログをしたい。

鉢伏山1,929m

2020-06-12 09:21:15 | 日記
鉢伏山は標高1,929mの筑摩山地の山[1][2]。美ヶ原高原の南東に扉峠をはさんで、南側の高ボッチ山とともになだらかな山容を見せる。鉢伏山から東方および南方に延びる尾根は中央分水嶺となり、日本海へ注ぐ河川である犀川・千曲川水系と、太平洋に注ぐ天竜川水系を分けている。山岳信仰の山であり、西側中腹にある牛伏寺がよく知られている。  
北アルプスの展望台として、美ヶ原に勝るとも劣らない位置を占めているのが、その南隣にある鉢伏山である。松本から塩尻にかけての車窓から見ると、草原のふっくらとしたドームを持ち上げている。
 美ヶ原が戦後、有名になり過ぎて観光地化が進む中で、鉢伏山はまだ静けさを保っている。展望は北アルプスは言うに及ばず、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスと、ほとんどの日本の高山が等距離で迫ってくる。山麓の塩尻が、「日本の中心地」だと実感できる。

 昔はふもとの名刹、牛伏(ごふく)寺を詣でてから、最後は踏み跡もない谷をつめ、広々とした草原を野の花をめでながら登ったものだが、今は頂上近くまで車道が延び、山小屋も1軒できて、以前のような処女性は大分失われた。
 頂上の大展望を楽しんだら帰りは道を北にとって、扉温泉で一汗流すのがよかろう。

山頂からは中部地方の主な山岳を多数展望することができる。
穂高岳(穂高連峰)
槍ヶ岳
常念岳
鹿島槍ヶ岳
五竜岳
白馬岳
乗鞍岳
御嶽山
木曽駒ヶ岳(中央アルプス)
甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳(南アルプス)
富士山
八ヶ岳
蓼科山

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