あさねぼう

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「四大文明」 紀元前3000〜前1500年

2019-07-13 16:28:29 | 日記
メソポタミア文明・エジプト文明・インダス文明・黄河文明(または長江文明をふくめて中国文明)のこと。いずれも気候が温暖な大きな川の流域に,紀元前3000〜前1500年の間におこった。

「四大文明」の考え方は20世紀につくられ、その原型は中国の政治家でジャーナリストであった梁啓超の『二十世紀太平洋歌』(zh:二十世紀太平洋歌)という詩の中にあり、「地球上の古文明の祖国に四つがあり、中国・インド・エジプト・小アジアである」と述べている。梁啓超は戊戌の変法が失敗した後日本に亡命しており、1899年末にハワイの同志に会うために太平洋を横断した際の詩を詠んだ。この詩で、梁啓超は世界史の三つの大きな区分を呈示している。第一は大河の周辺に四大文明が出現した「河流文明時代」、第二が地中海や紅海や黄海などの内海周辺に文明が広がった「内海文明時代」、そして今は大航海時代以降の「大洋文明時代」であるという。
21世紀では中国の政治家の習近平党総書記兼国家主席が「四大文明の中で中華文明だけが中断なく続いている」と主張しており、アメリカ合衆国のドナルド・トランプ大統領を故宮に自ら案内した際も同様の主張を行って注目された。また、中国はシルクロードの復活や中華民族の偉大なる復興を掲げる歴史を利用したその外交に基づいてメソポタミア文明があったイラク・エジプト文明があったエジプト・インダス文明があったインド・メソアメリカ文明があったメキシコ・アンデス文明があったペルーやボリビアなども参加する「古代文明フォーラム」をギリシャとともに設立している。
北朝鮮は「大同江文化」を加えて独自に「世界五大文明」だとしている[7]。


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