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Kengoの将棋、競馬日記

今まで将棋中心に記事を書いてきましたが、今後はそれに加えて競馬についても触れていきます。

早石田vs△4五角

2022-09-03 00:12:37 | 日記
先週の日曜日は社団戦に参加してきました
その前の回は個人4連勝だったので今回も全部勝てるかな?と甘い気持ちで臨んだら今回は1勝3敗…
やはり勝負事は甘くないですね
その初戦の対局を紹介します
早石田の出だしから△4二玉と警戒したにも関わらず▲7八飛と来たので挑発?に乗って下図

ここからはほぼ一直線で進む
▲5八玉、△2七角成、▲7四歩、△同歩、▲5五角、△3三桂、▲7四飛、△9二飛、
▲3四飛、△3二金、▲3六歩、△5四歩、▲7七角、△5二飛、▲3五飛
で下図。どうもプロでもある進行らしい。対局中は知らなかったが…

ここで△3四歩としたのがまずかったか?代わる手も難しいが…
以下▲8五飛、△7二銀、▲3五歩、△7三桂、▲7五飛、△7四歩、▲同飛、△6五桂、
▲8六角(王手)、△5一玉、▲3八金、△4五馬に▲7七桂が好手
(▲3四歩、△同馬を利かしてからのほうが効果大だったが)でどうも悪いようだ

その後も一手だけチャンスが来たがそれを逃して最後はボロ負け

後からいろいろ記事を読んだりしましたがどうも▲7八飛にすぐ角交換しての△4五角は
後手難局っぽいですね
無難なのは▲7八飛に△6二銀ですか…

ここで▲4八玉には角交換して△4五角がある
なので角道開けたままにしたい時は▲6八金の一手が必要、もしくはそれが不満なら▲6六歩と止める
中途半端な知識のままで飛び込んではいけない変化に入ってしまった一局でした

【参考】suimonの将棋上達ブログ
先手番石田流の戦い【早石田対△4五角】
https://suimon-shogi.com/sente-ishida/

相振り党必見?

2022-08-24 22:48:11 | 日記
先ほど伸び盛りの中学生、宮間君とリーグ戦を指しました
このリーグ戦は81道場を使っての手合い割戦で毎月行われています
駒落ちなので初級者もとてもやりがいがありいつも際どい勝負になります
興味がおありの方はぜひご参加ください
方法はまず81サークルの「伊勢支部+仲間たち」に申請することから始まります
申請の際に簡単に自己紹介してくれたら嬉しいです
後は順に追って説明させていただきます

さて、今回は私の香落ち(なので私が向こう側)
宮間君は居飛車・振り飛車両刀使いだが得意の石田流に構えてきた
こちらは角道を止めての出だしなので矢倉を目指すが…
はじめから速攻狙いの宮間君はやや強引に▲5五角~▲7四歩とこじ開けてきた
さすがにこれは無理筋かと思ったが…

さて上図
形は△7二金だが▲7三歩成△同銀▲同角成でちょっと嫌
(それでも指せるようだが…)
なので△6二金寄と手堅く指す
もう止まらない宮間君は▲7七桂△5四銀に▲7三歩成△同銀▲7四歩と踏み込んでくる
以下、△5五銀▲7三歩成△同桂に歩の入手を狙って▲9五歩

激指君の検討によるとここからいつでも△4三角とか△5四角とかこの筋に角を置く方がよかったようだ
自分は厚く△7二金上と指し、以下▲9四歩△同歩▲同香△同香▲7四歩△6四銀▲7三歩成△同銀と指したが、ここで何と▲4三桂!ときて△6一玉に▲3一桂成と遠巻きの攻め
ここから自分が間違える
以下、△5四角▲3六飛△8七角成▲3四飛で下図

ここで△3二歩と打ったのがまずかった
以下、▲2一成桂△同飛▲3三飛成△同歩に▲6五角が好手だった
戻って△3二歩に代えて△4三馬なら指せていた

どうもここでは△6九馬から飛車を逃げておけば難しいようでしたが流れからしてこれはちょっと指せないですね
本譜は△6五同馬▲同桂に△5二玉と指したがこれも△4三角とこの筋にとことん打って粘るところだったらしい
本譜は以下▲3二銀からうまく指されて負けました

ところでこういう戦いって相振りを主戦場としている方はどう感じるんですかね?
先手で指すには相当受けがうまくないと悪くなりそうですが…
相振り党の方にコメントをいただけたら嬉しいです

ぴよ将棋研究(笑)

2022-08-15 22:59:57 | 日記
みなさん、どうもお久しぶりです

何かFacebookとかの更新はしていたものの実はこちらは全くのノーマークになってしまってました。
すいません。
でもアクセス数は毎日数十件はあり感謝してます
これから週に1度は更新目標にがんばりますね

さて、最近スマホに入れた「ぴよ将棋」
元来、ソフトと指すのは好きではないのですがこれなら気軽に指せるからと始めました。
でも… 相手が三段でも全然勝てない…
勝率は1割くらいでしょうか
でもなんだかんだ勉強になる部分はあるので楽しみながらやっていきます。

こちらが後手番になったらよく現れるのが下図

ここで▲8七歩と打つ人間は皆無と言っていいですがいざ指されると未知の世界が
以下、△7六飛、▲3三角成と進んでどちらで取るか迷う

確か一号局は△3三同金と取って以下、▲3六飛△7四飛(同飛もあったと思う)、▲2六飛…
と進んでよくわからない将棋になった
うまく指せばもちろん互角なのだが3三の金の形を直すタイミングが難しい

で、今日は△3三同桂と取ったが以下▲2四飛となってまた熟考

△8八歩は大丈夫なんかいな?多分、ノータイムで指すんだからないのか…
じゃあ飛成を受けるにしても△2二銀だと▲2一角で一目危ない
で、△2三歩と打ったのだが▲2八飛と定位置に戻られて後々3三桂の頭を
攻められて負けた
これもうまく指していれば互角だったんだろうけど…

で、ここで目には目を、ソフトにはソフトを…(笑)
激指君に検討させたら△8八歩が成立するらしい
以下、▲7七歩、△8九歩成、▲7六歩、△7九と、▲6八金
(同金は後々△7七角が残る) △2三歩で後手優勢

以下、▲3四飛に△5五桂が好打になるようで…
(見えねー)


何か明らかに通常型より後手が得するんだろうけど…って局面で踏み込めないことが多い
この将棋も好例
人間同士ではまず起こらないがこういうのも丹念に研究するのが後々効いてくるんでしょうね

10月に行われた棋匠会例会から

2020-12-25 00:20:44 | 日記
メリークリスマス!
何故かそんな夜に久々の投稿です(笑)
多分、今年最後の投稿です

とにかく今年はほぼ全部の主要大会が流れてしまい仕方ないとはいえ散々な一年でしたね。
そんな中でもローカル大会、それも東海地区のそれぞれの会の方はフットワークがよくて
緊急事態宣言が終えてからはほぼ定期的に大会が行われていました。頭が下がります。
最近では棋匠会(豊橋)の方と仲良くさせていただいているのですがとにかくここは小中学生の伸び
が半端ない。幹事の前田さんの人柄も含めてみんなが切磋琢磨している雰囲気が伝わって
きます。

10月に行われた棋匠会例会から取材します。
相手は伸び盛りの中学生S君。
ここまで対戦成績は1勝1敗ですがここでは見事な指し回しでやられました。

こちらが先手で相横歩取りでスタート
↓この▲7七歩は過去にponanza―村山慈戦で現れた手で一度自分も後手を持って
やられており一度使ってみたいと思っていた




この図までの進行は定跡通の方なら一目だろう
ここでS君が指した△6二玉が腰の入った手でこちらにぱっとした手が浮かばない…

とりあえず飛車を取った局面でかなり考えたがこちらから飛車を打ち込むスキが少なく
逆に馬を作られてゆっくり指される展開を見せられた。
馬を作らせない▲3八金も考えたが△8七歩~△8八歩のようにこちらから攻められると
壁になるのでとても指しきれなかった。

以下、図のように進みこちらが敗勢。
直前の△3八歩▲同銀の利かしが絶妙でこちらはどうにも収拾がつかない
以下66手で負け

それにしても自力で指したと思われる△6二玉には感心しました。
やはり予備知識だけで勝とうと思ってはいけませんね。
相横歩取りでは▲7七歩は好んで指すべきでないかもしれません。
▲7七銀か▲7七桂でゆっくり指す展開、または▲7七銀から一番激しい変化に
飛び込んで勝ちにいくか…
まだまだ後手としても捨てたものではないかもしれませんね。

この日は1勝4敗とボコボコにされましたがとてもいい勉強になりました。
また来年も伊勢の子供を連れて行きたいと思います。

来年こそはまたいろんな場所でみなさんとお会いできるようになることを
祈って…メリークリスマス&よいお年を!

第1回伊勢支部ネット将棋大会より取材

2020-09-03 23:39:15 | 日記
こんにちは
この間の日曜日は初めての試みでしたが伊勢支部にて初のネット将棋大会を開きました。
伊勢近辺の方に加えて県外で交流のある方も出ていただき22名とそこそこの規模の大会になりました。
ありがとうございます!
この大会の特徴は伊勢支部の伝統?を引き継いで手合い割(駒落ち)制でありオール平手派の方には
物足りないかもしれませんが幅広い棋力の方も楽しんでいただけること、駒落ち将棋独特の感覚を
楽しめることがセールスポイントとなっています。
この記事を読んだ方で面白そうだな、出てみようかなと思った方はぜひご参加ください。
次回は9月27日(日)13時~ 詳細はこちら⇒http://lixy.jp/mie-shogi/ise/pl2/

あとネット大会の欠点は
①臨場感がない
②感想戦がしづらい
③不正が入り込む余地がある
④進行をスムースにするためスタッフに一定以上の力量がいる
などがありますが、見逃せない利点として
①移動費がかからず自宅で参加できる
②普段ではなかなか対戦できない方と将棋が指せる
③会場の手配、機材の準備・片付けをしなくていい←これがかなり大きい
があります。
これからはリアルのよさは当然としてもネット大会のインフラが整ってきたら
より将棋を楽しむ幅が増えるのではと思っています。
将棋を普及するための手段はコロナ渦の中でもまだまだあるなと感じます。

今大会の注目の一戦(最高段の五段同士)をご紹介します。
先手は地元強豪の高木基晴さん、後手は愛知県強豪の村山周平さんです。
この二人はずっと前に東海リーグで対戦しておりこれが二局目。
終盤は二転三転の大熱戦となりました。

先手三間飛車vs後手急戦エルモ囲いから睨み合いが続いて下図

居飛車側も振り飛車側も両桂が跳ねるという珍しい展開
さらにその桂が全部交換になり迎えた下図

ここで手番を握っている先手がどう攻めるかですが単に▲4五桂は食いちぎられて
△9九角成で悪いのですが、先に▲6六桂と飛車取りを入れてから▲4五桂が
堅実な手順で先手がリードしたようです。しかしその後も後手から△2三桂と
粘り強い手も出て形勢が微妙に揺れ動いたまま終盤に突入しました。

下図は後手が△1三玉と逃げた場面

ここで先手は▲5三竜と銀を取ったのですが、これが意外と緩手で後手から△3五角(下図)
と打たれて形勢が混沌としてしまいました。正着は▲3四竜でこれが▲2四角成からの
詰めろと3一の金を睨んで受けにくい。後手は△4二角とこの一手の受けを披露しますが
▲2四竜△1二玉▲1四竜と平凡に王手をかけるのが理外の好手で先手勝勢となります
(ご確認を)

数手進んで下図、途中先手に誤算があってここでは後手有望になっています。
先手が4七の銀を5八に引いて受けに回った局面、ここがクライマックスでした。

後手は△5七角成と銀を取ったのですが、これが悪手で▲2六桂が入ってからは
先手が勝勢になりました。
ここでの正解はじっと△3六金(下図)と玉頭を厚くしておく手でこれで先手からの追撃が
難しかったようです。


それにしても終盤で先手から▲5三竜、後手から△5七角成と銀を取る手が悪いとは
本当に難しいですね。それもその正着が▲3四竜、△3六金と符合までそっくりですね(笑)

オープニングの一局で内容のある将棋を披露してくれた両者に拍手です。
この将棋を勝った高木さんはこの後も勝ち続け全勝優勝。
見事、第1回の覇者となりました。おめでとうございます。

こんな感じで毎月最終日曜日を基本としてネット大会を開いて行こうと思います。
参加希望の方は冒頭のリンクを確認して河村まで申し込みください。
今後ともよろしくお願いいたします。