Kengoの将棋 実戦・研究ノート

私、Kengoが普段指している将棋や研究したことなどを書いていきます。

踏み込んだ指し方はないかなあ

2010-08-28 17:31:41 | 日記
 どうもです~

一昨日、倶楽部24で指していました。なんか調子ボコボコで点数は下がる一方です
やっぱり平手の緊張した大会とかに常時出ていないと駄目なんですかね?

まあいろんな将棋を指すことが重要なんで倶楽部24もしっかり活用していきます。

さて、その中の将棋で相手は2100点代。こちらが先手で相手が向かい飛車から早々と
仕掛けてきた。

以下、手なりで進めて第2図になるのだが、先手としてポイントを稼いでいる気が
しない。この局面になるのなら後手振り飛車党としては満足だろう。居飛穴も防い
でいるし。


戻って第1図以下、どうやって模様のいい展開にするか考えてみた。
第2図に至る手順中に▲5七銀の前に▲3六歩~▲3七桂を優先したが
それがどうだったか?
▲4六歩~▲5七銀~▲5八金右として後手が角を3三もしくは4二に
引くなら▲2五歩かと思ったがそれだと△3五歩~△3四銀が嫌かなあ。
じゃあ▲3六歩までは省けないとなるとほぼ第2図に近くなる。
強気に第1図で▲5七銀という手も考えたがだからと言って次から具体
的に何をするかわからん。

うーん~

そもそも居飛穴志向の人は▲2五歩も早々と決めないし、5筋の歩も突か
ないのかなあ。

倶楽部24でパンパンやってるとやはり見たことない手がいっぱいで楽し
いです。それに30秒で対応できていないために中盤でずっこけるパター
ンが続いているのでそこんとこを直していきたいです。

また面白い将棋があれば紹介します。

青野先生

2010-08-17 11:20:50 | 日記
どうも~

数日前に「あゆみ」で棋譜並べをしていたときに感動した手を紹介します。
将棋は前期B2級順位戦最終戦、▲中村(修)vs△青野です。

▲7六歩△3四歩▲7八金!と相手が青野先生ということを意識した出だしから
先手で▲3六歩戦法のような形になりました。これも中村先生の得意形ですね。

中盤で青野先生が△5四角とよくある桂頭攻めをして飛車角交換に。
△5六香も先手で入るものの攻めがやや細く難しいな、と思ったのが第1図


しばらく改行を入れるので次の一手を考えてみてください















次の一手は△5四歩!


直感で非常に突きづらいところだが、

①先手から▲6五銀と邪魔な香を精算してもらおうという手には△5五歩で対応
②歩を持って△7八歩が次の狙い

という一石二鳥の好手だったと思います。

本譜は狙い通り△7八歩からのと金攻めが間に合い青野先生快勝!

自分は対振り飛車急戦を青野先生の本で勉強したため青野先生の将棋には
思いいれがあります。そういえば、青野先生は角換わりも得意だったので
こちらももっと勉強しておけばよかった~


平成最強戦 予選第1局回顧の続き

2010-08-11 16:14:46 | 日記
 前回の続きです。

 いろいろと自分なりにいじってみて出した結論はよく本に出ている△7四歩がこの局面では不急なのではということでした。

 となると下の局面になる

 △7四歩と打たないのを咎めようとして▲7四歩と打つと△5四歩と突いて
以下第2図くらいの進行か?

 先手としても調子に乗って▲4六角~▲8五桂とやっても決まらなければ
桂取りの催促△8四歩や△6六角が飛んでくる。これは互角か?

 また第1図から本譜と同じように進めると第3図になる。

 これだと△7四歩が丸々△4二玉に代わっていることになり明らかに得。
 △7四歩は▲8五桂と跳んでくる手に対してはそんなに効いてないのかなと思った。

 ほかにもメールで優秀な後輩から早めに△7二金と上がる案などいただいて
これも有力だと思っています。どうも第1図あたりが最初のヤマ場になっている
ことは間違いない。こういうところを丹念に調べて感覚を身につけ大会での勝利
につなげたい。

平成最強戦 予選第1局回顧

2010-08-06 10:58:50 | 日記
昨夜は倶楽部24でボロ負けのオンパレード
相変わらず角換わりも多い
なんとか自分のフォームを確立しなければとちょっと必死です

というわけで、最速早繰り銀となった平成最強戦予選第1局を振り返ってみる。
先手が一手損で角換わりをしたので私が後手。

プロで流行している▲2五歩からの反撃ではなく△7六歩を取り込ませて▲8七金型に。
これは一般的には形が悪く指し難いと思われているが、自分が早繰り銀をやると9割方
この形になる。定跡書に書いてある△7四歩と打ったところ。
ここから先手が積極的に攻めてくる。

第1図からの指し手
▲6五歩△7三銀▲7七桂△3三銀▲6八飛△6二飛▲8五桂

この局面で私は△8二銀の予定だったがよく見ると▲8四角(準王手飛車!)がある。
で予定変更で△8四銀と出たのだが▲6六角~5五角以下軽快に攻められて非勢と
なった【第3図】


どう応じるのが早繰り銀側としていいのか、今朝さんざん第1図のあたりを突っついた。
△3三銀が不急かもしれないとか右銀を5三に引くべきかとか...
で、さっき少し一番まし?になる手を発見した。
これはまた次回に...

それにしても当然ながらこの将棋、一手の比重が高い。
駒を並べながら昔、対振り飛車の急戦の研究をしているような雰囲気がした。
自分が一番将棋に打ち込んだ時期にはこの角換わりはほどんど指していないので
この中盤の一手一手の常識を今あらためて叩きこまないとアマ棋界でもやっていけ
ないと痛感した今日このごろです。

平成最強戦

2010-08-05 16:24:33 | 日記
少し前になりますが、平成最強戦に出場してきました。
朝6時に伊勢市駅を出てその日の夜行バスで帰ってくるという弾丸ツアー
次の日に息子のサッカー試合があるためですが、若くないんだからどこまで無理が
きくか不安でした。

予選1局目は先手が一手損で角換わりに持ち込んでくる将棋。
予選3局すべて後手番をひいた私は速攻早繰り銀に出るが相手も最速と思われる
反撃手段で対抗。非勢に陥った。
ただそこから粘り強く対応して逆転に成功。引き続き攻めに行くところを自陣に
手を戻してしまい相手にも立ち直られ再逆転。黒星スタートに。

予選2局目は相振り飛車。戸辺流を採用し途中怪しい場面もあったがなんとか
押し切り初勝利。

予選3局目はまたも先手一手損角換わり。こちらが△9四歩と様子を見た手に
対して棒銀から端攻めに来た。ただこれはこちらが右辺に玉を逃げ出したとき
に△9四歩はふところを広げ必ずプラスになると確信。強く攻め合って制勝す
ることができた。

本戦1回戦は今回初の先手番を引いた。そしたらまたも後手一手損角換わり
定跡通りの展開から相手に馬を作られた上にこちらの玉型が弱く分の悪い終盤
になったが、勝負手を連発しているうちに相手が詰ましに来て詰むや詰まざる
やの局面に。
いかにも詰みそうな局面の上に相手が自信満々で指してくるので手なりで指し
て詰まされた。局後、すぐに某強豪からの不詰めの指摘にがっくり。単なる
トン死であった

なんと今回は4局中3局が角換わり。どうも現在の将棋は角換わり将棋のマスター
が必須のようです。これが僕の学生時代は矢倉だったんですけどね。

結果は残念でしたが、久々に遠征しての緊張感を味わえた上に大学の同期や後輩
たちと交流できて楽しい弾丸ツアーでした。また秋も東京行き計画をしたいと
思います。

代表になってタダで行くのが一番なんですが