田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

藤井のはちみつと菱野三連水車

2015年06月08日 | 朝倉

 昨日、福岡県朝倉市にある藤井養蜂場の直売所に行ってきました。

 

 広い駐車場や清潔なトイレも完備されており、大型バスにも対応できます。買い物コーナーではいろいろな花のはちみつや、はちみつを使った加工食品、お菓子、飲み物などが販売されています。

 写真には人が写っていませんが、休日には多くの人が訪れます。私は喫茶コーナーで、はちみつ入りの濃厚なソフトクリームを食べるのが楽しみで時々出かけます。裏の農園で採れた野菜も格安で販売されています。

 中庭のモデル蜂場ではミツバチが巣箱に出入りするところを見られますし、菖蒲園や藤棚など、どこか田舎っぽい雰囲気があるところが気に入っています、(実際、田舎ではあります)

  

  帰りに養蜂場のすぐ裏手にある菱野三連水車の様子を見に行きました。

 6月中旬の田植えの時期に合わせて、水車を組み立てる準備中でした。左に水車の柄杓から水を受ける樋が置かれています。

 

 向こうから上車、中車、下車とサイズが小さくなります。水車はこのほかに三島、久重の二連水車がすぐ近くにあり、この3基の重連水車で35ヘクタールの田を潤します。

 

 上流から見た三連水車です。水は筑後川の山田堰からこの堀川用水へと導かれ、水車によって灌漑されます。堀川用水と水車群は国の史跡名勝天然記念物に指定されており、シーズンには多くの人が見学に訪れます。写真の絶好の被写体にもなっていますが、決して観光用の施設ではなく、江戸時代から今日まで現役で活躍しているところが素晴らしいと思います。

 部材が新調されており木肌が白く見えますが、年数がたつと黒光りして、蒸気機関車の動輪を彷彿とさせる重厚な感じになります。

 水車が稼働する頃にまた訪れたいと思います。

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