個人情報の保護と傍聴手続きの簡素化を図るべきだとして、市議会改選後の議会運営委員会において、草加市議会傍聴規則の改正についての議論がはじまりました。この中で、添付画像の一般傍聴券の住所、氏名、年齢の記入欄の削除が検討されています。
■全国にさきがけた先進の改革~これまでの草加市議会
草加市議会はこれまで、全国一の議員定数の削減率(定数条例改正当時44→30=68.1%)、全国二番目のインターネットによる議事録検索システムの導入、本会議のインターネットによるストリーミング映像による同時中継ならびにビデオ記録の配信、全国初であり、唯一の市議会主導による自治基本条例の制定など、日本中から視察団が訪れる先進的な議会改革に取り組んでまいりました。
議会傍聴券に住所、氏名、年齢を記入していただくことは、議場内における保安、秩序の維持を目的にこれまで、傍聴希望者にお願いしてきましたが、これを削除する実例が他市で見られ、すでに草加市でも審議会や協議会では実現しています。
■草加市議会傍聴規則の見直し~だれでも自由に・・・
より自由に、だれにでも議会を見ていただけるように今後とも、議会改革をしていかなければならないという点では、すべての草加市議会議員が認識していますが、これまでも、本会議場でヤジや議事妨害にあたる行為などが現実に発生していることから、本会議場への出入りについては、草加市議会傍聴規則を遵守することの誓約の意味からも、本人署名程度のものは残すべきではないかと私は感じています。
■みなさんのご意見をお寄せください。
そこで、皆さまのご意見をお聞かせください。これまでも傍聴券をお渡しする際に記入していただいた住所、氏名、年齢などの個人情報を上述の目的以外で使用したことはありませんし、今後もそのことに変わりはありません。
しかし、一部の傍聴希望者の方から議会事務局職員に対して、住所、氏名の記入はプライバシーの侵害であるとの指摘があり、改選後の議会運営委員会の検討事項となりました。
■自由の国・アメリカの実情~草加の実情にあわせて・・・
ちなみに昨年、ヒューストン市議会を傍聴した際には、草加市議会からの使節団である私たちもパスポートの提示、手荷物の検査、ボディー・チェックを受けなければ、市議会本会議場に入ることはできませんでした。
国情の違いとはいえ、自由と秩序の両立はデモクラシーが避けて通ることのできない課題であり、草加市の実情にあった制度としていくことが大切です。現実に、昨年6月に私が右翼団体構成員を名乗る男に恫喝されたのも、市議会本会議場の前でのことだったのですから・・・
瀬戸健一郎
Kenichiro Seto
草加市議会議員
Soka City Councilor
氏名・住所などを記入する事は当然ではないでしょうか?
住民票の提出するくらい求めても良いと思います。
しかし、『一般傍聴申込書』がどう使われるのか記載が無いですね??(裏面に書いてあると思いますが)
市での個人情報の扱い方法が心配なだけですけど。
年齢を記入する意味が分かりません。
それには、外部の者に妨害されることなく、また議会参加者(市長、議員、市職員等)の身の安全が保障されることが必要だ。
いくら個人のプライバシーが重要だとか、個人情報の保護が重要だといっても、これには代えられないものであると思う。
やはり、危機管理を最優先すべきです。