2月16日(土)
不在で受け取れなかったRさん母子からの郵便小包が朝早く届きました。開けてみるとなんとチョコレート。小さくてかわいいのが高校進学が決まったNちゃんからのものです。
手紙が入っていました。高校合格に「早春賦」を送ったのを喜んでくれたようです。
「わたしの中学校生活はとても充実していたと思います。」「高校生活も充実したものにしていきたい」と結ばれています。
小学生のときに北朝鮮を命がけで脱出した人です。中国で「日本に行く」と知って泣いて拒否したと聞いています。幼少時からの教育で「日本」=「怖いところ」と思い込んでいたのです。
小6~中3と日本の東京で4年間の学校生活を送って、いま、「充実」という言葉をきけるのは本当にうれしいことです。本人はもとより家族・先生方・友人たち、さまざまな人たちの努力・協力の賜物です。
進学の祝いに『アンネの日記』を送りました。僕が教員だった頃に高一のすべての生徒に紹介した本です。
川越だより「アンネの言葉 ①理想と希望」●http://blog.goo.ne.jp/keisukelap/e/4183f4dc7835cd9fd1c17e25c5443fce
アンネは15歳でいのちをたたれました。同じように出口の見えない圧政下で北の少女たちはどんな風に生きているのでしょう?
豊かな感性に恵まれたNちゃんの東京での高校生活がどのように展開するのか、わくわくどきどきしながら応援できるのはうれしいことです。
2月18日(月)曇
昼前、癌研有明病院で西尾医師の診断がありました。X線・血液検査ともに大きな変化はありません。抗がん剤「タルセバ」の効能は落ちてきていますが4月のCT検査まではこのままの治療を続けることになりました。
元主治医のN先生がまだまだ大丈夫、75までは今までどおりがんばろう、と励ましてくれました。旧友の言葉を聴くとうれしくなって元気が湧いてきます。
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