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誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

浜菊

2013-10-10 05:30:13 | 日記
浜菊(キク科)花言葉は、友愛。海岸に自生しているキクの一つ。学名Chrysanthemum nipponieum Matsumura.日本の菊で、北は青森県から三陸海岸を寒流に沿って南下し、茨城県の那珂湊まで太平要素の植物として知られている。日本にも自生しているキクはいろいろあるが、草が多く、日本としては数すくない木本のキクとして注目されている。低木ではあが高さ1mぐらいに生長し、見事であるうえに、海風に関係なく、暖かいところならどこでも栽培しやすい特徴を持っている。自生地では日当たりのよい断崖や岩場の斜面、あるいは平坦な砂浜にも生えていて冬も枯れない。天和年間に出た水野元勝の「花壇網目」の中にはすでに浜菊の名は紹介されている。浜菊の葉は肉の厚いへら形で、長さ5~9cm、縁に鋸歯があり、表面には光沢があって、いかにも海岸植物らいしい様相を呈している。秋になって枝先に白い頭状花を上向きに開く。直径約6㎝,自生キクの中では最も大きくて美しい。頭状花の中央に黄色い小さな筒状花が密集し、その周囲を取り巻いて雪白の舌状花がほとんど平に見事に並んでいる。キク科キク属には、他に14種もある。キク科は高等植物なので世界に広く分布し,約920属、およそ20、000種が知られていて、日本にはおおよそ350種が野生している。また帰化植物も120種以上あるという。「菊の香やならにはふるき仏達 芭 蕉」「菊つくり得たれば人の初老かな 露 伴」「秋はまず目に立つ菊のつぼみかな 去 来」「白菊やしずかに時のうつり行 江 涯」「秋天の下に野菊の花弁欠く 高浜虚子」「雨粒のときどき太い野菊かな 中村汀女」。(菊日和 朝風冷えて 肌寒し ケイスケ)