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甘いものと政治の話

何に使われたかわからない11兆円…国の定をなしてないでしょ!これ。

2022-05-01 18:29:03 | 政治

政府が新型コロナウイルス対応へ用意した「コロナ予備費」と呼ばれる予算。総額で12兆円に及ぶが、その使い道について、実は…正確に特定できたのはそのうちの6.5%の8千億円のみ。9割以上は使途不明となっていることがわかった。

予備費とは、予想しにくい予算の不足に充てるための経費で、内閣の責任において支出できるもの。

未知のコロナ感染症の世界的流行で、不測の事態に備えるために予備費が必要なのもわかる。憲法でも認められているものだしね。しかし、こんな大きな額が必要なのか?というところがまずひとつある。

そもそも予算をどう使うかは国会の議決を得るというのが基本。ここがないとチェック機能を果たさない。私たちが汗水たらして働いて納めた税金。内閣が勝手に決めて勝手に使っていいものではない。12兆円もの税金を内閣が勝手に決めちゃっていいわけがない。

11兆円という予算は、国民1人あたり8万円の給付ができる額になる。

自民党政府は、コロナ渦のなかで、緊急小口資金などの貸付を実施したが…要するにこれって「借金」なわけで、なんと20億円相当が自己破産などで返済困難になっているという。こういう時に行うべきなのは「借金」ではなく「給付」なんだよ。

いま私たちに降りかかっているのは、コロナだけではない。ガソリン価格の高騰、光熱費の値上げ、相次ぐ食料品の値上げ。影響のない人なんていないんじゃないか。というのが庶民の生活実態だよ。

生活実態がわからない自民党なんかにいつまでも権力の上であぐらをかかせていてはいけんよ。