higher ground

甘いものと政治の話

カツアゲか平和の祭典か…オリンピックのほんとうの姿とは…

2021-04-30 22:45:29 | 日記

いっこうに進まない新型コロナワクチンの接種。菅さん(総理)は1日1万人が接種できる大規模接種センターを東京などにつくるらしい…。会場予定として、千代田区大手町の合同庁舎が公開された。大阪、兵庫、京都にも1日5000人が接種できるような会場をつくるとのこと。

どちらも高齢者を中心に接種を進めるとしてるが、そんなでかでかとした会場にお年寄りが行くだろうか…。東京の千代田区大手町といったら…地下鉄の出入り口がいくつもある…という感じである…。しかも接種する人員をどう確保するかも問題で…自衛隊の医師を活用するつもりらしいが…コロナ患者を受け入れている病院の通常任務もある。

東京オリンピックのために大会組織委員会は500名の看護師派遣を要請したことは前回のブログにも書いたけど、これがまた「ボランティアで来て」と言っていることもわかった。ふざけた話だ…。

橋本聖子大会組織委員長は「医療に支障をきたすような状況が考えられることになったら、安心安全を最優先とするため無観客を決断しないといけない時がくる」と言っているらしいが…いまさら…という話である…そんなもんはとっくにきてる。

いまは「中止」を決断するときだ。

IOCと東京都の開催都市契約の文書には「戦争状態、内乱、ボイコット、参加者の安全が脅かされる場合」に中止にできるとしている。いまの状況は、完全にこの事態にあたる。

日本が中止と言い出せば、「多額の違約金を支払わなければならない」という情報があるが、それはウソ。ただ、契約書には『日本側は補償や損害賠償をIOCに請求する権利を放棄することに加え、第三者からの賠償請求や訴訟に応じる義務』が生じるとしている。

要は、スポンサーなどから損害賠償を請求された場合、IOCは一切の責任を逃れ、日本側が賠償金を負担しなくてはならない。ということ。こんな不平等な契約があるだろうか…。こんな契約を交わしている時点で終わってる。

というか…オリンピックとはこういうものなのである。

IOCはこの20年間で、収入源の放映権料とスポンサー料を3倍に吊り上げている。この組織は、犠牲がでても、とにかく開催さえできれば、世界中の放送局から多額の放映権料がはいってくる。オリンピックは「金儲け」の場所なのだ。

人命より金。

それがオリンピック。

さて、日本はどっちだ。