kebaneco日記

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申し訳ないけど

2023年10月22日 | 猫ら&家族

金曜日に帰宅してドアを開けたら、臭いに気絶しそうになった。ケバさんには申し訳ないけどおむつをしていただくことにした。

 

土曜日は明け方3時に一度起こされてごはんをあげた。脊髄の障害なのか、今までのようにお皿からご飯を食べる姿勢をとることができない。最初の写真も水を飲もうとするのだけど、あれ以上顔を水に近づけられず飲めない。高さを変えたりいろいろしてみたけどダメだった。置いたお皿からご飯を食べたり水を飲んだりができなくなってしまったので、マロの晩年やってあげていたようにシリンジで流動食。結構食べてくれたのでほっとしてたら、目を覚ました主人が「ケバはご飯の後お水飲むから」ともう一つのシリンジに水を入れてきてくれた。まあまあ飲んでくれて一安心。明け方ご飯を食べさせた後でケージに戻すのがかわいそうで「おむつもしてるからいっか」と、主人のそばの布団の上に居させた。しばらくじっとしてたけど元気が出たのか探検を始めたので、小上がりになっている我が家の寝室、落ちては大変とケージに戻した。

 

 
異変が起きた木曜日の夜に慌てて作った寝室の隅の「病室」
 
 
マロが使ってたケージに、予測もつかないようなところに手足を挟まないよう綿毛布をかけてカバーして、体を起こせるようにクッションやそれに代わるものを置いて、バスタオルの下にはペットシート。周囲にここで使う必要なものを全部集めた。あたしたちが在宅して起きている時間以外は、ここにいてもらうつもりだった。
 
 
朝になって寝室の外にも出られるようにしてあげたら、驚いたことに前日までは内側に曲がって人間で言うなら手の甲で歩いていた左前足が、元に戻っている!ふらふらしてはいるけど動き回れる!視力が極端に悪くなっているのか、いろんなものにぶつかる寸前までふらついて歩いて行き、そこから避けているって感じだけど。新しいうちに引っ越してきた時にその場所をチェックしてるように、見えてた世界と違うから再「測量」してるのかもしれない。
 
 
全く歩けないと思ってケージという病室を準備はしたけど、ここまで歩けるなら夜は段差から落ちても怪我しないよう対策をして、今まで使ってた布団に寝させて、昼間の留守番時も自由に歩き回れるようにしよう、と言う話になった。木曜日に異変に最初に気づいた時におしっこで大変なことになってたケバさんの布団、ダメ元で洗濯機で洗ったら臭いも取れて綺麗に乾いたのでケバ様用布団として復活させた。ケバが使ってた布団は、あたしが大学に入って独立する時に母が持たせてくれたものの一つ。45年も経ってまだ健在、しかもドラム式洗濯機の毛布コースで洗って全く問題なしって、凄すぎる。
 
 

 
子供の頃に飼ってた猫に「瑠璃」などと言う名前をつけていたという母も、これには喜んでいることだろう
 
 
で、ケバ様はというと・・・、ぶっちゃけ「これは老人の徘徊ってやつでしょうか」って感じ。ひっきりなしに歩いている。異変が生じる前はほとんど寝て過ごしていたのに、今は昼夜関係なく憑かれたように歩き回っている。よぉ〜くみると右後脚がふんばれなくなってるなぁという歩き方なのだけど、ベランダで日向ぼっこして、部屋に戻ってきて、を繰り返している。
 
 
ちなみに、シリンジで流動食を食べさせる方法は、マロの時に思いついた。
 
 

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どうかなぁ〜と差し出したシリンジ入りご飯を食べて、では、とお水をあげてたらそのままお休みになられる。水がこぼれた時用に使っていたタオルがそのまま枕に(笑)。
 

 
おむつから出た尻尾、なんかかわいい
 
 

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マロの時には、コロナのせいでお店が閉まっていて動物用のおむつが買えなかった。ネットは便利なもんで、人間用をどう猫に流用するのかその方法を記載したブログなど発見して重宝した。が、ケバには犬用だけど尻尾が出せるおむつを買ってあげられた。一歩前進だ(というのかな?)。
 
 
マロが逝っちゃった時の喪失感を、ケバが埋めてくれた。ケバのおかげで、マロがいない日常を受け入れることができた。こんどケバがいなくなっちゃったら、あたし達がお互いにそうやって埋めていくしかないんだよね、でもここまで回復できるんだからまだ先の話っぽいね、などと言う話をしつつふらふらよろよろ動き回るケバを見つめてるところ。マロの時の経験を活かしてシモベも頑張るから、穏やかな老後を送ろうね、ケバ。
 
 

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4 コメント

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頑張ってね ()
2023-10-22 04:13:11
ケバサン、体調くずしているのかな❔
私も、先代ワン公で経験済みなんだけれど、
何分にも言葉が聞けないだけに、あれこれ
試行錯誤の手探りお世話・・大変でしょうが
ご面倒見てやってください。
ケバサンがんばれ・・
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鮎さま (keba)
2023-10-22 11:42:39
ありがとうございます。

体調を崩したのは崩したのですが、老猫にあるまじき(?)驚異の回復力を示して僕を翻弄しています。
当初の悲壮感にあふれた状態から比べたらうれしい悲鳴なのですが、確かに試行錯誤の手探りです。

みんなで総力戦です、がんばりま〜す
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kebanecoさんへ (くりまんじゅう)
2023-10-23 12:34:15
ペットと暮らすといつかは必ず 彼らを見送る日が来ます。
マロさんは手厚い看護を受け 寿命を全うしました。
次にまたケバさんを見送るとなると飼い主はとても切ないです。

>これは老人の徘徊ってやつでしょうか ひっきりなしに歩いている。
認知が入っての徘徊でも 歩く馬力が出たということを まず喜びましょう。
ケバさんが食欲が出て 元気になりますように。
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くりまんじゅうさま (keba)
2023-10-23 14:26:54
そうですね、切ないけど避けて通れない道です。

ここのところの回復を見ていると、お見送りは少し先のことになりそうです。
徘徊、確かに歩く馬力が出て喜ぶべきことですね。
病院に連れて行った日も、午前中にあたしが空いていたとか、
今日月曜日も明日以降仕事がハードなので、仕事を入れていなかったとか、
悲しいことが突発的に起こった割には、対応できる時間の余裕があって、ラッキーな事だと喜んでます。
明るい側だけみます!

そうなんです、次は食欲の回復が課題でして、シモベも知恵を絞り出しているところです。
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