kebaneco日記

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還暦の手続き

2021年05月15日 | 折々の話題

今年で還暦なので、年金のことが徐々に現実味を帯びつつある。

 

最初は30年かけた個人年金。去年の夏に手続きの連絡が来た。

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後楽 - kebaneco日記

小さい頃母に「先に苦労すると後で思いっきり楽しめる、後楽っていう昔の言葉があるのよ」と言われ、夏休みの宿題は7月中に全部仕上げさせられてた。...

後楽 - kebaneco日記

 

これで弾みがついて、冬ごろから国民年金関連の作業を開始。あたしは成人してからも海外在住期間があるので、54ヶ月の未納期間がある。これを埋めておかないと、国民年金の満額を受け取ることができない。様々な理由で掛け金納付期間が480ヶ月に満たない人たちのために、60-65歳まで追加で入ることができる「老齢任意加入」(老齢だとぉ〜、はさておき)という制度がある。国民年金そのものには大した期待はしてないけど、ひとまず満額給付の手続きをと思い、還暦になった直後に年金事務所で手続きした。

 

この年金事務所ってところは非効率の権化みたいな場所で、事前に電話で確認しているから手続きをちゃっちゃと済ませて帰れると思ってアポイントまでとって行ったのに、行ったらまずおっさんが出てきて事前に電話で説明したことを繰り返し聞き、「書類を作ってきます」と平然と言う。

 

あたしは一瞬なんでそうなるのか理解ができず、「すみません、今申し上げたことは先日電話ですでに全てお伝えしてあるので、今日は書類にハンコを押すだけだと思って来ました。現役なので、時間に余裕がありません」と教えてあげた(苦笑)。いくら受給できるかわかんない怪しげな国民年金に、任意で延長して加入しようとする善男善女に対してこんな時間の無駄を強いるなんて、まじうざい、この天下り木っ端役人め(とは言わなかったけど、そういう顔はしていたと思う、あたし、顔に出るんで)。

 

その後そうやって出来上がった書類を持って上の階に行き、具体的な手続きの説明に入った。支払いをどうするか?という段になって、毎月納付・半年前納・1年前納・2年前納のチョイスがあり、当然ですが2年前納が1番お得という説明。しかもクレジットカード払いが可能だって。そりゃ、2年前納でクレジットカード払いざんしょ!とそれを選んだら「今年はクレジットカード払いの申し込みが既に終わっているので」って。おいおい。。。(苦笑)

 

ま、いずれにせよ、そんなこんなで国民年金の手続き@年金事務所、は1時間くらいで終わった。それが一喝で早まった結果なのか、いつものことなのかは不明。頑張っても1時間もかかるんだとすると、もう救いようがないかもしれないなぁ。大丈夫だろうか、あたしの国民年金・・・。手続きには死ぬほど時間がかかるマニュアル作業だった癖に、その後速攻で払込用紙が送られてきた。年金、大丈夫かもしれない(笑)。

 

個人事業主というあたしの働き方を、尊重はしてたけど不安にも思ってくれていた父。お宝年金の個人年金に強制加入(笑)させられたのみならず、個人型確定拠出年金なるものができたときにいち早く「入りなさい」と情報提供してくれた。で、あたしは断る合理的な理由が思い付かず、素直に上限いっぱいまで入り続けていた。

 

そっちは2022年4月からは60-65歳も加入可能になるらしいけれど、現時点では60歳で追い出される(苦笑)。75歳になるまでに受け取りの手続きをすればよく、自分が運用している資産自体はそのままにしておいたり、運用指図をして投資する商品を入れ替えたりすることは可能。ただし維持のための手数料がかかるので、資産が目減りしないような商品に少々資金を配分しておく必要があるかも。という資産。こっちは父の指図で運用したおかげでかなりの運用益が出ている。よって税制を睨みつつ戦略的に受け取らないと。ひとまず寝かせておくことにした。

 

今後数年はまだ働くつもりなので、この個人型確定拠出年金の所得税減額効果は捨てがたく、来年またこの制度に戻るかどうかの判断は先送りにして、国民年金基金に追加で入ることにした。この国民年金基金は国民年金加入者だけが入れるシステムなので、例の老齢任意加入の手続きが完了したことが確認されないと加入許可が降りない。4月に手続きをして1ヶ月後にようやく、確認が取れたので引き落としますという連絡が来た。こっちも上限は個人型確定拠出年金と同じ金額。それに限りなく近く、なおかつ年金生活者になってもアクティブであるであろう最初の15年間に受給額を少し厚く配分する設計にした。

 

それが最初の写真。

 

こっちは資料を請求した後は電話で説明を受けて申請書を作成して送って貰い、必要箇所に情報を記入して返信して後は沙汰があるのを待つ、という極めて効率的な手続きで本当に助かった。電話で相談に乗ってくださった担当者の女性もテキパキしていて頼もしかった。来年確定拠出年金に戻ることも可能になった段階で、彼女に再度相談してもいいかなぁと思っている。

 

退職後の資産形成に関しては、年金以外にも中小企業共済の退職金積立とか、とにかく父から言われたからっていうのが唯一無二の理由で、言われたままやってきたものばかりなので、積み立てるときはいいんだけど受け取りになると誰かにアドバイスをもらわないと、自分の資金を手元に戻すだけなのに無駄に課税されるのではないかとちょっと心配。

 

年金に関しては一旦継続などの手続きが終わったので、夏休みには銀行と相談だな〜


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
kebanecoさんへ (くりまんじゅう)
2021-05-15 14:37:41
働いていた頃は 会社からと 個人の給料から天引きの合算した額が
厚生年金の積み立てになっていたと思います。
それを今 年金として受け取っています。給料の担当者がこれら
全部をやっていましたから 現役時代は年金について
深く考えたこともなかったです。

個人年金は65歳から7年間受け取れるという生命保険会社のものを
年末調整の対象になるからと掛け 間もなく7回目の
最後の支払いが今年あるはずで それで終わりです。

そうですよねkebaさんは個人会社の社長だから老後の年金を
受け取るために 自分で手続きして掛けることになりますね。
ご両親は 自分たちが亡くなったあと娘が困らぬようにと
いい教訓を残されました。

お役人はどの時代でも変わりませんね。
こんなやり方や態度では 民間会社なら とっくに倒産しています。
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くりまんじゅうさま (keba)
2021-05-15 15:10:04
会社員だった父は、自分たちが資産形成した時代には日本の高度成長期で金利も高かったけど、これからはそんな時代にはならないから、とあたし以上にあたしの老後に危機感を感じて色々と系統だてて教えてくれてました。

弟は会社員なので心配ないと思ったのか、こんなに手取り足取り老後のことは教わらなかったそうですが、会話が途切れると教育資金の手当は十分か、(当時専業主婦だったので)義妹の年金をちゃんと掛けてあげなさい、などと言われたらしいです。

具体的に教わったのは老後資金だったかもしれないけど、お金との関係について考えさせられる機会をたくさんもらいました。感謝しかないです。

役人も政治家も、効率をギリギリまで追求して事業を行い、そこから上がった利益に課税している、だから自分たちはそのお金を効率的かつ効果的に使う義務がある、っていう当たり前のことを日々意識して欲しいです。
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年金 (しまそだち)
2021-05-15 19:14:21
国民年金は 65歳から 貰うようにしました。
連れ合いが 支給を受ける時 係りの人が 奥さんのも調べてあげると言ってくれて
アドバイスくれました(企業年金もあったので)

ご近所さん、 いよいよ支給を受けると言う何か月か前に ご当人が 亡くなりました
同業の方も、歳をかさねてから 沢山貰うんやって言っていたけど、結局、支給期間が 短かったです

お金だけじゃなくて、いろんな要素を考えて計算しなければ なりません
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Unknown (keba)
2021-05-15 19:29:14
しまそだちさま

我が家も必要以上に先延ばしにしない派です。夫婦で相談して、65歳から年金を受け取る。必要なければ貯金すればいいし、必要なら使えばいいし、という話になりました。

国民年金は税金と思って払ってますけど、流石に受給開始直前に亡くなるのは残念です〜
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年金 (よう)
2021-05-15 19:37:47
私の場合は・・・
60歳になる年の人を対象に 市から「シルバーカード」が送られてきました。
市の施設が無料になる証明のような・・
まだ誕生日も来ないのに 高齢者扱いしやがってと 同級生が怒っていました。
たった何ヶ月かのことだけどね。小さなショックがありました。
年金はその点 お金をやっともらえるという手続き案内なので
ムッとしながらも ホッとしたような。。。
それにしても しまそだちさんのご近所のかたみたいに 
やっと年金がもらえるという直前とか直後に亡くなる方は 昔は多かったです。
それだから60歳支給制度も成り立っていたのですよね。
年金制度をささえる 働く若い人も多かったし。
いまは 若いけど働く力に恵まれない人が 何時までも元気な多くの高齢者を
支えるという とっても不安定な時代ですから 公的年金だけでは
将来が危ういことですね。
kebaさんは 先を見通していらっしゃったお父様のおかげで
老後生活の安定を確保できましたね。
あとは いかに健康な心身を保つかということでしょうか。
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Unknown (みどり)
2021-05-15 22:55:36
先を見通せる素晴らしいお父様だったのですね。
羨ましいです。

ところで、年金事務所での窓口対応、必ずしも役人ではなかったと思います。
官製ワーキングプアという言葉をご存知でしょうか。
官公庁で働く非正規職員のことです。
私も50代半ばで勤めていた会社が倒産してからそういう職場で働いてました。
実は窓口にいる人達は非正規の人達が多いです。
正規の職員は奥で働いてます。
非正規職員は、たとえ必要であっても仕事上の重要な情報を与えられないこともよくありました。
kebaさんの情報も伝わってはいなかったのでしょう。
窓口の人の責任ではなかったと思います。
全員がそうではないにしろ、官製ワーキングプアと呼ばれるほど、立場的に弱い人達も中にはいます。
役所で働いている人の半分くらいは、所謂役人ではないのが日本の現実なんです。
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Unknown (kebaあ)
2021-05-16 05:13:56
ようさま

年齢に関する気持ちって複雑なので、行政もその辺わかって欲しいなぁ(苦笑)

文京区は65歳が高齢者の出発点みたいです。なので、まだお得なお知らせは何一つない(涙)。

父は公的年金の掛け金は税金だと思って(見返りは期待できないっていう意味だと思いました)、二階建て三階建ての部分をしっかり作るようにと、まぁ少なく見積もっても100回は言ってました。

ちゃんと言ったことは実行してるって伝えてはあったけど。信用されてなかったのはあたしじゃなく公的年金制度だったと思いたいなぁ
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Unknown (keba)
2021-05-16 05:28:57
みどりさま

そっか、あのおじさんは非正規職員だったかもしれないのかぁ。あたしはすっかり天下りだと思っちゃいました。気の毒なことをしたのかもしれない、反省。。。

確かに中央官庁の仕事をすると、他省庁や県庁や裁判所などからの人事交流的出向者、民間企業からの出向者、アルバイト、と、正体不明(?)の人たちも多いなぁと気付かされます。

シンクタンクやコンサルがものすごく食い込んでいます。アベスガ政権はそれが電通だったって話で。そしてそういう雇われ外国人的存在の給与の高さを知って、役人がコンサルに転職することも多い。正規職員ですらそうなんだから、その下に置かれている非正規職員が官製ワーキングプア、さもありなん。

なんだかね
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