人間の機能性を突き詰めた先にしなやかなフォルムのコミュニティーができるとしたら何事もあんまり考えない方がいい。ブルースリーは正しい。
人は誰もが年を取りいつしか人生のピークを迎えていたりするが、ちょうどいい時期を引き延ばすには旅するように行ったり来たりしてややスパイラルくらいが理想なんだよな。
ピークを見極めてゆっくり下山する知性が欲しい。人生の6割地点はたぶんもうすぐだな。
ひたすら上昇するドラゴンボール的世界ではなく、季節に合わせ、かつ限界を知りつつ、ゴルフはやらず運転手にならず、カラダもしぼみ過ぎず膨らみ過ぎず、そういうリーマンにわたしはなりたい。
Xメン最新作を見て思うに映画はもはや暇と退屈の倫理を司る現代の政治なんだな、ということ。大規模な戦争は起こらず、人類が緩やかに衰退するとしたら、映画はその成れの果てを幻視させる装置だ。
いまほどあからさまにファンタジーが求められ受け入れられているときってあったのかな。
機能する社会の構築は難しく、機能した社会で退屈しないのは至難の技。その技は、掃除かな。