映画『繕い裁つ人』

友人Oさんがエキストラでご出演の『繕い裁つ人』を見に行く。
エキストラ・・・と言っても、ちゃんとオーディションがあったらしく
『夜会』のシーンで着てらっしゃるドレスは採寸があったとか
主演の中谷さん、そして三浦貴大君はかなり素敵な人で
カレーを作ってくれてみなさんに振舞ってくれた話・・・
めっちゃスケジュールが厳しい映画で
神戸の町で2日間泊まり込みで撮影した話やら・・・・
そんなこんなの楽しい裏話を聞いてたので、楽しみに鑑賞。
もちろん、Oさんも一緒の近所の方々4人にて映画館へ・・・♪

Oさんのご出演箇所は、あちこちのぽつぽつと・・・という感じだったけど
なかなかに『効いてて』面白かった！
先日、中井貴一さんがテレビにで
役者じゃなくて、周りのエキストラのみなさんがいてこその映画の世界・・・
エキストラのみなさんが『その場の雰囲気』を作ってくれるから
役者が芝居をできる・・
（みたいな話）をされていたのだけど、
本当にそうだなあ・・・と思いながら観させていただきました。

・・・とはいえ、やはり中谷さんの素敵な凛とした女性像が
めちゃくちゃ素敵♪
それが映像からビンビン来る映画！！
それにとにかく景色が綺麗！・・・・・風景の映像が素敵っ！！
『神戸』が舞台の映画だから余計にかなあ♪

知ってる建物とか風景が出てくると
やっぱり見入ってしまう・・・。お話にも映像にも・・・。
改めて、神戸って素敵な町だなあ・・・と♪関西最高！！
（しかし、なにげに中谷さんは関西弁ではなかったが・・・（笑）
てか、関西弁がでてこないのには「？？？」
神戸の人・・・は関西弁をしゃべんないのかね？
川西・伊丹・尼崎・・・だけなのかしら？？（笑））

素敵な職人さんが、長く仕事を続けて行くことへの
チャレンジやら葛藤やらを織り込んだ映画でございます。
見えないところにこそ『手間のかかったもの』を作ってくれる職人さんの
作品の素晴らしさ・・・。
それが、この映画にも感じられる映画でした・・・。

今の時代・・・・長く使えるであろうが値段がそれなりに高いものを選んで
手にするにはなかなか難しい時代である。
しかし、なにか一つ・・・・なにか一つでも選んでゆくことができれば
その『品物』の『細かい作業工程』『技術』は、失われることなく
また次の世代に受け継がれるかもしれない・・・・
そんなことも考えさせられた映画だった。


とにかくっ！！
画面に出てくるすべてのものがっ！！
時代を感じるし素敵だし、上等なアンティークの写真集を観ているかのような映画でした♪


↑・・・中谷さんの洋裁店は
　川西にあるらしい・・・♪


↑・・・片桐はいりさんのお店は神戸にあるらしい。


↑・・・中谷さんが時々訪れていた喫茶店は神戸の北野、異人館の近くに
　あるらしい！！


↑・・・友人Oちゃんもご出演の『夜会』のシーンは
　神戸の花鳥園らしい！！


なんてことないストーリーなんだけど
ところどころ、ホロッ・・・とさせられるのは涙もろくなったから・・・
・・・ではなく、『経験値が上がってるから・・・』と言いましょう・・と
どなたかがテレビで言ってたけど、
すこーし長く生きてきてる・・・だから、より素敵に感じる映画・・・というのも
素敵だなあと感じた映画でした♪