今年も資格説明会があって，ロシア語能力検定などの説明をすることになった……のだけれども，検定を受ける学生などここ10年くらい出ていないし，今後も出ないのではないかと思う。ロシア語を熱心に学ぶ学生の数は以前よりも増えてきているのだけれど，そういう学生たちは地域のボランティア活動やアルバイトにも熱心だったりしていて，つまり検定を受けるには忙しすぎるのである。
検定を受けなくても，自分の語学力ってだいたい分かるしね。検定を目指すことで力が一気に伸びるということもあるわけだから，そんなふうに利用すればいいんじゃないかなとも思うが，TOEICみたいに社会の常識になっているわけじゃないし，しつこく勧誘するとアカハラになりそうだし。
しかし，TOEICを見ても思うけれど，日本人ってホント，画一化された人材育成や点取り競争が好きだよね。TOEICの受検者数が激増する一方で，海外留学する学生の数が減っているというのは，やはりおかしいんじゃないか？