泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

こいのぼりなう!

2018-04-19 18:41:56 | 
カテゴリーは「絵」ではないけど、絵を観に行ったついでだったので。
国立新美術館の2階で5月28日まで展示されています。写真自由(フラッシュ禁止)です。
おもしろかった。泳ぐこいのぼりに囲まれ、ソファに腰掛けることもできます。
のびのびした。せいせいした。たまには美術館に行くものです。

目当ては「至上の印象派展」(5月7日まで)。
初めて観る絵ばかりで興奮した。しかし年配のお客様たちが多く、ゆっくりはできなかった。
その中で一番印象に残ったのはゴッホ。
「日没を背に種まく人」
ゴッホは、本当に描き尽くした、と私は感じる。
使命を果たして。
その姿勢に、いつ接しても打たれる。
ルノワールの晩年の作「泉」も、私としてはよくわかった。

地下鉄に揺られてもう一つ。「ルドン―秘密の花園」(三菱一号館美術館、5月20日まで)
こっちがメイン。
やっぱり、おもしろかった。
目に見えないけど存在しているもの(心の中にあるものも)を、一つずつ、誠実に描き出していたと感じた。
その結実が「グラン・ブーケ」。圧倒されました。
独特の青とオレンジの対比や、花と蝶と肖像のモチーフの組み合わせも、私の中にある創作魂を快く刺激した。
確かに感じてあるものを、より具体的に描き切ればいいのだと思った。
それが見た目でよくわからないものでも、心的な現実ならば、必ず響く。
私は、私でいいのだと、改めて納得できた。本物の芸術品たちに深謝。


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