泉を聴く

徹底的に、個性にこだわります。銘々の個が、普遍に至ることを信じて。

高知から花巻へ

2024-04-20 17:36:02 | マラソン
 高知龍馬マラソンからもう2ヶ月が経ちました。そのときの写真をあげておきます。
 フルマラソンの後は、当然のことながら疲れが出ます。回復するまで約1ヶ月はかかるのではないでしょうか。
 私の感覚ですが。働きながらでもあるので、個人差はもちろんあるでしょう。
 その間、書店では棚卸しがあり、そのための整理があり、春休みになって接客に追われつつ、年度末で納品も増え、さらには杉花粉で自由を奪われ。
 結構大変でした。それらを無事乗り越えて、春。




 最近の新緑の美しさには、改めて目を奪われます。
 杉花粉もおさまって、穏やかな天候の下で、痛みもなく思い切り走って、おいしい空気を胸いっぱい吸えるのは、本当に心地よく、生き返る思いです。
 その中で出会った花々の写真は、後でまとめてあげます。
 で、次の大会が1週間後に迫ってきました。



 初めて参加します。
 岩手の花巻も初めて。
 私が何より惹かれたのは、宮沢賢治の故郷だということです。
 私はいろんな作家の影響を受けてきましたが、なかでも宮沢賢治は重要な人の一人です。
 どこまで賢治の世界を自分のものにできるかわかりません。
 ただ、行きたい。走りたい。
 そう強く感じたので参加してきます。
 賢治も過ごした花巻を歩くだけでもいい。
 記念館などたくさんゆかりの場所はありますので、今から楽しみです。
「銀河鉄道の夜」は3回は読んだでしょうか。
 特にうつ病でどうしようもなかったとき、言ってみれば自分が生まれ直し始めた一番初めに読んだのが宮沢賢治であり、「銀河鉄道の夜」でした。
 私はジョバンニをからかい、川に溺れたザネリだった。川に飛び込んだカンパネルラはザネリを救出し、自分は帰ってこれなかった。ジョバンニは、カンパネルラを一生の友と信じていたけれど、途中で別れざるを得なかった。
 読むたびに救われる。掬われる。
 震災や人災の絶えない現代。賢治の祈りは、もはやみんなの祈りになっている。
 自分に何が吸収できるのか。自分に何が創作できるのか。現代、そして未来に必要なものとして。
 行ってみなければわかりません。
 行ってきます。

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