hey is imamura-blog

日常の中に俺があり、俺の中に日常がある。それは矛盾の中にひそむ真実である。真実を記録する。それは事実になる。

青い夏

2019年07月23日 22時23分45秒 | Weblog
今日は長女カズのテニスの試合を嫁さんと観に行った。

カズが中学校に入学した時いきなりテニス部に入ると言いだした。
スポーツに興味を持つ要素が無かったのでビックリした。
彼女が通う中学校は必ず何らかの部活に入らなければならないので何と無く入ったのだろうと当時は思った。
今日まで俺は娘のテニスの試合を観に行った事が無かった。
初めて観たのだが、結構しっかりやっていた。
芝生のコートを駆け回り白い球を力強く打つ姿を眺めておったのだが何だかよその若い女がテニスをしているように見えて少し寂しくなった。
それは幼い頃「お父ちゃん、お父ちゃん」とお父ちゃんっ子だった娘の姿ではなく一人の大人にみえたからだ。
家ではほとんど会話をする事も無く、バック買ってだキスマイのCD買ってだと生意気な小娘だと思っていたのだが、
毎朝7時前に家を出て行き朝練をずっとやって来たその成果が垣間見れた。
子供ってのは親が育てるもんでは無く、自ら育っていくのだなあと感じた。
都大会3回戦を勝ち上がり4回戦。これを勝てばベスト16ってとこまで来て、その試合を観たかったのだがナッツとジュリーの迎えに行かねばならず試合を観ずに俺は家に帰った。
帰る電車で俺は自身の中学生の時の野球部最後の試合を思い出していた。
エースの大橋が試合前に女絡みのトラブルで先輩にボコボコにされあばらを折ったままマウンドに立った。
俺は6番センターで試合に出た。
区大会初戦。三校での総当たり戦だった。
練習試合では周りの中学には負けないチームだったのだが唯一苦手とするチームがあった。
玄洋中学校だ。
左のエースは球種こそストレートとカーブしか無かったが我々西陵中は左ピッチャーがおらず(俺はサウスポーだったがコントロールが悪すぎてピッチャーにはなれなかった)その投手を苦手としていた。
試合は俺のタイムリーも飛び出し同点のまま延長戦でも決着がつかずタイブレークとなった。
先攻だった俺らは1点を入れた。裏になりノーアウト2塁からゲームが始まった。俺は大橋は打たれないと思い極端な前進守備をとった。
バッターは左のエースだった。
大橋が投げたストレートを打った。ボールは俺のとこに飛んで来た。
低い弾道でセンターを守る俺のとこへボールはやって来た。俺はなぜか一瞬前に一歩踏み出してしまった。
ボールは伸びた。俺は後ろにダッシュで下がりながらボールを追った。
グラブを精一杯高く伸ばした。グラブのポケットの上をボールがかすり俺の後ろへコロコロと転がって行った。
やばいと思った。全速力で走ってボールを握りセカンドの中継に投げた。
ボールは大きくそれてワンバウンド、ツーバウンドして中継のはるか左に転がって行った。
その先で打ったバッターがホームへスライディングして相手チームの全員が輪になって喜んでいる姿が見えた。
すごく遠くに見えた。
そこで俺の中学の夏は終わった。
父ちゃんが「最後の試合ぐらい観に行こうかね」と母ちゃんと一緒に観に来ていた。
俺はおいおい泣いていた・・・・・・・・。

そんな事を思い出しながら電車で家に帰り迎えの自転車で嫁さんからラインで
「負けちゃった〜」
と連絡が来た。
そして娘の夏は終わった。
彼女は今どんな気持ちなのだろうかなど考えていた時、先に書いた俺自身の部活の最後にフラっと観に来た父ちゃんのことを思った。
今の俺と同じような事を思ったのだろうか。
この終わってしまった映画の続きを観たい感覚に似た何とも切ない気持ちになっただろうか。

娘の夏が終わったと同時に梅雨が明けた。
7月23日。青い夏の話。



死神との遭遇

2019年06月10日 20時40分01秒 | Weblog
第二回山田太一会。

月に一度ほど俺は鈴木さんの家にお邪魔して昔のCMなどを観ながらあーだうーだ言いながら飲む。
カセットテープのCMなども良いがビールのCMが良い。
サントリービールのペンギンCM。曲は松田聖子のスイートメモリーズ。
昔々その昔俺が小学生の頃流れていたCM。
ペンギン物語って映画をやるって事で我が音楽のルーツであり伝説の叔父、丸山峰好にいちゃんが当時貴重なレンタルビデオ店でレンタルしてきてくれた。
戦争映画だった。
峰好にいちゃんは「戦争映画やないか!」とキレ気味で冒頭15分を閲覧した後レンタルビデオ店に返却したのを思い出す。
タコハイのCMも素晴らしい。
田中裕子さんが当時からかなりのフェロモンを放っていた。
その後の「恋は遠い日の花火ではない」のサントリーオールドのCMもたまらん。
たまらんCMをカツオなどを食いながら純米酒を飲みながら解説しながら過ごす。
これ一番贅沢で楽しいですね。
みなさんもぜひやってみるといい。懐かしいCMを観ながら飲み。
そして書き出しに記したのだが、最近は山田太一ドラマ「想い出づくり。」を観ながら飲む。
気になるシーンや刺さるシーンがある度一時停止をしてそれらについて語り、味わい尽くしてまた再生。
全然ドラマが進まない。
先日の会で俺は第4話の途中で記憶を失った。
酒飲んで「覚えてない」ってのはヤリかました奴の言い訳であるが、俺は半年に一度ほど飲みすぎて記憶を失う事がある。
この日も第4話どころか第3話のケツも怪しい。
鈴木さんがその様子を動画に撮って送ってくれたのだが、俺は泡を吹いて寝ていた。
それはそれはきったねえ画像だった。
しかも俺は鈴木さん家のカーペットについて
「趣味の悪い色だ」とか「端っこがめくれていてみっともない。こういうのは本当に良くない」などと何度も何度もしつこくDISったらしい。
マジで覚えてない。
言い訳になるが太一会前夜は14時から23時までの夜シフトで働いて当時は朝9時から18時までの朝シフト。
寝不足と疲れもあったのだろう。猛省している。

さて本題に入ろう。

その日の鈴木さん家からの帰り道の出来事だ。
俺は山手通りを東中野から初台方面へ帰っていた。
その途中、雨が降り出したのだが雨の匂いをリアルに感じた。
併せて道沿いの花壇の土の匂い、通り過ぎる車の匂い、その車から漂うタバコの匂い、歩く人の体臭、自身の体臭、とにかく全ての匂いをリアルに感じていた。
人通りのないところで前を見ると2メートルを超す黒尽くめの大男が、見たこともないこれまた相当デカい黒い傘をさしてこちらに向かって来た。
本当に嫌な気配がした。
不幸の塊のような気配だ。
すれ違う瞬間、俺は全てを悟った。

死神である。

俺はこのまま、このスピードでこの道を行けば死ぬのだと悟った。
四無業っちゅう荒行がある。
あるすごい坊さんがこれをやってのけたドキュメントを観た事がある。
飲まず食わず寝ずで九日念仏を唱え続けるのだが、すごい坊さんが
「3日目に自分の体から死臭が分かった。あと線香の灰が落ちる音も鮮明に聞こえるほど神経が研ぎ澄まされていた」と語っていた。
俺は疲れと寝不足、そして酔狂の果てにこの境地に立ったのだ。
死神とは会話をしなかった。
だが、死神とすれ違った直後、死んだ父ちゃん母ちゃんが現れて俺に言った。

「まだ早い。まだ来んでよか。」

俺はとても冷静に慎重に慎重を重ね家に帰る事に全神経を集中させ見事笹塚の我が家に帰った。
家に帰って来たとき俺はこの世に帰って来たと心の底から喜びが湧き上がった。
俺は生きている。生きて帰ったぞ。

今思い返すと帰り道に嗅いだ自身の体臭はとても不快な匂いだった。
俺の体は死にかけて死臭を放っていたのかもしれない。
死神の顔は覚えていない。顔が無かったのかもしれない。

〜〜

その次の日は休みだった。
銭湯に行き水風呂を3発キメて俺の体から死臭は消えた。
そして今朝、土砂降りの中、子供を後ろに乗せて保育園への行きがけ、中野通りと水道道路の交差点で相当デカい黒い傘をさした男を見た。
しかしそれはもう死神ではなく、どこの誰だかも分からぬ男だった。

しばらくは死神には会いたくないなと思いながら俺は雨合羽に当たる雨の音を感じながらその男を眺めていた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


今村竜也 6月のLIVE出演まとめ

06/21(金)
ちょ美ひげpresents「月夜のアンブレラ」
w/大森洋平 ※ツーマンライブ


06/28(金)
THE FORKS 1st album release party「Let's Dance」オープニングアクト
w/THE FORKS

詳細はこちら
https://imamurasyouten.wixsite.com/imamuratatsuya

ライブの様子はこちら
https://youtu.be/06_qNRHdsyA





歩くスピードもどかしく走り出すあの感じ

2019年05月22日 06時26分28秒 | Weblog
これは記録ではない。

感性の文字起こしなのだ。昨日思った事を書き起こしていてはもう遅い。
また、これを書いてやろうなどと前もってネタを用意して書くもんでもない。今、5月22日の朝6時半に頭に浮かんだ事をそのまま書くのだ。
今俺は5連勤真っ只中だ。そんなもん当たり前だろうがと言われるかもしれんが、週に5回一日9時間拘束されるのは俺にとって地獄の苦しみだ。
勿論今村家7人が食って行くべく何らかの形でそれなりのカネを毎月毎月ゲットしないといけない。これは俺が選んだ道。こうやって自身に向き合いその気持ちやら何やらを世に放つ時間は本当に限られている。
何も起こらない毎日に何か起きそうなお誘いを寝かましてスルーしたり、そうちゃんを5時に起こすべく俺も5時起きがたたり仕事終わって飯食って20時くらいにはかなり眠い生活が今。

今日も5時起きだった。
3キロばかり走った。
いつも走る時はブルーハーブを聴きながら走る。
クソッタレ俺はこんなもんじゃねえぞと気合いが入るのだが、この後ギターを掴み歌い出す訳にはいかん。
もう嫁さんもジュリーも起きて来た。
いつもの慌ただしい朝が始まっている。
早春スケッチブックで山崎努さんは死に際にこのようなありきたりな風景の中を死に際の風景に選んだのだが、俺もその領域に達するにはまだまだ非日常が足りん。
シゲキが欲しくてたまらんのう。

さて、俺は今色々地下で動いている。
音楽的にだ。
野外フェス出場を賭けたコンテストに多々応募してみたり伯方の塩の曲作ったりレコーディングしたりね。
新曲で勝負だ。
曲ってのは歌い込んで姿形を変え続け成熟するもんだが、その大元となる真新しい状態の歌で勝負だ。
勝負ってのは誰かに勝つ勝たんではなく自身に対しての勝負だ。
どこまでリアルで新鮮なものか。
刺身みたいなもんだ。
昨晩嫁さんがライフでタイムセールだったとカツオのたたきを買って来た。
旨かった。とても旨かった。

さあハルとナッツを叩き起こして朝飯食わせて洗い物して仕事だ。

今俺は「歩くスピードもどかしく走り出すあの感じ」である。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ライブ情報

□06/21(金)
□ちょ美ひげpresents「月夜のアンブレラ」
□下北沢ちょ美ひげ
□open19:00/start19:30
□前売り2500(+1d)
□出演:今村竜也/大森洋平 ※ツーマン公演
□場所詳細 https://map.goo.ne.jp/place/13004769040/
□問合せ:ちょ美ひげ【03-3469-2990(18:00~22:00日月除く)】


□06/28(金)
□THE FORKS 1st album release party「Let's Dance」
□高円寺 SHOWBOAT
□open19:00/start19:30
□前売り2000(+1d) 当日2500(+1d)
□出演:今村竜也(オープニングアクト)/THE FORKS
□場所詳細 https://www.showboat1993.com


□06/29(土) ・06/30(日)
□SONG OF HEAVEN 2019 山梨番外編〜四郎に逢いにいこう会!?〜
□山梨県北杜 ケーナの実家(角田夫妻ハウス)
□open11:00〜21:00(30日は11:00〜13:00)
□参加費1000(食事付き)
□出演:今村竜也/山とケ/他
□場所詳細 山梨県北杜市高根町蔵原 1859-1

ご予約、お問い合わせはこちら

今村竜也情報⇨ https://imamurasyouten.wixsite.com/imamuratatsuya





想い出づくり。

2019年05月18日 16時45分19秒 | Weblog
昨日は仕事。
 
善と悪半分で人間とイルボスティーノは言い放つ。その通り。光と影。
そんな仕事を終え鈴木邸にて山田太一会。今回は「想い出づくり。」を二話鑑賞した。
1時間ドラマを二本鑑賞したのだが、途中気になるシーンであったり女優陣のエロスを垣間見た際は一時停止してあーだうーだウンチクを垂れるのだが、気がつけば二本鑑賞するのに3時間ほどの時間を要した。
東中野サミットで刺身をしこたま買って良い映像(懐かしいCMやドラマ、映画のワンシーン等々)を観ながら飲む。これ最高である。
水生植物アマゾンフロッグピットを2株ほどおすそ分けしてもらい帰った。
 
今日は朝からナッツの親子遠足。
カズの運動会と重なり俺がジュリも連れて遠足に参加した。
本町の公園で美しい人妻達を眺めながらナッツ&ジュリーのお世話である。これもまた最高。しかし疲れる。
 
弁当食べてカズの運動会へ移動。
中学3年生ん時の運動会って俺は凄く覚えている。
好きな女がどうだとか、あいつがあいつとどうだとか、リレーで大橋や米井と勝負だとか思い出すとてもとても青い春である。
そんなイメージを重ねながら娘の運動会をこれもまたボケーと眺めた。
俺は酔っ払ってないととても無口な男になったなあと思った。
男子のムカデ競争の時、クラスの女子がムカデ競争みたく連なりわっしょいわっしょいと応援する姿がとても眩しかった。
男子がリレーで走る姿が童貞の淡い感覚を思い出させた。
これビール飲みながら観たら涙が出るかもしれません。と思った。
 
帰ってきて缶ビールを飲んで昼寝した。
窓を開けるとこの季節特有のヒヤリとした風が入って来た。
30分ほど寝た。
風呂を追い焚きした。
ツムラ日本の名湯シリーズの入浴剤を入れてある。気分は温泉旅行だ。
朝も入ったがまた入る。そして水シャワーを浴びるのだ。
本当は毎日銭湯に行き毎日水風呂をキメたいところだ。できれば朝が良い。
ランニングして汗かいて銭湯入って水風呂入る生活。これ最高である。
しかし銭湯は朝やっていない。残念。
 
風呂入ったらちょ美ひげにライブを観に行く。
ちょ美ひげに人のライブを観に行くのは初めてだ。ゆっくりライブを堪能しよう。
 
明日も休みだ。休みってのは素晴らしい。
 
想い出を肴に飲む為に俺は生きている。
 
 
 
 
 

今村ベース

2019年05月13日 23時39分25秒 | Weblog
土曜日はライブ。

ちょ美ひげにてツーマン。キャパ28人で音響バッチリ。遠藤さんは現役バリバリのミュージシャンで隊長のつくる料理は美味い。
何よりお二人の愛を感じる。俺の身の丈にあった広さでもある。
この場所を中心としたライブをイメージしている。
お客さんが増えたとしたら2デイズ。それでも入りきれなければ3デイズ。
生の声が届く距離ってのがある。
勿論、デカイ箱でもやる事は一緒だ。俺は俺の丈で歌うのみである。広くなったからって「うしろー!」「前ー!」みたいなのは合わない。

最近色々と分かって気がしている。
一つのラインを超えた感じだ。スッキリしている。
新曲も出来た。向き合う事が出来た。
まだこの先がある。これからだ。俺は日々の隙間に垣間見る風景の中でグッサリ刺さった事を歌にしてアナタに押し付ける。
それを受け取ったアナタに衝撃を与えたい。ライブもう一回観たい。金払ってもう一回聴きたい。そう思わせたい。
本当の幸せってのは他人に分かってもらう必要はない。
それをわざわざメロディーつけて歌う事ってのはお師匠が言う「恥」なのかもしれんが、俺が刺さったのよって事を皆に分かってほしい欲とそれに加えそれでお金貰おうって事。
ソンはさせんぜ。まあ聴いてくれよ。俺の表現ってもんを。

日曜日はピクニック。
神田川沿いの芝生の公園で簡易テントはってごろ寝してビール。
平和だった。ただただ平和の風景だった。
親子がサッカーやったりバドミントンやったりさ。それをみるでもみらんでも無くゴロゴロ転がってビールを飲むのだ。
そのあとはヤンさんの写真展観に学芸大学へ。
打ち上がり話し、俺は答えを見つける。
泥酔の果てに。俺は歌い終わらないのだ。

さあ、来月から忙しくなるぜ。
大殺界は終わった。止まない雨はないのだ。
明日は休み。レコーディングだ。やりまくれ。気が済むまで録りまくってやるわ。

栄湯で水風呂も二発決めたし、明日は5時起きなので寝るか。

全部良いように捉えようぜ。そっちの方が楽しい。おやすみ。



予言者

2019年05月10日 05時56分42秒 | Weblog
今日も5時起きである。

朝っぱらからギター弾くのもアレなのでこうやって文章を書いている。
脳みそを回転させるのは良い事だ。例えこの後仕事だとしてもだ。

さて、写真は先週行った東京競馬場での快進の馬券である。
その日俺は全11鞍の馬券を購入した。
的中は3鞍。
基本は3連複を購入する。買い方は大本命をAとして、二番手評価を二頭B,Cとする。
3番手以下「まあ3着以内はあるかもね」ってのを5〜6頭ピックアップし
二頭軸で2パターン
A-B→3番手以下5〜6頭(C含む)
A-C→3番手以下5〜6頭(B含まず)
大体9点〜11点で勝負する。
軸が人気無く、人気馬が4着以下などだと数万クラスのでかい配当が来る。
今回はハナ差で一番人気が3着に入るなど美味しい馬券は発生しなかったが基本このスタイルである。
レースによって(小頭数やどう考えても荒れる要素のないレース)点数を絞った馬単や3連単を買う事もあるのだが、今回は5レース目がそれだった。
競馬を長くやっていると1倍台のダントツの一番人気がいるレースが良くある。
俺はそれがすっ飛ぶ事を想定した馬券を買う。
全てのレース一番人気を疑う訳ではない。
たまにいるのだ。

「なぜこの馬はこんなに人気を背負っているのか。そんな強くねえぞ。」

ってのが。
あとは自分の直感を信じるか、オーディエンスの意見に流されるかの勝負である。
経験上、自分を信じずオーディエンスの意見(新聞の印だったり人気だったり)に流された際の結果は

「うわーなんで俺は俺を信じれなかったんだあ」

と、自分を信じれなかった恥の中で負けを味わう。

自分を信じなかった自分を嘆くのである。最悪だ。これを何度も経験してきた今村馬心(バシンと読む)は二度と同じ過ちを繰り返さないのだ!
自分を信じた結果のハズレは良い。

結局は自分である。

音楽活動においても同じ事が言える。自分を信じた者達が結果頭角を現して来た。
それらはオーディエンスの意見に流されず己の感覚を信じやってきた者達なのだ。
他人に「お前の曲イケてないよ」や「そんなの売れる訳ないよ」など言われても「だけんなんや」と己を貫く事が大事なのだ。
己を貫けるイコールそれはその人にとっての「だってこうにしかならん。」ものであり、当たり前の普通の事なのだ。

己を貫いた結果、何も起こらず死ぬのと、オーディエンスの意見に流されて何も起こらず死ぬのでは人生の幸福度が180度異なる。

以上。

…………………………………

今村竜也のライブ情報


05/11(土) 下北沢ちょ美ひげ wクロキユウタ

詳細 http://imamurasyouten.wixsite.com/imamuratatsuya





虚しさと永遠

2019年05月09日 06時08分06秒 | Weblog
そうちゃんが学校前にゲームをするべく朝5時に起こしてくれと言う。

それに伴い俺は5時に目覚ましをセットする。俺も5時に起きるようになる。
ベランダに出てタバコを一本吸う。美味いとか不味いとかではなく毎朝の習慣として吸う。
メダカに餌をやる。ツイッターなどをチェックする。エゴサーチなどやる。俺以外の人が俺の事をツイートする事はほぼない。
期待している訳でもない。
何をしたでもない俺は誰からも見られてないのだろうかとか思いだすと地獄の底に落ちる。
レコーディングは始まった。
俺が始めたら始まりである。メンバーがいる訳でもなくスタッフがいる訳でもない。
そして締め切りのないそれは永遠に続くかのような作業である。

終わりが無いのだ。

録っては聴きの繰り返し。
まだ上があるんじゃ無いか?こんなもんか俺は?とブツブツ言いながら気がつけば声の発し方すらわからなくなる。
喉がガサガサになり歌えなくなり、イライラしてパチ屋に逃亡して負ける。
その繰り返しである。

本当にやりたい事だからこそ妥協は許されない。
もっと肩の力を抜きたいが抜けない感じ。
虚しさと永遠が混ざり合う。
このまま俺は結論を出せず同じ毎日を繰り返すのではないか?そしていつかポックリ死ぬのではないか?

まあいい。何も成し遂げず死ぬのもブルージーだ。

さて、薄暗いお話はさておき明後日はライブだ。
よくよく考えると先月はヨッチンのイベントでの20分ステージ一発だった為、2ヶ月ぶりのロングセットである。
5月に大殺界を抜けるとの事だったので意識してライブを入れずレコーディング期間にしたのだ。
だがやっぱライブやってないと腐るね。
暗くなる。俺は昔から誰かに向かって歌ってないとバランスがとれんの奴なのだろう。
来月に長めの連休を取り一気に録音しよう。先に書いといてなんだが何も成し遂げずに死ぬのは嫌である。

さあライブだライブだ。ツーマンライブだ。たっぷり歌う。歌う事が好きなのか自己顕示が好きなのかようわからんが自分でつくった歌を歌うのだ。

しっかりやらせて頂きます。

ご来場予定の方はぶっ倒れるとこ観てってくれよ。


…………………………………

今村竜也のライブ情報


05/11(土) 下北沢ちょ美ひげ wクロキユウタ

詳細 http://imamurasyouten.wixsite.com/imamuratatsuya






チャーハン今村

2019年04月23日 00時07分17秒 | Weblog
ハルがチャーハンにハマっている。

毎日毎日チャーハンをつくって食っている。
中学卒業したら「チャーハン今村」って名前でチャーハンの店を開業するらしい。
ラーメンは出さずラーメンの汁だけをサイドメニューとして出すらしい。楽しみである。
楽しみだが、料理した後の台所が地獄のようにとっちらかっている。
今日たまらず「片ずけまでが料理だ!」と言ってやった。明日からはまな板ぐらいは洗うだろう。

さて、俺は今ノリにノっている。
いきなり詩と曲が降って来た。これは音楽の神が降りて来たと言ってもいい。
新曲のアイデアが2曲あったのだが、それとは全く別の曲がいきなり降って来た。
人生とは面白いもんだ。
一年間曲が書けなかった事もある。どんだけ考えても出てこんもんは出てこん。
だが俺はどうやら本当に大殺界を抜け(しつこいが)芽生えの時期に突入したようだ。
ライジングやら何やらのフェスには新曲2発で応募しようと思っている。
出来たてが一番美味い。
チャーハンもそうだ。
って事で俺は明日も休みの時間をフルに生かし新曲のレコーディングをやる。短時間集中だ。ダラダラやってもしょうがない。
走り込みと食事制限と水風呂のおかげで体全体もシュッとして来た。
肉体がシュッとすると精神もシュッとするのだろうか。景色がパキッとくっきり見える。
何をどのタイミングでやるべきかが明確である。そんで余裕かましてこうやって文章などを書いている。

なんか全てが上手くいく気がしている。
久しぶりにこんな気分になった。

さあ明日もそうちゃんを朝5時に起こさなければならない。
奴はハルが寝ている隙にスイッチでスマブラをやる為に毎朝5時に起きている。賢い奴だ。

もう寝るかね。

…………………………………

今村竜也のライブ情報


05/11(土) 下北沢ちょ美ひげ wクロキユウタ

詳細 http://imamurasyouten.wixsite.com/imamuratatsuya


TIME AFTER TIME

2019年04月15日 23時00分54秒 | Weblog
時間。

時間が無いって言う奴は言い訳やなどと思っていたがまさか俺がそれになろうとは。
仕事が早番の時は18時に仕事が終わるが、家に帰ってくればナッツ&ジュリーの「これ見て」「これやって」責めに会い、傍らではハル&そうちゃんがスイッチの取り合いで罵り合っている。
その中、全てを対応しながら(主に空返事だが)晩飯の支度をしつつ風呂を沸かし、何とか晩飯前に風呂に入って晩酌をしたらおおよそ20時半である。
眠いね。俺はその時間になると眠い。毎日眠い。
寝るのはいい。
誰に対しても対応しなくていい。そう、俺は起きている間常に誰かに対して対応しているのだ。
ギターを弾くときも対応しながら、歌う時も、詩を考える時も対応しながらのマルチタスクである。
日頃職場などで俺は声を大にして言う。

「マルチタスクほど非効率な事はない!餅は餅屋に焼かせるのが良い!」

やれやれ俺はその真逆の日常を過ごしている訳だ。
がしかしこれは俺が自ら選んだ人生なのだ。
よくハルが言う。
「じゃあ産まなきゃ良かったじゃん。産んだからには育てないと。」と。
我が子に言われると重みが違う。
確かに家族計画とはよくできた言葉だ。これは無計画、どうにかなるさ精神の我が人生の集大成なのだ。
この不自由を面白おかしく思う事が最大の悦であるべきなのである。
まあ、時間ねえ時間ねえって言ってるうちに俺は爺さんになるような気がしている。
そんな中、一人でがっぽし自分に向き合い渾身の作曲をする時間はあるのか?
それは実はある。
世間の43歳と比較すればそれはほんの一瞬かもしれないが、俺にとっては貴重な貴重な時間である。
貴方方が想像するよりその与えられた時間は短い。
だが俺はそれに対し集中する。これは貴方方の集中が1だとしたら俺は10000000くらい集中するのだ。
ある時間でできる限りのことをやる他俺が俺に向き合う機会はないのだ。

さて、俺は今燃えている。
魂が震えているのである。

来たるライジングサンやら何やらのオーディションに向け、今まではレコーディングした有り物の音源を送っていたのだが、今年はギター一本で正に今現在の俺の音楽を録音しオーディションに送ろうと思っているのだ。
明日から3連休だ!どうだ!俺は三連休だ!明日は日曜日なんでアレだが、月曜と火曜は自由だ!うれP!
その二日の休みを利用してギター一本の音源を記録し送る。
その音源でPVなども作ろう。イメージはまだ無い。その曲とアイフォーンを持って想像するんだ。
今ないことを全くのゼロ状態から思考し想像し作る事の何と面白い事か!
できたら即公開するので楽しみにしていてほしい。

さてさて
俺は今、ビオトープにはまっている。
ベランダでタバコ吸う時は鉢をずーと眺めている。
鈴木さんにメダカを分けてもらう前にドジョウのドン吉とミナミヌマエビのエビワン、エビツーを先行して育てていたのだが、
先日突然ドン吉が消えた。
砂利の中に潜っているんだろうなとかポジティブに考えていたが、数日してもドン吉は姿を現さない。
昔ドジョウを飼っていた時もそうだったが、ジャンプしてどこか地上で干からびて死んでしまったのだろう。
悲しみに暮れていたその翌日、今度はえびのエビワンがふやけて死んでいた。
最初脱皮したのかと思ったが、数日鉢を眺めてもエビツーは時々見かけるがエビワンは姿を現さない。
俺は悲しみに暮れた。
その数日後だ。エビワンが突如岩の隙間から現れたのだ!
生きていた!嬉しくて嫁さんに言ったがあまり興味がないのか「へえー」としか言わなかった。

まあとにかくだ。
ドン吉は死んでしまったが、俺は大殺界を抜け芽生えの時期に入ったと思っている。
音源を作ろう。
それを売りまくる。指が痺れてきたので今日はここまで。


…………………………………

今村竜也のライブ情報


05/11(土) 下北沢ちょ美ひげ wクロキユウタ

詳細 http://imamurasyouten.wixsite.com/imamuratatsuya

川、メダカ、植物

2019年04月13日 20時42分09秒 | Weblog

土曜日。最近土曜は仕事して日曜休みのパターンだったので久しぶりの土曜休みだ。

 

起床。ベランダでタバコ吸いながらメダカの鉢を眺める。

鈴木さんからメダカを分けてもらうのをきっかけにビオトープに夢中である。

ビオトープとは自然に近い形でメダカやら水生植物やらを育てるもんである。

昔っから魚を飼う事が好きだったのだが、ずっと水槽で飼って来た。

いつか広いベランダやら庭やらがある家に引っ越したら今度は上から見る感じで魚を飼いたいと思っていた。

そしてその小さな夢は叶った。

最初はコンパクトな簡単な感じでビオろうと思っていたが、ネットで色々見ていたらがっつり野池のミニチュア的な鉢を作りたくなった。

最初は島忠で水草など買ったが、持ち前のセコセコ魂が荒ぶり

「こんな草はそこらの川から摘んでくればタダやろうもん」となった。

それから俺は笹塚を流れる玉川上水の脇を通る度、水辺に生える水生植物をガッツリ観察していた。

「何やバリバリ生えとるやん」って事で今日満を持して摘んで来たのだ。

一人玉川上水でもぞもぞしとる姿を見た人々は太宰に憧れて入水自殺でもしようとしているのかとか思ったかもしれない。

だがそんなもんどうでも良い事で、俺は集中していた。

花が咲く水生植物が欲しかったので30分くらい玉川上水でしゃがんで草を摘んでいた。

エビがいて持って帰りたかったが網を持ってなかったのでようわからん植物を3種類摘んで帰った。

玉川上水は井の頭公園まで続いており、この川べりの遊歩道が俺は好きで好きでたまらん。

数年前はこの川べりをランニングしていた。

笹塚から吉祥寺まで行って帰って来たこともある。20KM。ハーフマラソンだ。

川沿いはなんか落ち着く。

昔々俺が育った下山門団地にもドブ川があった。

ガキの頃ドブ川に降りてコイやらフナやらうなぎやらを素手で捕まえて遊んだ。

そんな原風景を感じるのか俺は43になった今も川がとても好きなのだ。

 

家に帰りメダカ鉢に草を植えた。

それをしばらく眺めた。たまらん。30分ぐらい眺めた。

ビオトープを始めてから、ベランダでタバコ吸う時はずっと眺めてしまう。

スマホを見る時間が減った。いい傾向だ。

作られたもんとはいえスマホの画面眺めとるより自然を眺めている方が健全だ。

曲のアイデアやら何やらいろんなことを想像するし精神が安定する感じがする。

 

夕方になると俺はぷらっとパチ屋へ行った。

一円パチンコである。

レートが通常パチンコの4分の1。パチンコ依存は消えたので気持ちよくゲームを楽しんだ。

飲み代程度負けた。本来遊びやら酒やらってのは2、3千円で楽しむもんだ。

ギャンブルを時間と金の無駄だという人もいるだろうが、金を稼いでやろうって心持ちでやるのと今の俺は別である。

帰って来て飯を食ってスッキリとした気持ちでギターを弾いた。

 

さて、俺は今とても心が満たされている。

曲作りも順調に進んでいる。前に書いた通りコツというか何というか行程を把握したのだ。

どんだけやったらどんだけになるかが分かった。

これがマックスだなってところから更に100歩先に本当の曲がある。

時間はかかるかもしれんが俺は着実に進化している感じがする。

 

いい傾向だ。

 

俺は俺の物差しで判断して来たのだが、その物差しのスケールがでかくなった気がする。

この気持ちになって更に動じなくなった。

物事がスッキリと見える。何が正しくて何が間違っているか。

昨日なんて仕事帰りチャリで信号待ちしていたら小学生がボケーとして赤信号でボンボン車が走っている横断歩道をチャリで渡ろうとしていた。

わずか数秒の出来事だったが彼はそのままボケーと渡ったら確実に車にひかれる。

横断歩道の三分の一ほど進んだ彼を見て俺はビックリするくらいデカイ声で

 

「ストップ!!!!!!!!」

 

と叫んだ。小学生はビクッとして横断をやめ引き返した。

「赤だぞ危ないぞ」と声をかけた。

 

全てがはっきりと見えている。全てが上手くいく気持ちである。

これが大殺界を抜けた芽生えの時期なのか。

やっと来たよ。冬はとても長かった。

 

 

…………………………………

 

今村竜也のライブ情報

 

 

05/11(土) 下北沢ちょ美ひげ wクロキユウタ

 

詳細 http://imamurasyouten.wixsite.com/imamuratatsuya