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日常の中に俺があり、俺の中に日常がある。それは矛盾の中にひそむ真実である。真実を記録する。それは事実になる。

エンドレスサマーライフ

2012年08月12日 23時51分15秒 | Weblog


PLEASANT TAPは福島わらじ祭りの野外ライブ、
先日のミッションズのブッキングライブを経て
無期限活動休止。

観に来てくれた仲間たち。本当にありがとう。

何年やっとったかな。
5年ぐらいか。
古澤君が抜け、ひろえ君が入り
よーやんが抜け、えーちゃんが入り。

最後までようやったと思う。
我ながら、バンド形態の「最高傑作」やったと思う。
バンドとして頭角を現せんかったのは心残りだが、良い。
良いと思っている。

頭角を現せんのは運もあるが、やはり何かが欠落していたのだろう。
その欠落も含め、俺は最高傑作と言いたい。
ディープインパクトではなかったが、タップダンスシチーにはなれたと思っている。

ベースボーカルとしての俺はこれで一区切りとした。

バンド活動は残すとこ
「今とウ」での岩手ツアーを残すのみとなった。
それで俺は丸腰になる。

そもそも、二つの活動をなぜやめるのか皆さんに説明していなかった。
本当は直接あって説明するのが良いが
文章としてここに記す必要がある。

これは記録だ。

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ひとつの理由ではやめない。
少なくとも3つの理由がある。

ひとつ目はソロ活動だ。
この東京生活18年において、俺は自身の音楽の追及をしていない。
2人以上からなるバンドにて常に活動していた。
バンドはそれぞれの個性が渦を巻き、ひとつのサウンドが生まれた時、
初めて楽曲が完成する。
色んなやり方があるので一概には言えないが、俺はそれをバンドやと思っている。

俺は作詞も作曲もするが、途中までやってあとはバンドに丸投げする。
今までそうやって来た。
今までの楽曲全ては俺の曲であって、メンバーの曲であるのだ。
平行して、意識をもって、バンドの曲と自身の曲を制作できれば何の問題もない。
ただ、今の俺にはPLEASANT TAP、今とウ、ソロを同時進行するだけの
余裕は無い。
ひとつに決め打ちしかない。

二つ目は単純に疲れた。
音楽活動をやる上で必ず場所の問題がある。
バンドセットで電気使う以上、タダでライブは出来ない。
何処で誰とやるか、箱代はいくらか、箱代をペイするにはどれくらい
お客さんを呼ばなければいかんか、等々、かっこいい音楽を作るっちゅう
根本作業以外に面倒なお話が多々ある。
その舵取りを俺はやっていた。
で、疲れた。誰かやってくれよと思った。

1人であれば、全部1人でやってしかるべきであるし
何なら、外でやればよい。
家でもできる。
チームでやるとなるとそれなりのバランス取りの役が必要だった。
「バンドをやる以上、そんな事を乗り越えて・・・・」みたいなのも疲れた。

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あげればきりがない。
言い訳にも聞こえるが、
俺は、ミュージシャンである事のプレッシャーから解き放たれたかった。
いつまでにとか、誰かのためにとか、折り合いとか、全てから解き放たれて
飯を喰うかの如く、酔うて話すかの如く、音楽と接し、それを具体化したい。
できなかったら一生できないでかまわん。
音楽はつくるもんではなくできるもんじゃないかと思っている。

それを具体化し皆さんに発表するツールもたくさんある。

色々な事を考えていると、場所も東京じゃなくてもいいんじゃないかと思うようになった。

俺の18年は「東京で一旗あげてやろう」という気負いでここまで来たんじゃないか。
それはいい事もあったが、何を恐れていたのだろうか。
どこかで音楽に逃げていたのだろうか。
「俺はミュージシャンですので」みたいな。

肩書きは何でも良い。
モノホンの表現ができた時、初めて評価されるだろうし
その「評価」を意識した時点でアウト。今まで、俺はそれに執着していたのかもしれん。

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家族が寝静まった後、思いつきで弾いたフレーズにメロディを乗せて
今日一日の出来事を歌うような
そんな気楽さで音楽と接する事にした。

それが全てかもしれん。

とにかく、
俺はこれからも音楽を続けて行く。
何もおわっちゃいないのだ。
これからが勝負やと思っている。
永遠に夏休みみたいな暮らしをしていきたい。

革命じゃ。
なんかよう分からん文章やが、まあ宜しくですたい。

今村竜也