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日常の中に俺があり、俺の中に日常がある。それは矛盾の中にひそむ真実である。真実を記録する。それは事実になる。

サヨナラ、そしてコンニチは

2016年12月27日 08時31分12秒 | Weblog
12月27日朝。

外の方が暖かい。

世の中はスマップのラストに湧いている。
バンドやらなんやらのラストライブが昔から好きだ。
やりたくないから辞める訳だが、ボコボコに殴り合った後に友情が芽生えるような感じ。
スマップはとっくの昔にボコボコに殴り合っていただろうから厳密に言うなれば、
その後ボコボコに殴り合わされて、その姿をずーとテレビっちゅう誰もが観れるメディアで晒され続けた末のラストライブとなる。
俺は彼らのファンでもなんでもないのでアレだが、そんな俺でもラストライブはグッと来るもんがあった。
ファンからすれば「皆んなのキズナが」とか云々となるだろうが、解散ってのは終わりって事なので、キズナもクソもなかろう。
長年愛を育んだ夫婦も離婚する。
勿論共に培った歴史はゼロにはならんが、やっぱ根本はやりたくないので辞めるって事だ。
あれだけの影響を与えたグループなので、もう自分らでコントロールできない領域におるだろうし、それは少なからず俺もカケラのようなもんを経験した事がある。
俺の音楽活動において一番それに近かったのがハートドロップスだ。
バンドでよくある話だろうがちょっと売れたら周りに色んな謎の人間が群がる。
全員ニコニコ笑っており優しい。
人間の欲やら金やら付き合いやら、自分でやりたいイメージでなんでもやれれば、いや、やればいいのに、「皆んなはコレを望んでいるので我慢して」的な奴にヤラレタ。
誰が何と言おうとメンバー全員が良いと思った事だけをやっておればバンドは解散しない。

もう一つのパターンは真逆で、全てを他者達に委ねて自身がやりたい事云々をスパっと諦めるパターン。
アイドルグループに多いが、スマップはこっちやと思う。
彼等がどんな思いで解散したかは分からんが、少なくともあらゆる呪縛から開放されたんやないかな。
ラストライブには色んな言葉にならない想いが凝縮されておる。
人の死に似ている。
人は死ぬ時、産まれる時と同じように泣くのだ。
全てが原点に帰る。

偉そうやな。無茶苦茶偉そうだ。自分の話をしよう。

俺の2016年。

色々あった。

音楽的にはアルバムつくった事か。
全てに集中しつくった為か、どういう事を思ってどういう作業をしたか、この曲のアレンジはどういった感覚でこうなったかなどの経緯を忘れてしまった。

「結果、こうなりました」

としか言いようがない。
レンタルにもあるし、友達に焼いてもらう事もできる世の中。商売云々は置いといて
色んな人に聴いてもらえる事を願う。

俺の2016年

向井君との再会も大きかった。
色んな影響を受けた。
彼とは不思議な縁で繋がっており、面白いエピソードが山程あるのだが、それはまあ今度話す。

人との縁ってのは科学では説明できないもんやと思っている。
出逢うべくタイミングで出逢い
別れるべくタイミングで別れる。
縁のある人とは必ず会うし、別れてもまた再会する。
付き合って来た歴史云々を飛び越し、はたまた初めて会う人などはフィーリングがバチっと合い深酒に至る。
感覚的に直感的に今年は色んな再会、出逢いが、あった。

俺の2016年

仲間達。
現役バリバリの仲間達。
辞める仲間達。
色んな選択や色んな考えがあるが、音楽やってた仲間が活動してないのはやっぱ悲しい。仲間達には音楽じゃなくとも自分のやりたい事にガツンと情熱を注いでいてほしいと思ったりもした。
大きなお世話やけどね。

俺の2016年

やっちんが熊本に帰った。
先日キッチンがボソっと言ったがやっぱ寂しいな。

俺の2016年

まあとにかく、色んな事があった。
生きてんだ。当たり前だ。親が弱る歳になった。
厄年だとかそんなもん気にする暇もなく俺は生きた。その結果だ。
毎年思うが、俺は自分を褒めてやりたい。
都営団地も当たったし、バクチの才能は無いが人生の才能、ツキはあるとみた。
来年もこの調子で邁進する。

家族、仲間達、俺の音楽を良いと言ってくれる人々。
本当にありがとう。
去年も書いたが俺はこれからもあなた達に迷惑かけながら生きる。
来年はなんらか恩返しできればと思っている(これも毎年言っとるな)。

良いお年を。
今村竜也











うまくいくと思えばうまくいくもんや

2016年12月10日 19時09分34秒 | Weblog


今俺は福岡空港の喫煙所にいる。
訳あって月1の帰福を三回。毎月故郷にいるってのは短い滞在であっても精神的にとても良いモンだ。
18の時に俺はベース一本からって上京したのだが、あん時故郷はとても遠くに感じていた。
なんかしらデカイ用事やら、お金の工面やら、故郷に帰るってのは一つの大きなイベントだった。
今は違う。
LCCがどうだのっていう現実的、物質的な事ではなく、精神的に故郷はとても近い。
あの頃はやっぱ東京で一旗あげて的な気負いがあった。
今はない。
生活をし、歌い続けている事が普通にできている事に腹の底から歓びを感じており、
なんの気負いも無い。
そりゃあ音楽で食えればそれが一番であるが、もう俺はこれを何があっても辞めきらん事に気付いたのだ。
マーシーはこれ中学ん時に気付いたらしいが、みんなも気付いてないのなら早よ気付くべきやと思う。
俺は二年前くらいに薄っすら気付いて
今年入って確信した。

話は変わって歳をとるにつれ酒量が増えているのだが、俺はできれば一生酔っ払っていたいと思う。
この世はマボロシだ。
俺が思い描くマボロシだ。

さて、そんな中、今村家にビックなニュースが舞い込んだ。
笹塚の団地が当たったのだ。
間取りは今より少し広くなり、家賃は半額近く安くなるだろう。

いいニュースには必ずきっかけがありアクションがある。
その結果。
悪いニュースはあっちから勝手にやってくる。

いいニュースをゲットするべく、アクションをとりつつ、勝手にやってくる悪いニュースには立ち向かう柔軟な構えをして、
俺はまだまだ道の半ば。

そろそろ成田行きの飛行機の搭乗が始まる。