1月24日。
下北沢Bar?CCO「今とウ」のライブ。
ご来場頂いた皆様、ありがとう。
本年度初ライブやった。
自身、なんかなし気負いがあった気がしたが、一生懸命がんばった。
これをみた皆さんが「いい夜だった」と大いに笑い、ほろ酔いで語っている姿を見て
とてもいい気分になり、こんな夜を創ることができた事を誇りに思う。
ゲスト出演したDUKE加藤氏も非常によかった。
彼の歌声は美しく、作り出すメロディーはセンスを大いに感じた。
普段のバンドでの姿をイメージしライブを拝見したが、
なんとびっくり美しいメロディーがそこには確かにあった。
打ち上げはマイヤーズと霧島の酔いに任せ、将来を約束された男、高哲典と
「お前はやるやつだ」「いやいやお前もやるやつだ」などといつものように笑いあった。
すばらしい夜はまた過去として記憶に記録された。
俺はこれを繰り返し生きてゆくだろうと思った。
音楽でめしを喰うだの喰わんだの俺もやんや考えた時期があった。
俺が東京にはるばる出てきて18年が経った。
クソガキだったあの頃の俺は純粋に日本の音楽を変えてやろうと思っていた。
一時期はチヤホヤされた時期があり案の定天狗になった。
音楽で飯を喰う事とはいやな事もやらなくてはいかん事だと当時思い、表舞台から降りた。
某業界人から「お前、ここでやめたらもうこの先メジャーとかないぞ。その覚悟はあるのか」と
言われた。
「俺にとって音楽は常にワクワクするもんでありたい。いやな事はいやだ。メジャーとかいいっす」と
あの頃の俺は言った。
今、実際音楽で飯は喰えてない。
特に情熱を注ぐ気もない仕事をしながら、練習しライブをやったり音源とったりしている。
しかし、今のところ後悔はなし。
幸せとはやりたい事をやってやりたくない事はやらないである。
家族との生活や音楽にだけは常に幸せを感じていたい。
先日、末っ子の蒼ちゃんが一歳になった。
子供の成長のスピードは恐ろしく早い。
長女のカズなんて今年小学生だ。
俺は子供たちに父ちゃんは面白おかしく生きているぞという姿をみせていきたい。
この先、子供たちが大きくなるにつれ、友達らから
「お前の父ちゃんはなにをやっているんだ」と言われる事があるだろう。
その時は胸をはって「父ちゃんはミュージシャンや」と言って頂きたいと願う。
楽しむ場所がある限り、俺は楽しむ事をやめない。
そして18の時に純粋に思った事、「日本の音楽を変えてやる」っちゅう事を
諦めない。
口に出すと恥ずかしいし、田舎侍の妄想かもしれない。
しかし若かりし頃のイメージは忘れてはいけない。
あの時イメージした未来があふれてる。
東京にて。