新聞を読んで

いろんな、新聞を読んで感じたことを書いて見たいと思います。

松下幸之助一日一話

2013-04-25 06:51:22 | 日記

4月25日

福祉はみずからつくるもの


 お互いの福祉を向上させていくことは好ましいことであり、基本的には大いに推進されていい。しかし問題は誰がそれを生み出すかである。

  今日、一つの風潮として、国民は国がいろいろやってくれるだろうと思い、国は国民の税金を頼り、足りなければ増税したらいいという安易な考えがある。それ ぞれが何とかなるだろうと考えているわけである。しかし、福祉を高めていくのに必要な資金は、みな国民が営々として働き生み出した税金にほかならない。つ まり福祉を行なうのは形の上では国であっても、国民なのである。そういう認識を深くし、福祉の向上のためにお互い何をすべきかを考えることがきわめて大事 だと思う。


松下幸之助一日一話

2013-04-24 06:13:28 | 日記

4月24日

心が通った商売


 商売というものは、形の上だけで見れば、品物を売って代金をいただくということですが、それでは自動販売機と変わりません。そこにやはり買っていただいてありがたい、という感謝の気持、お客さまが大事、といった気持を持つことが、商売本来のあり方だと思います。

  よく昔の商人は「お客さまの家の方には足を向けて寝ない」というほどの感謝の気持で客に接したと言います。そうすると、そういうものがおのずと客にも伝わ り、同じ品物でもあの店で買おうということになって、両者の心が通い、社会全体が潤いのあるものになってきます。私は商売にも“物心一如”ということがき わめて大切だと思うのです。


松下幸之助一日一話

2013-04-23 07:19:22 | 日記

4月23日
目標を与える

 指導者にとって必要なことは、目標を与えることである。指導者自身は特別な知識とか、技能は持っていなくてもよい。それは専門家を使えばいいのである。しかし目標を与えるのは指導者の仕事である。それは他の誰がやってくれるものでもない。もちろん、その目標自体適切なものでなければならないのは当然である。だからそのためには、指導者はそういう目標を生むような哲学、見識というものを日ごろから養わなくてはならない。

 自分の哲学なり、体験に基づいて、その時どきに応じた適切な目標を次つぎと与える。指導者はそのことさえ的確にやれば、あとは寝ていてもいいほどである。


松下幸之助一日一話

2013-04-22 06:18:31 | 日記

4月22日

自分の会社を信頼する


 新しく会社に入られたみなさんにとって大事なことはいろいろあるでしょう。しかし、私は基本的に言ってまず一番大事なのは、みなさんが 自分の会社を信頼するということではないかと思います。みなさんの会社が、みなさんを迎えたのは、みなさんを信頼しているからです。またみなさんもその会 社を信頼して入ったわけです。

 だからみなさんは、自分は会社を信頼しているのだ、そしてよき社員になるのだ、そして会社を通じて、人間として社会奉仕をするのだと考える。

 そう考えていたなら、まず失敗することはないだろうと思います。


松下幸之助一日一話

2013-04-21 07:58:02 | 日記

4月21日

しつける


 日本人は、頭もよく、素質も決して劣っていない。だから何がいいか、悪いかぐらいは百も承知しているはずであるが、さてそれが行動になって表われたりすると、たちまち電車に乗るのに列を乱したり、公園や名所旧跡を汚したりしてしまう。

  やはりこれはお互いに「しつけ」が足りないからではないかと思う。いくら頭で知っても、それが子どものときからしつけられていないと、いつまでたっても人 間らしい振舞が自然に出てこない。つまりせっかくの知識も「しつけ」によって身についていないと、その人の身だしなみもよくならず、結局社会人として共に 暮らすことができなくなってくるのである