アンデス山脈の裾野に広がる砂漠、そのなかにアタカマ塩湖はある。
標高約2300㍍の高地だが、かっては海だった。アンデス山脈の造山
活動で隆起して、海が干上がりリチウムなどがたまったらしい。
湖の広さは約3千平方メートル、鳥取県とほぼ同じ面積だ。湖といって
も水がある場所は少なく、ほとんどは砂まみれになった岩塩の固まりだ。
リチウムは湖の地下に潜んでいる。アンデス山脈の雪解水などが岩塩層
にしみこむ、リチウム塩などを溶かして塩湖の底に流れ込む。
この水を井戸でくみ上げ、天日で乾燥させて濃縮する。年間で雨が降る
のは数日というカラカラの気候が生産を助ける。水をくみ上げ、太陽熱
で乾燥させるので、エネルギーはほとんどいらない。コストも安い。
その後、工場に運び、不純物を取り除いたあと、最終製品である炭酸リ
チウムや水酸リチウムを製造する。
日本のリチウムイオン電池は世界の生産量の半分を占めている。原料の
リチウムはその多くがアタマカ塩湖でとれたものだ。
標高約2300㍍の高地だが、かっては海だった。アンデス山脈の造山
活動で隆起して、海が干上がりリチウムなどがたまったらしい。
湖の広さは約3千平方メートル、鳥取県とほぼ同じ面積だ。湖といって
も水がある場所は少なく、ほとんどは砂まみれになった岩塩の固まりだ。
リチウムは湖の地下に潜んでいる。アンデス山脈の雪解水などが岩塩層
にしみこむ、リチウム塩などを溶かして塩湖の底に流れ込む。
この水を井戸でくみ上げ、天日で乾燥させて濃縮する。年間で雨が降る
のは数日というカラカラの気候が生産を助ける。水をくみ上げ、太陽熱
で乾燥させるので、エネルギーはほとんどいらない。コストも安い。
その後、工場に運び、不純物を取り除いたあと、最終製品である炭酸リ
チウムや水酸リチウムを製造する。
日本のリチウムイオン電池は世界の生産量の半分を占めている。原料の
リチウムはその多くがアタマカ塩湖でとれたものだ。