ボタンの掛け違い?植民地にならないための苦渋の選択?それとも?
「明治維新」とは何だったんだろう。
欧米から植民地にされないために、旧態依然とした幕藩体制を倒して産業革命を起こし、欧米のように近隣諸国を植民地とする。(主語は?)
簡単に言うと、従来はそのようにとらえられていた。
しかし、どうもおかしいことは多すぎた。
小さな藩が連合したところで、幕府が倒せたのだろうか?
孝明天皇の、あまりにもタイミングのよすぎる死…等々。
他にもいろいろあるだろうが、今の「明治維新」のとらえ方は、だいぶ違うようである。
すなわち、国際金融資本に後押しされた新政府が幕府を倒し、彼等の手先となって近隣諸国を植民地とする。
さらにその先のことを言うと、戦争の加害者となって経済はメチャメチャになるが、奇跡的な復興を果たし、世界経済の№2にまつりあげられるが、バブルによって再度経済が破壊され、アメリカの植民地となる。(繁栄させて乗っ取る)
結局は植民地じゃねえか。
ただ、「明治維新」なしに植民地になっていたら、今の生活より貧しかっただろうけれど、少なくとも他国に迷惑はかけずに済んだ。
戦争で侵略しなくても、日本が経済的に豊かであり続けるためには、どこかの国が苦しんでいることになる。
仮に植民地になったとしても、中国を中心にアジアの文化・経済圏を構築できたかもしれない。
これは、今からでも遅くはないようで、民主党政権は反米親中政権だと言っている人もいる。
右の地図を拡大して見ていただきたい。(面積は正しい)
メルカトル図法に慣らされていると、日本はすごく小さく感じるのだが(それも作戦?)、日本は案外大きいことに気づく。
比べてほしいのは、北緯40°のライン。(すみません、地図は45°)
日本では秋田・岩手の北部に当たるが、ヨーロッパではギリシア・イタリア南部・スペインに当たる。
これらは、ヨーロッパでは温暖な地域である。
また、イギリス・ドイツは樺太の辺りである。
ヨーロッパは暖流と偏西風により、緯度のわりには暖かいということなのだが、わかってほしいのは、ヨーロッパは基本的に寒いということである。
ヨーロッパへ行く海外旅行者は、日本よりも少し暖かい格好をして行くらしい。
我々は、ヨーロッパは暖かいというイメージを持っているが、実は違うのである。
すると、どうなるか。
ア ジ ア=暖かい=食料が豊富=人口が多い → 豊か
ヨーロッパ=寒 い=食料がない=人口少ない → 貧しい
だから、ヨーロッパは奪うのである。
中国は、かつてヨーロッパなんて足元にも及ばない力を有し、大遠征を繰り返したが、他国を植民地にはしなかった。いや、する必要はなかったのである。豊かだったから。
コロンブスと同じ頃中国(明)では、鄭和が150mの宝船を60隻も率いて航海をしていた。壊血病を予防するために、野菜を栽培しながら。一説によると、アメリカ大陸や南極大陸も知っていたとも言われている。一方、コロンブスのサンタマリア号は20m。それがたったの3隻。これが、ヨーロッパと中国の国力の差。しかも鄭和は宦官。タマがないのによくがんばったもんだ。(宦官ない、いや関係ない)
ヨーロッパが進んでいて豊かに思えるのは、産業革命後の姿を見ているから。
産業革命後に、ヨーロッパのアジア、アメリカ、アフリカの植民地支配は強化していく。
(しかも、物質的豊かさにすぎない)
ヨーロッパは、飢饉によって何度か人口が激減した。
アメリカ大陸からもたらされたジャガイモがなかったら、今のヨーロッパの姿はなかったかもしれない。
ヨーロッパは自然が厳しいので、砂漠の宗教キリスト教が根づいた。
アジアは自然が穏やかなので、仏教はやさしい。
ヨーロッパで托鉢なんて成り立たないんじゃないの。
アジアの人口密度が高いのは、豊かだからである。
日本は、欧米に必死にくっついていこうとした結果、欧米並みの豊かさ(物質的)を手に入れはしたが、彼等の手先としてアジアを侵略した。
人間は、一度楽な生活を手に入れると、なかなか元には戻れない。
農業を捨てて、便利な都市に住み、体を使わない仕事に就く。そして、くだらないTVや文化にうつつを抜かし、骨抜きにされる。不満は同じアジアか身内に向くように仕向けられる。
いつボタンを掛け違えたのかな~。
もしかしたら、信長の頃から目をつけられていた?
ブログではなく、エログになってしまった。次回のお題は「枯れ尾花」。いよいよ陰謀の正体を暴きます。が、更新はいつになるかわかりません。このひっぱり方は村上春樹ばり?
ルーテシア、10,000km達成。