
「男モンの財布考」第2弾。
JKとの東京お散歩の際入手したハンス・オスターの財布について。
ハンス・オスターはデンマークの革職人で、彼の作品は現地でも垂涎の的とのこと。革製品好きが最後に行き着く先と言われている。
銀座の「北欧の匠」のみで手に入る逸品。
ご主人(息子さん?)の23年!使っている小銭入れを見せてもらった。
ブラウンのものが、すっかり黒くなっている。
糸はわざとほつれたままにしているそうだが、革は全く傷んでいない。
(ほつれや象牙の割れ等、修理可能)
天然の接着剤を使用しているとのことで、独特の匂いがした。
象牙の留め具が入る穴は決してバカにならず、日本の革職人が不思議がっているそうだ。
ホックよりいい。
(実際、23年使っているご主人のものも、バカになっていなかった。)
購入の際、長財布、二つ折り財布、小銭入れで、迷いに迷った。
すべて約45,000円。
(小さい方が手間がかかっているから、本当は高いらしい)
できれば、全部ほしかった。
結局は、現物があった小銭入れに。
2つあったが、薄い方にした。
色はブラウン。
決め手は、同じような財布を持っていなかったから。
これが大正解。
まずは、見た目から想像もつかない大容量。
ワイルドスワンズのバーンの中身を全て飲み込んだ。
しかも薄くて小さい。
そして何よりも、小銭が取り出しやすい。
蓋が小銭受けとなって、見やすい。
内側の革の明るい色がまたいい。
これを使うと、もう他の財布には戻れない。
問題は、お札だ。
2つに折れば入るのだが、1万円札は少し曲がる。
おつりに何枚かの札をもらった時は、少し困る。
こいつに札入れがついていれば完璧。
今は、無性に二つ折り財布がほしい。
札入れとして、ホワイトハウスコックスのマルチパースを使っている。
(S9829 シェルコードバンのやつ。これはこれで薄くていい)
同じ革の札入れとして持ちたい。
そう思ってしまう。
何よりも、店で見た二つ折り財布がカッコよかった。
札入れとして使うなら、長財布か。
これは、バーンの代わりとして使えそう。
(だから、バーンの立場がなくなると思ってやめた)
札を折らなくて済むのがいい。
長さも短め。
バーンを持っていなかったら、これだったね。
う~ん。
3つ全部揃えたい。
今までに財布を買いすぎた。
もっと早く出会っていれば。
いい仕事しています。
バーンの記事で、誤解を招きかねない部分があったので、説明を加えます。
まず、「ワイルドスワンズのシェルコードバンはB級品らしいので、汗に弱い」の部分。
ラストクロップスでは「ラフアウト」シリーズとしている。
以下、ラストクロップスのサイトより。
このシリーズはラフアウトの名前のとおり、革にキズやシミ等のあるコードヴァンを使用して製作している製品でございます。
ワイルドスワンズのサイトでは明記されていないようだ。(ちゃんと調べていない)
手に入れたのはオークションだが、数回使用とのことで、フラップの革が傷んでいた。
水分を含んだような感じ。
通常のホーウィンのコードバンはそんな痛み方はしないので、上記のような表現をした次第である。
B級品=汗に弱いと言っているわけではないことと、汗による痛みという根拠がないことを明記せず、誤解を招いてしまったことをお詫びします。
5周年のものは、ラフアウトではないと思います。
これも根拠はないが、ホーウィンは日本のメーカーに最高級品を渡しているのか、という疑問を持っている。なぜならば、ホワイトハウスコックスのホーウィンのコードバンと同じものには見えないから。だから、B級品なのだろうか。ホーウィンは有名な「恩義」により、オールデンには最高級品を納入しているらしい。この疑問の理由は、ブログに書いてある通りです。(ユダヤ=キリスト教徒の白人の、非キリスト教徒=有色人種への差別意識)
最近気づいたのだが、バーンの小銭入れは船形に開くので、小銭が見やすい。
ただし、中の仕切りは切ってある。
どう書いても、ワイルドスワンズやホーウィンのコードバンをよく言っていないように取られると思いますが、両方とも好きです。
完璧な財布には、未だに出会っていない。
この記事は、一度掲載したものを削除し、再度掲載したものです。一人で少量生産している製品を、不特定多数を対象としたブログで取り上げるのはいいことではないかもしれない、と思ったからです。しかしながら、迷った末に、掲載を決めました。理由は、自分が見たいから。勝手です。
某巨大掲示板で、ワイルドスワンズのタングのベロを切ることが話題になっていた。切り方。ベロの後ろに小さな鉄板を挟み、カッターですうーっと。革を切り過ぎないように。小銭を取り出しやすくなる。