魔女狩り=差別・いじめの構造は、人間の心の弱さを映し出している。
魔女狩りは遠い昔のことと思いたいが、いろいろと形を変えて姿を現す。
例えば、ヒトラーのユダヤ人差別。
ヒトラーは、第一次世界大戦に敗北し、世界恐慌で経済がメチャメチャになったドイツで、ドイツ人は優秀だと言って人気を得た。しかし、優秀な民族や劣った民族はいない。これは、個人も同じ。優秀な人、劣った人はいない。そこで、ヨーロッパで差別されていたユダヤ人を劣った民族として、差別を強化することにより、ドイツ人は優秀だということにしたのである。
これは、いじめの構造と全く同じ。(このことは何度も繰り返し言ってきた)
ヒトラーの時代は、まだ自由・平等の考え方が広まっていなかったから?
いや、違う。魔女狩りやユダヤ人差別は、今も形を変えて起こっている。
まずは、公務員バッシング。
バブルの頃は、誰も公務員になりたがらなかった。不景気の今、公務員にはなかなかなれないらしい。
まあ、公務員にもいろいろ問題はあるだろう。
ただ、ここで言いたいのは、公務員バッシングは支配者側の思うツボであるということ。
民間労働者も公務員も、使われている身であることに変わりはない。
共通の敵から目をそらせるために、民衆を分断するのは支配者がよく使う手である。
公務員は格好の標的だ。
しかも、強かった公務員系の労働組合が弱体化し、一石二鳥。
公務員に文句を言っても、民間労働者の給料は上がらない。服務規律が厳しくなるなど、自分達の首を絞めるだけ。
もう1つは、煙草。
健康を害する。金がかかる。人に迷惑をかける。まずい…等々。
が、単純に言って、税金を払って自分の寿命を縮めているだけなのに、なぜ文句を言われなければならないのだろう。
健康の害についても、他に口にしている毒は山ほどある。(農薬、人工甘味料、人工保存料等々)
本ブログでは、インディオ達が吸い始めてから何千年も人類が行っていることで、体に悪いことはない、という立場を取る。
なぜ、これほどまでに煙草は嫌われるのか。
アメリカ発でおかしいと思っていたのだが、これは現代版「魔女狩り」の実験ではないか。
健康に悪いことが「科学的」に実証でき、煙という多くの人が嫌がるものを出す。
「嫌煙」と言うだけで、清潔な「いいモン」を演じられる。(脳=都市化とも関係ありそ)
被支配者をいがみ合わせることに、まんまと成功した。(寛容性がなくなった)
嫌煙ブームと陰謀論を結びつけているサイトはあまりないような気がする。
「魔女」。
男社会の、女への畏れがモロに出ているね。
憲法改正。賛成論者は、自分が本当に戦争に行くのか!