かはたれのジエン

イタチの最後っ屁 ・・・なので、コメントにも屁を垂れるしかできませぬ

グローバリズムと「自由」

2024年06月27日 | よしなしごと 

グローバリスト

 前回前々回の記事で、今起こっている動きをシンプルに考えてみた。
 できるだけ要らない部分を削ぎ落して。

 そうすると、「経済の自由」を巡る対立ではないかということに辿り着いた。
 今回は、その「自由」は誰のためなのか、について考えてみたい。

 欧米の「グローバリズム」は「資本家」にとっては理想的なFREEの状態であり、中露の「権威主義」は束縛以外の何物でもない。
 このような見方に抵抗があるかもしれないが、ひとまず余計なもの(善い悪いとか、好き嫌いとか)を剥ぎ取って、そう考えてみましょということだ。

 欧米のグローバリズムは、自由に活動する「資本家」群が余りにも巨大になり過ぎ、どうにもならなくなっているように見える。
 一方、中国・ロシアは、その「資本家」群の動きを制御しようといているために、「権威主義」などとと悪く言われるのかもしれない。

この巨大な「資本家」群を、当ブログでは「国際金融資本」と言ってきた。トランプは「ディープステート」と呼び、プーチンは「アメリカを背後で動かすもの」と言った。また、村上春樹が「システム」と名づけたものにも近いだろうし、当ブログでは「脳のクセ」と呼んできた。ちなみに、戦前の日本では「ディープステート」が新聞に載っている。ただ、トランプやプーチンを全面的に信用しているわけではない。

 「資本家」は、中々表に姿を見せない。
 「社長」と勘違いしやすいが、社長ではない。

 「社長」も、所詮「労働者」にすぎない。
 資本家が、株式等で会社の所有権、経営権(株主総会)を持っている。

 簡単にいうと、世の中「資本家」と「労働者」しかいない。
 そして、一握りの「資本家」が世界の富を独占し、巨大な「権力」を握っている。

「資本家」をなくそうというのが、「共産主義」の考え方。だから、今の中国・ロシアを「共産主義」というのは間違い。「共産主義」は「労働者」にとっては理想、「資本家」にとっては悪夢、のはず。だから、潰されるし、「悪」の印象を持たされる。ただ、当ブログでは「共産主義」が実現するとは思っていない。実際に、そこに至る過程でソ連・中国は独裁主義となった。社会の一つの理想像と考えている。(日本国憲法のようなもの)

 欧米の「グローバリズム」は、「自由と民主主義」を掲げているけれど、その「自由」は自分達(資本家)のためであって、民衆(労働者)の自由は二の次であることがわかる。
 欧米は「自由と民主主義」を都合よく用いて(ダブルスタンダード)各地で民衆を弾圧し、戦争を引き起こしているからだ。

 中露(BRICS)も「資本家」を否定しているわけではない(社会主義の中国でさえ!)
 もしかしたら、欧米よりもひどい管理社会を目指しているのかもしれない(これを、人々は一番警戒しているのだろう)

 では、どうすればいいのか。
 現実的な解決方法のヒントになるのが、日本の「護送船団方式」ではなかろうか。

 当時、国が企業を強力に指導し、日本の高度経済成長を支えた。
 人々の「自由」もあった。

コロナを見てわかるように、日本人は個人の自由よりも「同調圧力」を優先する、ということとも関係はあるだろう。

 再び高度経済成長を望むのは無理だろうけれど、我々はその「やり方」を知っている。
 他の文化圏でも、「グローバリズム」に対抗する「やり方」を持っているのだろうが、我々にはわからないように仕向けられている。

 明治維新以来、日本では欧米の価値観が「善」と思わされてきた。
 世界を支配し混乱に陥れている、「ヨーロッパ=キリスト教」的な「やり方」から、そろそろ脱却する時が来たのではないだろうか。

欧米の尻にくっついてる日本はどうなるんだろう。トヨタの動き(されていること)がキーとなるような気がする。

6/23 パンダ 12万km

 

 

 

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