19日(金)、標津町教育研究所が主催する研修講座が川北小学校と標津中学校で行われました。
本校には、秋田県の美郷町立仙南小学校から2名の先生をお招きし、5年生の算数科の模擬授業を行いました。メール等で本校の5年生の様子などについてお知らせはしているとはいえ、初対面のクラスでいきなり授業を行うということは大変のことですが、秋田県で実践されている授業スタイルをそのまま実践し、かつ、二人の先生の絶妙な掛け合いと児童へのやさしく、きめ細かな支援が随所に見られ、「パワフル5年生」のよさをたくさん引き出していただきました。5年生も一生懸命に取り組んでいました。2学期始まって2日目、また、他の学年は午前授業、しかも他校から授業参観に多数参加されることから、体育館に机といすをもってきて教室を復元、慣れない環境の中、すばらしいがんばりでした。本当に5年生には感謝しています。
ちなみに、5年生になった理由ですが、6年生は、修学旅行を間近に控えているという事情があってのことです。
それから、なぜ秋田県の先生なのかといいますと、ご承知のように、秋田県は、全国学力学習状況調査では、毎年のように第一位の座を獲得しています。学力向上の取組には全国から注目が集まっています。一方的に教師が説明し、知識を習得させるという授業ではなく、子どもたちの学びあいを重視し、教師が子どもの発言をひろい、つなげ、学びを広げていくというスタイルです。この学習スタイルに標津町としても注目し、いわゆる『標津型学習スタイル』というものも形成されています。
本校は、数年来、秋田県とりわけ美郷町や大仙市と本町とが教育委員会を通じまして教員レベルで交流がなされています。(ちなみに、私も6月に美郷町立仙南小と大仙市立仙北中の視察に行かせていただきました。6月5日の運動会の翌日出発というスケジュールでしたが・・・)
また、研究協議では、北海道教育庁根室教育局から指導主事の児玉先生、来賓として標津町教委の青山教育長、大井指導主幹が来校されました。
本校の教員は、熱心な授業参観と研修協議に向かう姿があり、多くの財産を得たものと考えます。今後の学習指導に大いに活かされると確信しています。
☆秋田県ならでは(出羽)の味わいある授業でした 少し高度なダジャレを言ってみました。